就活応援コラムバックナンバー(第9回_令和6年3月14日公開)

キャリアコーディネーター就活応援コラム 第9回「なぜ働くの?」考える

1.どんな時代に生き、働いていくのか

皆さんがこれから働く時代はどんな時代になっていくでしょうか。現代、そしてこれからの
社会は「VUCA(ブーカ)」と呼ばれるように、変化が早く不確実性が高い社会だと言われ
ています。さらにはAIやロボット技術によって一層便利な世の中になり、一方では地球環境
問題、自然災害、人口減少問題や、少子高齢化など、誰も正解を持っていない課題に向き合
っていくことも求められます。
また、価値観やライフスタイルの多様化に伴い、企業でもダイバーシティ&インクルージョン
の取組が浸透しつつあります。
このように変化の激しい時代に適応していくために、企業や事業も社会環境に適応するよう
変化していくことが求められるため、皆さんも今後働いていく中では予想だにしない課題に
向き合ったり、仕事をすることもあるかもしれません。
そのようなシチュエーションになったとしてもブレずに仕事をすすめていくためにも、今の
うちから自分の将来像を設計して、「どう生きるか」を考えてみることをお勧めします。

2.働く意味も考えてみる

「どう生きるか」を考えていく中においては、「どう働くか」を考えることに加え、
「なぜ働くのか」についても考えてみましょう。 「収入を得て生活するため」「世の中に
貢献するため」「自己実現のため」等、人それぞれ働く意味は異なります。
しかし進路を選択する際や仕事で悩んだときや困った時などに、自分なりの働く意味、
つまり「軸」があると、それが乗り越える力になってくれます。

これから就職先を選ぶ際には、「良好な人間関係」「将来性がある」「休日や福利厚生」
「給与・待遇」等も考慮しながらも「どう生きるか」「どう働くか」「なぜ働くか」につい
ても自分に問いかけてみてください。悩みぬいて得た「軸」があれば、自信をもって就活が
できるはずです。

3.最後に

変化のスピードが速く、先が見通せない時代においては「約束されたキャリア」というもの
はあるでしょうか。「この会社に入れば安心」と言えるでしょうか。 大企業や有名企業で
あっても必ずしもそうではないケースもありますし、キャリアを地図に例えるなら、ゴール
までの道のりが記された「キャリアパス」や「キャリアプラン」通りにはいかないことも
あります。

大事なことは、これからの見通しづらい社会では自分のキャリアは自分で切り拓き、自分で
決めていくということです。 そのためには社会を知り、自分を知ることが必要になります。
キャリアという地図上で自分の現在地と目的地を知ることです。そこに自分の「軸」、つまり
自分だけの「コンパス」を持っていれば、これからのキャリアにおいて困難なことが起こった
としても、思い通りにいかないことが起こったとしてもコンパスが進むべき道を教えてくれ
ます。 このコンパスを見つけることが「自己理解」ということになりますね。

働くことで得られるやりがいや仲間との出会いは、きっと皆さん自身の考え方や成長、生き方
に繋がります。だからこそ就活においては生き方を考えていく中で働き方を考えて欲しいと
思います。 1,2年生のうちにどんなキャリア(人生)を歩んでいくのかをイメージする中
で、どのような会社で、どのような働き方をしていくのか、自分の根っこにある大切にしたい
考えや気持ち、価値観を考えてみましょう。それが自分の「コンパス」になるはずです。
自分のコンパスがなかなか見つからない時にはキャリアセンターやキャリアコーディネーター
も活用してみてください。皆さんそれぞれが望む生き方、働き方につながるよう、私たちも
お手伝いいたします。

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