令和2年2月定例会は2月25日から3月19日まで開かれました。開会初日は、3つの特別委員会から委員長報告が行われた後、「離島・半島地域の振興対策に関する意見書」など3件の意見書を可決しました。
　その後、各常任委員会及び議会運営委員会の構成を決定し、併せて、離島・半島地域振興特別委員会は引き続き、観光振興・交通対策特別委員会及び人口減少・雇用対策特別委員会を新たに設置し、その委員構成を決定しました。
　また、「令和2年度長崎県一般会計予算」などの議案が上程され、中村知事が県政の重要事項について報告し、当面する諸課題について所信を述べるとともに、関連する議案について提案理由の説明を行いました。
　3月3日からの一般質問では、12名の議員が登壇し、新型コロナウイルス感染症対策、九州新幹線西九州ルートの整備促進、ＩＲ施設誘致、人口減少対策、農林水産業の振興対策、道路・港湾整備等の土木行政、教育行政など様々な事項について活発な論議が交わされました。「長崎県総合計画チャレンジ2020」の最終年度である令和2年度の当初予算の総額は、一般会計で7,259億8,838万4千円、特別会計で2,074億455万2千円、企業会計で98億3,191万5千円となり、令和元年度と比較した一般会計の伸び率は4.1％の増となりました。
　また、令和元年度2月補正予算は、国の経済対策補正予算への対応や、新型コロナウイルス感染症に関する緊急対応のため、一般会計で6億618万円3千円の増額補正となりました。
　本定例会においては「令和2年度長崎県一般会計予算」など議案97件を原案のとおり可決、同意し、「『長崎県歯・口腔の健康づくり推進条例』改定を求める請願書」1件が採択されたほか、「新型コロナウイルスの感染拡大防止等を求める意見書」など4件の意見書と「新型コロナウイルスの感染拡大防止等に関する決議」を可決し閉会しました。

I.知事提出議案