長崎県

知事への提案[平成26年度 交通・運輸]


2019年6月3日更新

 平成26年度(2014年度)にお寄せいただいた「知事への提案」のうち、「交通・運輸」に分類されるものを紹介しています。
 ご提案の内容については、趣旨が変わらない範囲で要約することがあります。

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目次

 

県庁移転の検討会議及び長崎空港の24時間運航について

意見・提案
内容等
  1. 県庁は今の場所に建替を望みます。今の江戸町、築町の開発、活性化を検討されたらどうかと思います。江戸町や築町の居住区の皆さんはそれを望んでいると思います。理解が深まるまで話し合っていただきたい。現在は、移転ありきで話が進んでいるようであります。魚市跡地の有効活用は長崎市が進めている長崎駅西側の開発と一緒に進め、観光、人、船、物流の拠点にしてほしい。そのために港を整備・改修し、東南アジアや中国はじめ各国の輸出・入の拡大を図る東の福岡、西の長崎にしてほしい。
  2. 大村の長崎空港を24時間運航にし、貨物便を運航するため、滑走路を今の滑走路と並行してもう一本建設してはどうか。大村の海上空港であり地域にはあまり害はないと思います。東南アジアや中国はじめ各国からの貨物を取り扱い、陸上運送の拠点として活性化を図る新幹線開通、それと同時に県中央大村、諫早の活性化につながると思うがどうでしょうか。これから長崎の50年また100年先の考えで老人の考えであると理解していただきたい。

受付日:2014年4月23日 [県内 80代]

県の回答

【回答課:県庁舎建設課】
 ご提案にありました「県庁移転についての検討会議」についてご説明させていただきます。
 新県庁舎の整備については、これまで有識者による懇話会や県議会において様々な観点からご議論をいただき、また県民の皆様からのご意見をお聞きしたうえで、長崎魚市跡地に移転新築することに決定したところであり、平成26年2月には設計業務が完了し、現在、平成29年度早期完成を目指して工事の発注準備を進めているところです。
 また、現庁舎の跡地活用についても、検討を進めておりますので、ご理解をいただきますようお願いいたします。

【回答課:新幹線・総合交通政策課】
 ご提案にありました「長崎空港の24時間化」についてお答えいたします。
 長崎空港の現在の運用時間(15時間)から24時間化されることは、人流・物流両面から重要であると認識しており、今年度県においても運用時間の延長について調査・検討を行うこととしております。
 この、運用時間の延長については、現在、空港の管理者であります国へ要望活動を行っているところであり、また、国際航空貨物についても、今年度需要量などの調査を行うこととしているところです。
 長崎空港の利用者数は、昨年度286万3千人を超え、人流面では上向きの傾向にあります。
 今後とも、本県が誇る世界初の海上空港であります長崎空港が、よりその存在価値を増すよう、必要な取り組みを行って参りますので、ご理解いただきますようよろしくお願いします。

【回答課:港湾課】
 ご提案にありました「長崎空港24時間運用のために、もう1本滑走路を建設する」についてご説明させていただきます。
 空港の離発着容量は、滑走路1本の場合10万回/年以上ありますが、長崎空港の直近の実績は3.1万回/年(H24)で、不足している状況ではありません。このために滑走路の増設は難しいと思われます。
 滑走路1本であっても、滑走路のメンテナンス時には運用時間を変更することで、完全ではないものの24時間運用が可能ですので(那覇空港、北九州空港等)、ご理解いただきますようお願いします。

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新幹線反対及び長崎本線の複線化と観光列車の運行について

意見・提案
内容等

 長崎新幹線には反対の立場です。たかだか20分の時間短縮に対する費用(税金の投入)対効果はないでしょう。工事の美味所は大手ゼネコンが持って行くでしょう。県下の中小企業にどれだけの恩恵があるか疑問です。
 それより今の長崎本線を複線化し、観光SLを走らせればよいかと思料いたします。SLは市内中央公園に保存されています。山口県のやまぐち号や大井川鉄道のSLがどれだけ集客してますか。トンネルばかりの新幹線に比べ有明海や大村湾沿いを走るSL。観光立県の名物になる事でしょう。ご検討のほどよろしく願います。

受付日:2014年4月14日 [県内 60代]

県の回答

【回答課:新幹線・総合交通対策課】
 <九州新幹線西九州ルート(長崎ルート)について>
 西九州ルートが開業すると、博多から長崎間は、現行の最速の特急かもめより28分短縮され、最速1時間20分で結ばれます。(平成23年国土交通省試算)
 西九州ルートは、総便益4,594億円/総費用4,206億円=投資効果1.1と算定されており、十分に投資効果があると判断できます。また、新幹線が整備された県とそうでない県では、観光客数の推移に大きな差が見られます。
 長崎県は、将来的に人口の減少が見込まれ、これからの長崎県の発展のためには、産業の大きな柱である観光分野の活性化や企業誘致への積極的な取り組みなどが必要となり、このためにも、新幹線や高速道路など高速交通網の整備が欠かせません。西九州ルートが整備され、中国・関西圏、そして九州新幹線鹿児島ルートとのつながりが強化されることなどによって、年間70億円程度の経済波及効果を見込んでおります。
 したがって、県としましては、西九州ルートの1日も早い整備と開業に向けて努力してまいりますので、今後ともご理解とご協力をよろしくお願いいたします。
<JR長崎本線の複線化と観光列車の導入について>
 JR長崎本線(肥前山口から諫早間)につきましては、新幹線区間の並行在来線であり、九州新幹線西九州ルート(長崎ルート)の開業により、肥前山口駅、並びに諫早駅からの二次交通の柱として活用していくこととしており、提案をいただいております、観光列車の導入をJR九州に要望しております。
 その結果、県内でも、JR大村線にスイーツ列車の導入が検討されておりますが、どのような列車を導入するかは、最終的にJR九州が判断することとなります。
 県としても、鉄道が持つ魅力、外部からの集客力の高さは理解しており、今後、観光振興などの関係部局と連携して観光列車の導入を促進していきたいと考えております。

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長崎市のお買い物バスの運行について

意見・提案
内容等

 長崎市内を運行しているお買い物バスを観光地も走らせてはどうかと思います。もちろん夜は世界3大夜景の稲佐山の夜景へです。停留地は英語、中国語、韓国語を表示すること。異国情緒満載の2階建バスを1台走らせたらもっといいですね。

受付日:2014年4月14日 [県内 60代]

県の回答

【回答課:交通局】
 ご提案にありました「長崎市のお買い物バスの運行」について、ご回答させていただきます。
 『ながさきお買いものバス』は、長崎市の中心市街地の活性化に寄与することを目的として、平成23年12月から土日祝日限定で商業施設等3箇所を結ぶルートで運行を開始いたしました。運行に使用しているバスは、かつて長崎市が運行していたコミュニティバス『らんらん』の車両を活用しております。
 本年4月からは、更なる利便性の向上を図るため、停車するバス停を増やして運行範囲を拡大し、これまで土日曜祝日のみの運行だったものを平日も運行することといたしました。今回の運行ルート見直しについては、これまでの買い物拠点に加え、市役所や図書館などの公共施設等を循環することとしており、市役所周辺部や中央橋から夢彩都へ直行で結ぶルートとなっております。
 『ながさきお買いものバス』は、お買い物利用の利便を向上させ、中心部での回遊性を高めようとする路線であるため、現時点ではご提案にあった観光地をも回遊する形態となっておりません。
 長崎県は、海外との交流による独特な文化や史跡、美しい景観などに恵まれており、このような観光地を巡るバスをとのご提案は、観光振興にも寄与する貴重なご意見であると考えております。
 いただいたご提案につきましては、利用の見込みや運行に伴う費用など、採算性の確保が可能かどうかも含めて、今後の研究材料とさせていただきたいと考えておりますので、ご理解いただきますようお願いたします。

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このページの掲載元

  • 県民センター
  • 住所:長崎県長崎市尾上町3番1号
  • 電話:095-894-3441
  • ファクシミリ:095-826-5682
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