長崎県

知事への提案[平成29年度 交通・運輸]


2018年6月8日更新

 平成29年度(2017年度)にお寄せいただいた「知事への提案」のうち、「交通・運輸」に分類されるものを紹介しています。
 ご提案の内容については、趣旨が変わらない範囲で要約することがあります。

[知事への提案ページへもどる] 

 

目次

 

 

 

長崎空港の名称について

意見・提案
内容等

 世界の空港では、ジョンF.ケネディ空港、ドゴール空港そして ヒースロー空港というように特色ある名称が付けられており、国内でも、高知の坂本龍馬空港、山口では高杉晋作空港が検討されています。
 長崎空港も大いに特色ある名称をつけて観光客を呼び込もうではありませんか。
 長崎グラバー空港や長崎南蛮空港等いろいろ考えられると思います。 

受付日:2018年3月1日 [県内 50代]

県の回答 【回答課:新幹線・総合交通対策課】
 ご提案にありました「長崎空港の名称」についてご説明させていただきます。
 現在、長崎県内の空港では、対馬空港が「対馬やまねこ空港」、福江空港が「五島つばき空港」と愛称を設定しているところです。
 長崎空港は、昭和50年5月の供用開始の際に、昭和35年4月から使用していた「大村空港」から国内外で知名度が高い「長崎」に名称変更しており、また長崎空港は全国でも利用者の多い空港の一つであることから、その名称は国内外に広く認知され親しまれていると考えております。このため、現在のところ、愛称の設定は考えておりませんが、ご意見につきましては、今後の長崎空港の活性化の参考とさせていただきたいと思いますので、ご理解くださいますようお願いいたします。

目次へもどる

 

成田空港からのLCC就航について

意見・提案
内容等

 長崎空港にも成田空港からのLCCの深夜、早朝便を就航していただきたい。
 九州各県で既にLCCの成田空港での就航が開始されており、佐賀空港は、今年度、往復2便に追加されています。
 .深夜早朝便であれば、既存航空会社でも価格競争には巻き込まれにくく、海外とのアクセス向上に繋がります。
 台場の大江戸温泉物語の成田空港ビジネスモデルを参考に、夕方から深夜の雲仙ショート滞在型で、雲仙を認知、再訪してもらう機会創出もビジネスの拡がりとしては政策性が高い。 

受付日:2017年8月28日 [県外 30代] 

県の回答 【回答課:新幹・総合交通対策課】
 ご提案にありました「長崎空港への成田空港からのLCCの深夜、早朝便の就航」についてご説明させていただきます。
 成田空港からのLCCの就航につきましては、利用される皆様の利便性向上はもとより、国内外からの観光客数の増加も期待されるところではありますが、まずはLCCの継続的かつ安定的な運航の可能性等について、検討してまいりたいと考えております。
 また、県では現在、午前7時から午後10時までとなっております長崎空港の運用時間の24時間化に取り組んでおり、LCCの深夜・早朝便の就航についてもその中で検討しておりますので、ご理解くださいますようお願いいたします。

目次へもどる

 

 

九州新幹線西九州ルートについて

意見・提案
内容等

 九州新幹線西九州ルートについて、「武雄温泉から新鳥栖の三線軌条化による佐賀県内ミニ新幹線方式」を採用すべきだと考えます。
・メリット
1.武雄温泉から肥前山口の間の複線化と三線軌条化の実施が、佐賀県側の費用負担は全線フル規格よりも圧倒的に少なくなる。
2.新幹線、佐世保から博多を走る特急「みどり」、普通列車及び貨物列車の運行に影響を与えずに走行させることができ、佐賀県民の交通の足に影響を与えにくい。
3.時速320kmで走行可能な秋田新幹線用の車両が開発されており、新大阪までの直通運転が低コストで可能
4.車両整備拠点の集約が可能
 暫定的に検討されている武雄温泉駅での在来線乗り換え案では、新幹線車両は長崎から武雄温泉の間のみしか走れないため、大規模な検査を実施する施設を大村市に設置される車両基地に用意する必要がるが、ミニ新幹線の場合は、すでにJR九州が運営している九州新幹線の熊本総合車両所へ回送して実施できる。
・当案において懸念される問題等
1.三線軌条化に伴う保線コストの増大の恐れが考えられます。
 また、ホームとの間に隙間ができ、安全性に問題が出る恐れがありますが、ドア下のステップを現在の跳ね上げ式からスライド収納方式に変更し、在来線区間と新幹線区間でせり出すステップの幅を制御することで対応できると考えます。
2.踏切事故のリスクについては、在来線を走行するため、交通量の多い道路に設置された踏切を立体交差化工事を行うことにより、踏切自体を減らしていくことが唯一の対処法になります。
・最後に
 新幹線による乗り換えなしの移動が可能になることは、観光客だけでなくビジネス客も増加し長崎県・佐賀県共に需要を得られると考えられます。

 受付日:2017年7月24日 [県内 20代] 

県の回答 【回答課:新幹線・総合交通対策課】
 ご提案がありました九州新幹線西九州ルートの三線軌条によるミニ新幹線方式での整備についてご説明させていただきます。
 新鳥栖から武雄温泉間の三線軌条化によるミニ新幹線方式は、標準軌の幅のレールを敷設する工事等が必要になり、工事期間中の運休による輸送力の低下、財源問題、投資効果の検証、保守管理の複雑化等の課題が新たに生じると伺っておりますので、慎重に対応していくことが必要であると考えております。
 県としましては、去る7月28日の与党整備新幹線建設推進プロジェクトチーム「九州新幹線(西九州ルート)検討委員会」において、現在整備中の武雄温泉から長崎間のインフラを十分活用できる最善の選択肢として、多くの県民の声であるフル規格により整備していただくこと等を要望したところであります。
 このため、現時点におきましては、与党整備新幹線建設推進プロジェクトチーム「九州新幹線(西九州ルート)検討委員会」における議論の方向性をしっかりと見極めていく必要があると考えております。 

目次へもどる

 

 

上五島空港と小値賀空港の定期便再就航について

意見・提案
内容等

 上五島空港と小値賀空港は休廃止から11年以上が経ち、オリエンタルエアブリッジ社の現行機種の乗り入れのためには規模の拡張が必要であるため、再開が困難となっているので、フランスの航空機製造会社のATR社が開発を検討している短距離離発着(STOL)仕様の「ATR42-600S」を投入・使用してはいかがでしょうか。
 確かに、導入・維持管理などにかかるコスト等、膨大な費用が掛かると思われるが上五島空港と小値賀空港の拡張を行う場合と比べれば、コストパフォーマンスが良いと思われます。

受付日:2017年7月3日 [県外 30代]
 

県の回答 【回答課:新幹・総合交通対策課】
 ご提案にありました、「上五島空港と小値賀空港の長崎空港への定期便の再就航」につきまして、ご説明させていただきます。
 ご指摘のとおり、両空港は滑走路が800mであることから、運航はご提案いただいたような機材に限られてまいりますが、まず、両空港の路線廃止に至った経緯についてご説明させていただきます。
 両路線は、路線開設当時にはなかった高速船の就航により町民の利用形態が船に移行し、離島を取り巻く交通体系が著しく変化していたことから、当時、利用者数が落ち込んでおりました。このような状況で、国、県及び町による補助負担が大きく、補助を実施しながらも利用率が向上していなかったことから、維持が厳しい路線でありました。
 路線存続の必要性については、県と新上五島町、小値賀町で協議を重ねておりましたが、平成17年にオリエンタルエアブリッジ社から県及び両町に対し、廃止する旨の申し入れが行われ、県及び両町がそれを受け入れたことにより、平成17年3月31日をもって路線廃止に至ったところであります。
 以上のことから、再就航にあたっては、まずは両町住民の再就航への声の高まりや現在の両離島の交通体系を踏まえた航空路線の必要性を見極めていきたいと考えますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。 

目次へもどる

  

 [知事への提案ページへもどる]

 

このページの掲載元

  • 県民センター
  • 住所:長崎県長崎市尾上町3番1号
  • 電話:095-894-3441
  • ファクシミリ:095-826-5682
先頭に戻る

メニュー