長崎県

知事への提案[平成27年度 交通・運輸]


2016年5月25日更新

 平成27年度(2015年度)にお寄せいただいた「知事への提案」のうち、「交通・運輸」に分類されるものを紹介しています。
 ご提案の内容については、趣旨が変わらない範囲で要約することがあります。

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目次

 

九州新幹線長崎ルートについて

意見・提案
内容等

 九州新幹線長崎ルートについては、在来線とフル規格の軌道が混在し、博多駅から新鳥栖駅までは既存のフル規格軌道、新鳥栖駅から武雄温泉駅までは既存の在来線軌道、武雄温泉駅から長崎駅までは新設のフル規格軌道となる計画ですが、先般、国土交通省よりフリーゲージトレインの開発遅れに伴った「リレー方式」が提案されました。新鳥栖駅から武雄温泉駅の在来線軌道の区間については、既存の特急を利用するものであり、乗り換えが伴うものです。ここで、武雄温泉駅から長崎駅の区間に関して提案があります。
 武雄温泉駅から長崎駅の区間については、最先端の「リニアモーターカー」を採用してはどうでしょうか。話題になって、乗客や観光客が増えるのではないでしょうか。

受付日:2016年3月11日 [県内 年代不明]

県の回答 【回答課:新幹線・総合交通対策課】
 西九州ルートは、平成24年6月にフリーゲージトレインの導入を前提として、武雄温泉から長崎間の工事実施計画の認可を受けたところですが、フリーゲージトレインの技術開発と量産車の製造が遅延することが明らかになったことを受け、協議が進められてきました。その結果として、3月29日に関係者間で武雄温泉駅にて新幹線と在来線を乗り換える対面乗換方式を導入することについて合意がなされ、県といたしましては、平成34年度までの開業に向けて道筋が示されたものと考えております。
 西九州ルートは、長年にわたる協議・調整の結果、本県と、福岡県、佐賀県及びJR九州が、新鳥栖から武雄温泉間の在来線を活用した、フリーゲージトレインでの運行を行うとの合意を得て、ようやく認可をいただき、着工できたところであります。
 このような中で、リニアモーターカーを導入することにつきましては、鉄道と走行方式が根本的に異なり、必要となる施設も異なるため大幅な手戻りが生じ、現在予定されている平成34年度までの開業が困難になること、建設に莫大な費用がかかること等様々な課題が生じるため、本県として現段階で視野に入れることは考えておりません。
 このようなことから、まずは国土交通省や鉄道・運輸機構によるフリーゲージトレインの実用化に向けた技術開発の状況を注視しつつ、新幹線の開業効果が早期に発現できるよう、平成34年度までの開業に向けて全力で取り組んでまいりますので、今後ともご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

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九州新幹線長崎ルートについて

意見・提案
内容等

 特急かもめに乗っていると、鳥栖肥前山口間で電車の揺れを非常に感じます。ほぼ直線なのになぜだろうかいつも気になっています。
 佐賀県は財政的面からフリーゲージトレインの導入を決めているとのことですが、現在も特急の利用者は佐賀駅からが非常に多く、利用者の立場から見ると長崎県、佐賀県と考えず、全体的立場で考えスムーズな運行を望みます。そのためには、フル規格が一番よいと考えるので長崎県が関係各機関へ働きかけて賛同を得ていただきたい。

受付日:2016年3月7日 [県内60代]

県の回答 【回答課:新幹線・総合交通対策課】
 九州新幹線西九州ルートは、長年にわたる協議・調整の結果、本県と、福岡県、佐賀県、及びJR九州が、新鳥栖から武雄温泉間の在来線を活用した、フリーゲージトレインでの運行を行うとの合意を得て、ようやく認可をいただき、着工できたところであります。
 また、開業のあり方については、フリーゲージトレインの技術開発と量産車の製造が遅延することが明らかになったことを受け、与党 整備新幹線建設推進プロジェクトチームの下に「九州新幹線(西九州ルート)検討委員会」が設置され、ご議論をいただいたうえで3月中に方向性が示されることとなっておりますが、その動向を注視しているところです。
 このような中、直ちにフル規格を求めることは、財源問題、投資効果の再検証、並行在来線問題等の解決すべき課題が生じることから、慎重に対応していくことが必要であると考えております。
 このようなことから、県といたしましては新幹線の開業効果が早期に発現できるよう、国土交通省や佐賀県、福岡県と調整の上、一日も早い開業を目指して全力で取り組んでいきますので、今後ともご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

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九州新幹線長崎ルートに関する要望について

意見・提案
内容等

 九州新幹線長崎ルートに関して要望させて頂きます。
 フリーゲージドレインが完成するのか未知数になりそうな気持ちがしてきました。
 そこで、長崎県より国土交通省 九州旅客鉄道株式会社さん、佐賀県、武雄市、嬉野市、鳥栖市へもう一度フル規格の要望をして欲しいです。
 佐賀県が難色すると予想されますが、主要銀行と手を結んで行事を行ったり出来るのではないかと思います。
 せっかく作るのにたった28分しか変わらず、運賃は上がるのは観光県長崎県にとってマイナス以外の何物でも無いのではと思います。
 フリーゲージトレインは現在の長崎から肥前山口間で博多まで走らせてというアイデアもあるのではと思います。
 正直1分でも早く完成するのが望ましいと思います(ハウステンボスも黒字化してます)ので、中村県知事の腕の見せ所期待しております。

受付日:2015年12月6日 [県内20代]

県の回答 【回答課:新幹線・総合交通対策課】
 九州新幹線西九州ルートは、長年にわたる協議・調整の結果、本県と、福岡県、佐賀県、及びJR九州が、新鳥栖から武雄温泉間の在来線を活用した、フリーゲージトレインでの運行を行うとの合意を得て、ようやく認可をいただき、着工できたところであります。
 このような中、直ちにフル規格を求めることは、財源問題、投資効果の再検証、並行在来線問題等の解決すべき課題が生じることから、慎重に対応していくことが必要であると考えております。
 このようなことから、まずは、現在いただいている認可のもと、国土交通省、鉄道・運輸機構や佐賀県等関係自治体とも協議・連携し、1日も早い開業を目指して、全力で取り組んでまいりますので、ご理解いただきますようお願いします。

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五島の路線バスについて

意見・提案
内容等

 東京都から移住して6年になる五島○○町の住民です。都会は交通が便利ですが、五島のバスは乗降が本当に大変です。私は80才になり、病院に行ったり、買物に行ったりするので、バスだけは何とか本当にお願いします。午前10時頃と、午後3時から5時頃まで、ストレートにお願いします。私も足が不自由ですので、杖を利用しています。私の思いを一生懸命に書きました。

受付日:2015年8月19日 [県内80代]

県の回答 【回答課:新幹線・総合交通対策課】
 通院や買い物、通学等日常生活に必要不可欠な乗合バス路線については、 バス事業者の経営努力と国・県・市町の補助等により、必要な路線の確保・維持を図っております。
 また、バス車両のバリアフリー化につきましては、「高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律」に基づき、本県では低床バスの導入を推進しているところであり、段差のないノンステップバスについては少しづつ導入が進んでいる状況です。
 五島市内の乗合バスにおいては、一部、ワンステップバスが運行しておりますが、ノンステップバスはまだ導入されていないことから、高齢者や障がい者の方たちが安全で、安心して乗合バスをご利用していただけるよう、今後もノンステップバスの導入を含めたバス車両のバリアフリー化を推進していきますので、ご理解いただきますようお願いします。

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バスの車体広告について

意見・提案
内容等

 長崎を離れて45年になり、時々長崎に来ます。
 路面バスの車体が丸ごとコマーシャルに使われているのは、通りが狭い道中をよりゴチャゴチャにし、美観が損なわれているのではないでしょうか。目にする度に“動く広告塔”としての効果が如何かと思うし、特に観光客に対しては長崎県・市のイメージにプラスになるのかと思います。以前怪獣の絵のような不気味な絵などもありました。このことを提案として、県民、市民の方へ募集してみてはどうでしょうか。
 狭い道路をスッキリスマートに走るバス。以前の様な県営バス、長崎バスとオリジナルな色が懐かしいです。

受付日:2015年8月18日 [県外70代]

県の回答 【回答課:新幹線・総合交通対策課】
 バスの車体広告につきましては、各々の事業者の経営方針に基づき実施されており、近年、少子化や人口減少、自家用自動車の普及等により乗合バスの利用者が減少し続け、乗合バス事業者の経営が厳しくなってきている中、貴重な収入源となっております。こういった事業者の経営努力等により住民の日常生活に必要不可欠な乗合バス路線の確保・維持を図っているところでありますので、ご理解いただきますようお願いします。

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バス停における椅子の設置について

意見・提案
内容等

 私は県営バスを利用している者ですが、バス停に椅子がない所が多いと思います。老人はバスが来るまで立って待つのが大変苦痛に感じます。いつも椅子があったらいいと思っています。常設できる所には設置をお願いしたいと思います。

受付日:2015年8月17日 [県内80代]

県の回答 【回答課:交通局】
 現在、バス停に設置されている椅子につきましては、その多くが地域の事業者や自治会の皆様が設置されたものであり、県営バスで設置した椅子は1箇所もございません。
 椅子を設置する場合には、歩道の幅が広いことや椅子が風などで動かないように固定するなどの基準を満たしたうえで、道路の占用許可を受ける必要があり、そのほかにも現状の歩道幅員での歩行者等の安全性確保の問題なども考慮し、現在、県営バスではバス停の椅子の設置はしておりません。
 ご提案にお応えすることはできませんが、引き続き「安全・確実・快適・親切」な運行に努めてまいりますので、何卒ご理解いただきますようお願いいたします。

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県営バスの利用について

意見・提案
内容等

 赤いバスを見かけると、人が乗っているか気になり、バスの窓辺に目をやると乗客の姿は大抵少ない。県界近くになると空っぽの時もめずらしくないのはなぜか。もっと利用する方法を考えみたらどうか。
 暇がある、バスに乗降できる程度の体力もある、そのような高齢者の小さな旅の楽しみ、運動、多忙な家族に頼らないで用件を済ます等の利用が考えられ、高齢者の自立にも役立つ。そこで、1年間単位で格安のパスを売り出してみたらどうか。
 聞くところによると、佐世保市では現在対策がとられ、佐世保市のバスは高齢者の乗客でいっぱいとか。
 バスの運転士さんもある程度お客さんが多いのが嬉しいのではないか。どうかご一考をお願いしたい。

受付日:2015年7月22日 [県内 70代]

県の回答

【回答課:交通局】
 ご提案にありました、「高齢者に対する格安パス」についてご説明させていただきます。
 ご指摘のとおり、佐世保市内では高齢者に対する割引乗車券が発売されており、他の市でも自治体が乗車券やバスカードの積増券を発行しているなどの例がございます。
 こうした乗車券の発行においては、事業者が独自に実施する場合と、割引分を自治体が負担する場合がございます。
 諫早市に関しては、県営バスが運行するバス路線は利用者が年々減少しており、諫早市から赤字分に対する補助金をいただいて路線を維持しているところです。仮に割引率の高い乗車券を発売した場合、利用者が増えても収入が減り、補助金が増えてしまう場合もあることから、導入にあたっては市と充分に協議していく必要があると考えておりますので、ご理解いただきますようお願いいたします。

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企業誘致及び長崎空港の24時間化について

意見・提案
内容等

 県はさまざまの手段を使って企業誘致を試みてますが、正直言ってなかなか実績があがっていないのが現状だと思います。本来だったら三菱長崎造船があるので地元から様々な企業がたくさん出ても良いのですが、現状は同じような県と比べたらお粗末な現状だと思います。それはおそらく長崎県民、特に長崎市民の性格が関係しているのかもしれません。江戸時代以来唯一他国に開かれて日本の中でも先進県であったのがあまりにも歴史におんぶされて優雅な県民性が形作られたのかもしれません。逆に現在は日本の西の果てという地理的な条件などで後進県の一つになってしまいした。
 長崎空港は海上空港なので24時間空港にして世界から人を呼び込めないないのか。そうすると企業誘致にしても日本国内の企業だけでなく世界中の企業をターゲットに出来るのではないか。

受付日:2015年6月10日 [県内 50代]

県の回答

【回答課:企業立地課】
 ご提案にありました「企業誘致」についてご説明させていただきます。
 県では、県民の雇用の場を創出するために効果が期待できることから、製造業及びオフィス系企業等の誘致に取り組んでいます。
 ご指摘のとおり、本県は地理的に不利な状況もありますが、震災リスクの低さや人材の豊富さを生かした誘致活動を行った結果、平成26年度は9社の誘致が決定し、9社による雇用数は1,000人を超える計画となっています。
 県としては、市町とも連携し企業誘致を推進することで、今後とも良質な雇用の場の確保に努めてまいります。

【回答課:新幹線・総合交通対策課】 
 ご提案にありました「長崎空港の24時間化」についてお答えいたします。
 長崎空港の運用時間が現在の15時間から24時間化されることは、人流・物流両面から重要であると認識しており、県においても運用時間の延長についての調査や検討を行っているところです。
 また、運用時間の延長に向けた取組としては、現在、空港管理者の国に対し、要望活動を行うとともに、運用時間の延長につながる空港利用者の増加策にも取り組んでおり、昨年度は15年ぶりに300万人を超えました。
 今後も、本県が誇る世界初の海上空港である長崎空港が、よりその存在価値を増すよう、「長崎空港の24時間化」をはじめ、必要な取り組みを行ってまいりますので、ご理解いただきますようよろしくお願いします。

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このページの掲載元

  • 県民センター
  • 住所:長崎県長崎市尾上町3番1号
  • 電話:095-894-3441
  • ファクシミリ:095-826-5682
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