地元住民の声

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 潮受堤防の締切により、背後地では防災効果が十分に発揮されると同時に、営農面においても常時排水が改善されたことから、作物選択の自由度が広がるなど、地元では非常に感謝されています。 

1.防災効果

  • 諫早市町内会長(A)
    私の町内では、以前は2年から3年に1回位は床下から床上浸水があったが、平成9年の堤防締切以降調整池の水位をマイナス1メートルに保っているので、平成11年7月23日の大雨でも、被害はなかった。
  • 諫早市町内会長(B)
    背後地は昭和32年570名の死者を出した諫早大水害があったが、平成11年7月の大雨は床上浸水の被害に見舞われたものの、調整池の水位をマイナス1メートルに管理することにより、早く水がひいており歓迎の至りである。
  • 森山町農業者
    潮受堤防の完成によって、ガタの除去や樋門管理等のたいへんな作業や被害から解放され、今、安全で安心した暮らしをようやく手に入れることができた。諫早湾干拓事業は着工以来、地元住民、関係市町、長崎県、農林水産省の四者が一体となって粛々と進めてこられた。

2.旧干拓地における営農面での効果

  • 地元農業団体
    旧堤防の内側では耕作放棄地が無くなった。また、イチゴ、トマト、ニラのハウスが建ち並んでいる。
  • 諫早市A農業者
    今年(平成15年)の干ばつはひどい。にもかかわらず水田には影響がない。これもひとえに、潮受堤防により既存背後地の水路に潮が上がってこなくなったため、用水が不足しなくなったからである。
  • 諫早市B農業者
    潮受堤防のおかげで、非常に助かっているのを地元以外は知らない。台風が過ぎたが、昔は旧堤防から700メートルの水田まで潮がきた。潮受堤防ができてからそれがなくなった。以前は、自然排水ができなくて、10日から15日間も稲が湛水したことがあった。
    また夢を持って、(新しい農地を)待ちかまえている農業者もいる。

3.環境面での効果

  • 諫早市町内会長
    本明川では堆積したガタが川の中央部からとれて小石が現れ、水の透明度が飛躍的によくなった。長年、淡水魚も海水魚もいなかったが、コイ・フナ・ハヤ・メダカなどが増えており、川の中で子供たちが遊ぶようなった。

このページの掲載元

  • 諫早湾干拓課
  • 郵便番号 850-8570 
    長崎県長崎市尾上町3番1号
  • 電話番号 095-895-2051
  • ファックス番号 095-895-2595