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平成22年6月23日 定例記者会見

 ●会見内容●

1.口蹄疫について
2.新幹線の整備促進等にかかる中央要望について
3.諫早湾干拓の開門調査について
4.消費税の増税について
5.地域主権戦略大綱について
6.諫早湾干拓の開門調査について
7.参議院議員選挙について

○広報広聴課長 それでは、ただいまより知事の定例記者会見を始めさせていただきます。
 よろしくお願いいたします。

1.口蹄疫について

○知事 それでは、私の方から2点ほどお話をさせていただきたいと思います。前回の記者会見後の主な動き等についてであります。
 まず第1は、口蹄疫対策です。
 昨日の時点でこの口蹄疫の発生状況は、ご承知のとおり宮崎県内5市6町で、291例発生しておりまして、対象家畜数が19万9,000頭を超えるという状況でありました。しかしながら、18日に宮崎市で発生した以降は、新たな発生が見られないということで、何とかこのまま治まってくれという思いでいっぱいであります。
 この間の県の対応状況ですが、予備費等も活用して、また6月補正予算に関係予算も計上しながら諸対策に取り組んでまいりました。
 1つは、消毒薬の配布。県内に4,038戸、偶蹄類の家畜を飼養しておられる農家数がありますけれども、6月初旬にこの全農家、そして、と畜場、家畜市場等に対して消毒薬の配布をいたしました。当面一月分配布をしましたけれども、終息を見るまでこうした取り組みは続けていかなければいけないと思っております。
 それから、消毒ポイントですが、これまではフェリーの昇降口等にタイヤ消毒等を設けて防疫体制をとっておりましたけれども、新たに宮崎市等で発生したということも受けまして、県境における防疫体制の強化を図ることといたしまして、これも昨日から、県内の主に畜産関係車両が多く通行すると考えられるポイントを県内に10カ所設けまして、そこで動力噴霧器等を用いて車両消毒、畜産関係車両の消毒等に力を入れることにしております。
 それから、また、万一の事態に備えまして、発生リスクが高まった時に県有種雄牛を避難させるために、小値賀町にあります飼育施設の改修作業を現在進めております。これは今月いっぱいには終了する予定であります。
 それから、既に皆様ご承知と思いますけれども、家畜市場がこれまで開催延期という状況でありまして、繁殖農家にとっては非常に頭の痛い状況が続いておりましたけれども、市場開設者、これはJAさんほかが市場を開設されているんですが、あるいは農協中央会、そして九州各県とも再開に向けて協議を重ねてまいりました。一応口蹄疫はご承知のとおり宮崎県内でとどまっているということも踏まえまして、そしてまた、先ほど申し上げたように防疫体制の強化も図ったところでありますので、そうした防疫体制を構築し、しっかり取り組んでいくという中で、6月27、28日の平戸口の中央市場が再開されますが、それ以降、他の市場も順次再開をしていくということになっております。
 この間、1〜2カ月、この子牛市場が開催延期になって、繁殖農家にとっては飼料代の負担が大変でありましたので、これは今6月議会において補正予算を計上し、飼料代の支援助成措置を講じることといたしております。
 それから、宮崎県に対する獣医師の派遣支援でありますけれども、国等からも要請をいただいておりますので、継続して応援体制を構築していきたいと考えております。
 いずれにしましても、状況の推移を見ながら、万全の対策を講じてまいりたいと考えております。

2.新幹線の整備促進等にかかる中央要望について

○知事 それから、2点目でありますが、今週の月曜日、6月21日に、九州新幹線西九州ルートの整備促進を求め中央陳情を行ってまいりました。これは私と末吉県議会議長にもご一緒いただき、関係先に要請活動を行ったところです。民主党の方には高木衆議院議員にもご同行を頂戴いたしました。
 要請内容は、ご承知のとおり、現在、武雄温泉〜諫早間の工事が行われておりますが、この一刻も早い完成、そしてまた、最大の課題になっております諫早〜長崎間の早期認可・着工、そして、この武雄温泉〜長崎間についてはぜひフル規格で整備をしてもらいたいという要請をいたしました。
 そして、2つ目の要請としては、肥前山口〜武雄温泉間、これが単線区間になっておりますので、これをぜひ複線化してほしいということ、あわせてフリーゲージトレインの早期技術開発への取り組みについて要請をしてまいりました。
 民主党の方では、細野幹事長代理、そして、国土交通省の方では長安政務官、そして事務次官、鉄道局長等にも要望をさせていただきました。それからまた、民主党「整備新幹線」を推進する議員の会(新幹線議連)の議員の皆様方、県選出の国会議員の皆様方にもあわせて協力の要請を行ってきたところであります。
 細野幹事長代理は、この整備新幹線については前原大臣もよく承知しておられると。そしてまた、政務調査会もできたので、整備に向けて一体的に推進できるように取り組んでいきたいといったご趣旨のお話がありました。
 前回も申し上げましたように、前原大臣に対しては、軍艦島のご視察をいただく機会がありましたので、船中で私の方から、この西九州ルートについては県としての考え方をご説明させていただいたところでありましたけれども、そういった事情もご承知だったのではないかと思っております。
 それから、長安政務官からは、地元の熱意は十分にわかっているので、要望については必ず政務三役に伝えて、整備に対するお気持ちはしっかりとお伝えしたいといったお話がありました。
 そのほか、先ほど申し上げました新幹線議連の副代表さんほかともお話をさせていただきましたけれども、やはりお話をしておりまして最大の課題といいますのは、整備のための財源をどう確保していくのかといった点をしっかり議論をした上で方向性を見定めていく必要があるのではないかというようなお話がございました。
 特に鉄道建設運輸機構、さきの「事業仕分け」の中で「国庫に返しなさい」という指摘がありました1兆3,500億円の財源等についても、この新幹線整備の財源として活用すべきではないんだろうかといったようなお話も出たところでありました。
 その後で、今回就任されました山田正彦農林水産大臣をお訪ねいたしまして、ご就任のお祝いと、これまでお世話になった数点についてお礼を申し上げるために面談をさせていただきました。
このお礼を申し上げた事項については、去る6月16日、(海難事故を起こした第二山田丸の引き揚げにより)乗組員の方々がすべて収容をされましたけれども、この間、非常に地元の事故に対してご心配をいただき、ご配慮をいただいたことに対してお礼を申し上げました。
 そしてもう一つは、魚の輸出にかかわる衛生証明書の取り扱い、あるいは官能検査、これの簡素化等について国の機関の方といろいろな調整を重ねてまいったところでありますが、そういった点についてもお力添えをいただきましたのでお礼を申し上げたところでありました。
 それから、口蹄疫の関係等が話題になりましたけれども、諫早湾干拓事業についてもお話を申し上げましたが、後でゆっくりと話を聞きたいということでありました。また機会をいただいて、県としての考え方、事情説明等に努めてまいりたいと考えております。
 私の方からは、以上でございます。

3.諫早湾干拓の開門調査について

○記者(時事通信社) 6月幹事社の時事通信の方から、質問を何点かさせていただきたいと思います。
 今の話で、山田正彦大臣にお会いになったときに、諫早湾干拓事業は後でゆっくり話を聞きたいというふうにおっしゃっていたということですが、開門調査の方向性とか時期について、そういうことに関しては何かおっしゃっていたでしょうか、お聞かせください。

○知事 実を申しますと、先ほど申し上げたようにお礼を申し上げて、口蹄疫の話題等でお話があって、実はほとんど時間がとれませんで、諫早湾干拓事業についても県の事情等を踏まえてよろしくお願いしたいということで、先ほど申し上げたように、個別の諸課題について踏み込んだやりとりをやる機会はありませんでした。

○記者(時事通信社) こちらの側から、いつかお会いできないかというようなことも言ってはいないということですか。

○知事 お話は地元の事情等をお聞きいただくというようなことでありますので、非常に大臣もご多忙の様子でした。お聞きすると、その後また宮崎県にお入りになられたということでありまして、少し落ち着かれてお時間をいただけるようになりましたら、こちらの方からまたお願いをするなり、どういう形かで説明させていただくような機会をいただきたいと思っております。

4.消費税の増税について

○記者(時事通信社) ここにきて消費税の増税を、早ければ1〜2年後にと、菅総理大臣の方から発言があったんですが、これは地方の税源という話にもいろいろ関わってくると思うんですが、その点について何か、ご所見があればお聞かせください。

○知事 この消費税がどういった考え方で導入されるかというのは、まだこれからの議論を待たないといけない部分があると思います。例えば社会保障関係経費の財源として使うというお考えもあられるでしょうし、地方は地方として、安定的な財源としてこの地方消費税といったものをもっと活用できないかといった考え方もあるわけでありまして、そういう中で、国、地方とを通じて非常に危機的な財政状況にあるというのは事実でありますので、そういった議論を十分踏まえて、国民の皆さん方のご理解を得た上で導入についての考え方が整理されていくべきものではないかと思っております。

○記者(時事通信社) 各社、ほかにあれば質問をどうぞ。

5.地域主権戦略大綱について

○記者(西日本新聞社) 地域主権大綱が閣議決定されましたけれども、この点について受け止めを聞かせていただきたいんですが、特に一括交付金の導入と地方機関の廃止、この2点についてお願いします。

○知事 地域主権大綱は、前内閣でも検討をされていたのでありますが、新たな内閣が発足されて、当初の予定どおり6月中に地域主権改革の方向性を示すという大綱が示されたということについては、積極的な姿勢のあらわれではないかと評価をしております。
 ただ、一括交付金については、確かにさまざまな制約があったこれまでの補助金と比べると、裁量の自由度は拡大していくのではないかと思っておりますが、いろいろなこれまでの素案として盛り込まれていた表現等が一部修正をされたというような新聞報道等にも接しております。
 私どもは、この一括交付金のくくり方について省庁間の縦割りをなくしてもらいたいといったような主張をしてまいりましたけれども、例えば、若干後退したと受け止められかねないような表現も見られるのではないかと思っております。「ブロックの政策目的の範囲で」というような表現が使われたりということでありますので、これから具体的にどういう形でこうした地域主権改革が進められていくのかというのは、やはり引き続き地方からもしっかり申し上げるべきことは申し上げながら取り組んでいく必要があるものと考えております。
 それから、国の出先機関の廃止の問題ですが、やはり私どもがいつも注意しなければならないと考えておりますのは、財源と権限、人材(職員)ですね、これがバランスよく移譲されるということが何よりも欠かせない要素だろうと思っております。権限は移譲されたけれども財源が伴わないといったことになると、これはもう地域主権というのが、実現がおぼつかなくなってまいりますので、引き続きそうした考え方のもと、全国知事会とも連携をしながら、申し上げるべきところはしっかり申し上げていかなければいけないと思っております。

6.諫早湾干拓の開門調査について

○記者(NHK) 先ほどの諫早湾干拓の件に戻ってしまうんですけれども、これまで赤松大臣のときは参院選の前に最終判断したいということを言っていたのが、山田大臣に代わって、参院選の前に判断するのは難しいという考えを示しているんですけど、それについては知事はどういうふうに受け止めていらっしゃいますか。。

○知事 これは、実は農林水産大臣室から出てきたときにインタビューを受けまして、「参議院選挙の争点にしないということをおっしゃっていますけど」と、質問があったんですが、そういう発言があったのでしょうか。
 そこまでのご発言があったのかどうか、私はよく承知していないんですが、こうした開門調査を行うかどうかというのは、これまでも繰り返し申し上げておりますように、やはり地元の方々が一番不安に思っておられるし、具体的な影響、被害を懸念しておられるわけで、開門調査を行うにしても、客観的、科学的に検証しながら判断をしていただきたいと、これはもう繰り返し、私どもの考え方として申し上げてきたところであります。
 したがいまして、一定の方向性を示して選挙の争点にして、その結果によって判断をするというのは、これまでもそういうことがあってはならないのではないかというのを繰り返し申し上げてきたところであって、そういう意味では、山田農林水産大臣におかれては、やはり農林水産業に一番詳しい方でありますし、また、地元の事情等もご理解をいただいていると思いますので、私たちもそういうご判断をいただいたということについては、ありがたいと考えております。

○記者(NHK) あと1点だけなんですけれども、山田大臣がもし長崎に来たときには、県の主張ということなんですけれど、これまでとそんなに変わらないとは思うんですが、どういうところを一番大臣に伝えたいとお考えでしょうか。

○知事 これまで申し上げてきたように、最初から開門する、しないということを決めるのではなくて、今、環境アセスの手続が進められつつあるわけでありますので、まさにいろいろな状況、条件等について、科学的、客観的に検証した上で、そういった検証の結果として、開門の是非についてご判断をいただきたい。
 そして、一番被害を受ける可能性が高いのは、長崎県の県民の方々でありますので、そうした県民の方々の理解を得た上で進めていただきたいということは、これからも繰り返しお願いしていきたいと思います。

○記者(読売新聞社) 関連なんですが、先ほど様子を見てということで、山田大臣と面会される時期についてなんですが、先ほどの話で言うと、口蹄疫の問題が一通り落ち着いてから面会を求めたいというようなお考えなんでしょうか。

○知事 先ほど申し上げたように、大臣は極めてご多忙のご様子でしたし、後で地元の話もしっかり聞きたいというようなお話でありましたので、時間がどのくらいになるといただけるのか、そういった点も十分様子を見ながら判断させていただく必要があるのではないかと思っています。
 あるいは、向こうの方から、空いたから事情を説明してくれというお話をいただくかもしれませんし、こちらの方から、そろそろいかがでしょうかというお話を申し上げることもあるだろうと思います。

○記者(NHK) 知事が山田大臣とお会いしたのは何日なんでしょうか。

○知事 21日です。

○記者(読売新聞社) 今の質問の続きなんですが、大臣にお会いされる時期について、なるべく早い段階でというふうには、今のところ考えられてないんでしょうか。

○知事 参議院選挙前には判断をできないだろうというようなお話でありますので、まさに今、そういった状況に突入するわけでありますので、一段落された後ということも考えられ得るのではなかろうかと思っています。

○記者(長崎新聞社) 諫干についてお伺いするんですが、先日、県内各地で事業説明会を開いたと思うんですけれども、その成果はどのように、何か伺っていらっしゃいますか。

○知事 まだ細かな報告は聞いてないんですが、やはり諫早湾干拓事業、もう昭和27年以降、長年の課題になっておりまして、紆余曲折を経て昭和61年着工、平成19年完成という状況になっておりますので、これまでの経過等含めて、今の状況もそうなんでしょうけれども、なかなかよくわからないといった県民の方々の声があったということで、これはやはりこれまでの経過なり、どういったことで事業が進められて、今どういった役割を果たしているのか、今の現状がどうであるのか、そういったものをしっかりとご説明させていただこうということで、そういった機会を設けてきたわけですけれども、やはりご参加いただいた方々からは、今まではほとんどわからなかったけれど、よく理解できるようになったというようなお話等もあったと聞いております。

○記者(長崎新聞社) 中には(開門)賛成の立場の方がいらっしゃって、そういう立場で意見を述べたりとか、もうちょっと質問したいというような声が出たんですけれども、今回の開催の仕方、こういった形で一方的に県の立場を説明するということについてはどういうふうに…。

○知事 ご意見等については、アンケートという形ですか、しっかりお聞かせいただけるようなことでお願いをしてあったと思いますので、賛否両論、それぞれのお立場からいろいろなご意見等もちょうだいしているのではないかと思っております。
 まだ、その状況については、私の方まで報告いただいておりません。

○記者(長崎新聞社) 諫干について関連なんですけれども、国の環境アセスメントを監視する事業費を6月補正予算に計上されておりますけれども、5,000万円という金額でした。財源が厳しいと言われている中で、この5,000万円という事業費については妥当というふうにお考えなんでしょうか。

○知事 5,000万円という事業費の積算は、いわゆる科学的な立場から環境アセスメントの状況等踏まえて問題点がないのか、より客観的なご判断をいただくために、専門家の方々のお知恵をお借りしようという経費なんですが、これは5,000万円予算計上したから全部使うというものではないと思います。
 どんな課題が、例えばもう少し詳しく調査をする必要があるのではないかとか、この評価はそういった方向性でいいのかとか、若干調査等で金がかかる部分もあるのかもしれませんけれども、あるいは専門家のお立場だったら、直ちに一定の方向性を出していただけるような課題もあるのかなと思いますので、できるだけ金は使わなくて済むように、そういう思いで執行していきたいと思います。

○記者(長崎新聞社) 国が専門家に依頼してされていると思うんですけれども、さらにその上に、屋上屋を架すみたいな形にも見えるんですけれども、それはやっぱり必要というふうにお考えなんでしょうか。

○知事 やはり地域の立場からしっかりと環境アセスを踏まえて課題がないのかどうか、例えばこういった面でもっと検討すべきではないでしょうかと、そういうことについて国に働きかけを行うにしても、やはり専門家のお立場のご意見等もいただきながら取り組んでいく必要があるんではないかと思っているんです。

○記者(長崎新聞社) 地域の視点で別の角度から調査していくということですか。

○知事 調査する必要があるところもあるでしょうし、あるいは国に対して要請を行うといったことも考えられるんだろうと思うんですね。地元の方では、こういったものが心配だから、そういう項目についてももう少し、例えば掘り下げて検証してみてくれとかですね。そういうしっかりした意見を申し上げながら取り組んでいく必要があると思っております。

○記者(長崎新聞社) 関連して、専門家の意見を聞くというのは、たとえそれが県の立場と反対の意見ということについても意見を参考にするということでしょうか。

○知事 それはいろんな専門家の方々がいらっしゃるわけでしょうから、例えば私たちが心配している部分が杞憂にすぎないといったご意見等もいただく可能性はあるだろうと思うんですね。そういった点は、やはりそれぞれのご専門のお立場の中で、これから進められる環境アセス、あるいは調査検証等が進められていくわけでしょうから、逆に安心できる部分も当然出てくるのではないかと思います。

○記者(長崎新聞社) 出た結果をどのようにまとめられるんでしょうか。

○知事 先ほど申し上げたように、国の方で出された後になるのか、あるいは現在進行形の中でいろいろなご意見等もいただきながら、働きかけを行う場面が出てくるのかわかりませんけれども、地元として、やはり県民の方々が一番被害、影響をこうむる可能性があるわけで、そういった懸念される事項等について、いろんな課題を出していただいて、そういった部分について分析をしながら意見として申し上げていくといったことになるんだろうと思います。

○記者(長崎新聞社) 県の施策に反映させるということなんですけど、その調査結果みたいなものを報告、ありのままに公表したりするというお考えとかはございますか。

○知事 公表をさせていただくような調査ものが必要になってくるかどうかということなんだろうと思いますけれども、確かに国のアセスの手続の中で、例えば若干手薄であったから、ここを補強しようということでやったところ、さらに深刻な事態も想定されるということであれば、そうした状況等も、実情等も公表しながら、要請活動等を進めていく必要が出てくるんではないかと思います。

7.参議院議員選挙について

○記者(毎日新聞社) 明日から参議院選なんですけれども、参議院選への対応は特定の政党、候補には支援しないということなんでしょうけど、そこは変わりないですか。

○知事 今議会でもそういったご質疑をいただき、県民党の立場で仕事をしていきたいということを繰り返し申し上げてきましたので、特定の党派等に偏ることは何としても避けてまいりたいと考えております。

○記者(NHK) 確認なんですが、知事が山田大臣にお訪ねしたのは6月21日、農水省でお会いしたのですか。

○知事 はい。大臣室の方をお訪ねしました。

○記者(長崎新聞社) 金子さんのこれまで訴えていることをお聞きしますと、離島対策とか、地域医療の医師不足の解消とか、景気対策としての公共事業に取り組んでいくとか言われているんですけれども、中村知事の予算でも非常に似通っているといいますか、方向性は同じだと感じたんですけれども、例えば離島振興法が今度2年後失効しますけれども、それに向けた予算を組まれておりますし、医師不足に対する予算も組まれていますし、金子さんが当選した場合は、非常に中村県政にとって支えになってくれるんじゃないかなという気がするんですけれども、いかがだったんでしょうか。

○知事 そこはやはりこれまで上司としてお仕えをして仕事を進めてきましたので、県政のそこにある課題・問題意識というのはおのずと似たようなものになるんではないかと思っております。そういった意味では離島対策であるとか、医療・福祉の諸課題、あるいはこれまで繰り返し申し上げておりましたように、経済・雇用対策、こういったものはやはり全く同じような課題認識をさせていただいてきたのではないかと思います。
 そういう中で諸対策を盛り込ませていただきましたけれども、そういう課題を解決するために、国政の中でご支援をいただくということになると、大変ありがたいと思います。これはいろんなお立場の方々も、やはりそういった課題、意識は、共通する部分は当然あるんだろうと私は考えております。

○記者(読売新聞社) 今のに関連してなんですけれども、国政の中で、金子さんが当選した場合に支援していただくと大変県政にとってありがたいということなのかなというふうに受け止めたんですけれども、逆に対立候補の民主党の候補が当選した場合は、そういった県政への影響というものについて、一定の影響があるのではないかというお考えはあるんでしょうか。

○知事 先ほど申し上げたのは、一緒になって県政に取り組んできた立場ですので、課題認識はおのずと似てくるものもあると思います。そういったものではやはり金子前知事のお立場ですので、一番似てきて当然なのかなと、お詳しいだろうなとは思います。ただ、先ほど申し上げたように、中央においてご支援いただく、いろんな党派のお立場を超えて、地域の課題はしっかり我々としても申し上げて、課題認識を共有しながらご支援をいただく必要があると思いますので、それは特定のこの方だから力になる、この方だから力にならないということを申し上げたところではありませんので、その点はご理解いただきたいと思います。

○記者(読売新聞社) 国政の中で支援していただくと大変ありがたいというのは、金子さんに限った話ではないということですか。

○知事 そうですね。そういう課題認識を共有しながら、一緒になって県政の諸課題についてお力添えをいただく必要があると思いますし、そういう意味では、我々自身、既に国会議員のお立場にあられる皆さん方に対しても、地域のそういった諸課題についてはしっかり説明してご理解をいただきながら力添えをいただいていきたいと思っています。

○広報広聴課長 最後の質問はございませんか。
 では、そろそろ知事の定例会見はここで終わらせていただいてよろしいでしょうか。
 では、以上で終わります。

○知事 ありがとうございました。

★発言内容については、わかりやすいように一部変更している部分があります。
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