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知事のページ - 長崎県知事 中村法道

平成22年8月25日 定例記者会見

 ●会見内容●

1.口蹄疫に係る規制解除について
2.中国訪問結果について
3.新幹線大村保守基地に係る図面の提供問題について
4.石木ダムについて
5.職員の時間外勤務手当について
6.潘基文(パン・ギムン)国連事務総長の来県について
7.諌早湾干拓調整池のワニ騒動について
8.長崎サミットについて
9.中国訪問について

○広報広聴課長 それでは、ただいまから、知事の定例記者会見を始めさせていただきます。よろしくお願いいたします。

1.口蹄疫に係る規制解除について

○知事 おはようございます。
 私からは、2点、最初にお話をさせていただきます。
 1点は、口蹄疫の関係でございます。
 この間、大変なご心配を県民の皆様方におかけしてまいりましたけれども、ご承知のとおり、宮崎県では、7月27日にすべての移動制限が解除されたところでありますが、その後、偶蹄類家畜の目視検査が行われて異常がないことを確認したということになっております。さらには、発生農場のその後の家畜糞尿の処理状況を見て、今月27日、終息宣言が出される予定であると伺っております。
 本県におきましても、この間、家畜の導入の自粛、あるいはさまざまなイベントの開催自粛、県境等での畜産関係車両の消毒等にいろいろなご協力をいただいてまいりましたけれども、九州各県が既に今月上旬ぐらいでさまざまな規制を解除していることを踏まえまして、本県におきましても、明日26日をもって規制をすべて解除してまいりたいと考えております。
 ただし、引き続き、農場等における衛生対策の指導、そして異常家畜発見時の早期通報体制の整備等については、しっかり取り組んでまいりたいと考えております。
 特に、この間、観光関係業界の皆様方には、さまざまなイベントの開催自粛等、大変なご理解とご協力をいただいてまいりましたことに心から改めてお礼を申し上げます。
 これまでの状況等を参考にしながら、引き続き、万全の対策を講じてまいりたいと考えております。

2.中国訪問結果について

○知事 2点目は、中国訪問の件について簡単にご報告をさせていただきます。
 今回、中華人民共和国駐長崎総領事館の開設25周年、そしてまた、上海での国際博覧会の開催を機に、さらなる本県と中国との友好交流の発展を目指して積極的に取り組んでいきたいという思いで、県議会からは末吉議長さんをはじめ、関係の議員の皆様、市町長並びに市町幹部の皆様、そしてまた、経済界の方々等、総勢67名で中国を訪問してまいりました。8月16日から20日までの日程でございました。
 総領事館開設25周年を機にと申し上げましたように、北京市においては、この25周年の祝賀会を開催してまいりました。総領事館設置に対するこれまでの特段のご配慮に対する感謝を申し上げますとともに、関係の皆様方のご出席を得てレセプション等を開催いたしました。
 それから、上海市におきましても、関係行政機関、旅行業界、メディアの関係者の方々等を訪問いたしまして、長崎県と中国とのこれまでの交流の経緯、そしてまた、これからさらに発展をさせていきたいということ、特に、来年は辛亥革命100周年の大きな節目を迎えることから、これを記念して、「孫文と梅屋庄吉展」というものを上海の国際博覧会の会場、日本館の中で開催する計画であるということ、この梅屋庄吉が長崎県出身の方であるというようなこと、こうしたことを契機に、さらに相互理解、友好交流の促進に力を入れていきたいといったことを、それぞれの関係者の皆様方にお伝えをし、ご協力の要請を行ってまいりました。
 具体的には、お手元に資料が配付されてあろうかと思いますけれども、上海では唐 登傑(とうとうけつ)副市長、そしてきょう 学平(きょうがくへい)全国人民代表大会の常務委員さん、胡 正躍(こせいやく)中国政府外交部の部長助理、これは北京です。杜 徳印(ととくいん)北京市人民代表大会常務委員会主任、そして、中国国際テレビ ほう 建(ほうけん)副総裁、中国国際旅行社の童 衛(どうえい)総裁、中国東方航空の劉 江波(りゅうこうは)副総裁など、それぞれ関係機関の皆様方と面談をし、協力を要請してまいりました。
 それから、北京市におきましては、習 近平(しゅうきんぺい)国家副主席ともお会いすることができました。国家副主席は、ご承知のとおり、福建省においでになられて、厦門(アモイ)市にいた時に佐世保市との友好関係、そして福州市では長崎市との友好関係、福建省では長崎県との友好関係にあったということで、非常に印象深い思いをお持ちだったようでして、特に印象に残っているのは、県を表敬訪問した時に、県の職員が廊下に並んで出迎えてくれたということを今でもはっきり覚えているとおっしゃっておられました。
 発言要旨等については、お手元にあろうかと思いますけれども、これからの日中関係は間違いなく良好な関係であり、これからもそういう状況で進展していくだろうと。そういった中で、やはり地域間の交流というのは非常に大切になってくると。長崎県も、特に全国の先頭を切って、そういった交流関係の事業に取り組んでいただいているので、なお頑張ってもらいたいといった趣旨のお話をちょうだいしたところであります。
 以上、私の方から2点、冒頭にご報告を申し上げます。

3.新幹線大村保守基地に係る図面の提供問題について

○記者(KTN) おはようございます。先日、第5回の政治倫理審査委員会が開かれましたけれども、その中で総務部長からの説明があったと思うんですが、今回、県の職員が野口県議に渡した図面が守秘義務違反には当たらないというような説明をされたと思うんですけれども、改めてこの件に関してもう一度、知事のお考えをお聞きしたいのと、関係職員の処分については何らかの処分を考えられているのか、するのであればいつごろというようなめどを立てていらっしゃるのか、その辺のお考えをお聞きしたいと思います。

○知事 この件につきましては、さきの会見の時にも申し上げましたように、やはり守秘義務違反ということになりますと、その時の詳細な状況等を含めて専門的な判断を要するということもありまして、そうした専門家の方にも相談をした上で判断したいというお話を申し上げてまいりました。
 そういった中で、お2人の県の顧問弁護士にも相談をさせていただいた結果、政治倫理審査会で見解を申し述べさせていただいたようなご意見を賜って、そういう報告をしたものと理解をいたしております。
 ただ、個別の職員の処分等については、これまた、どのような状況であったのかというのを再度精査して対応していく必要があるのではないかと思っております。

4.石木ダムについて

○記者(長崎新聞社) 石木ダムについてなんですけれども、反対派の住民の方とも独自のルートで接触されていらっしゃるとお聞きしておりますが、工事、付け替え道路あたりの再開の見通しなども含めて、今の進捗状況を教えていただきたいんですが。

○知事 工事の進捗状況ですか。

○記者(長崎新聞社) 再開の見通しも含めてですね。

○知事 実は、7月26日に地権者の方と最初のお話し合いの機会をちょうだいしました。その後、8月10日にも数名の方とも面談をさせていただいたところでありますが、この間、いろいろな疑問点、あるいはこういう形で対応できるんじゃないかといったご提案等もいただいてきたところでありまして、そうした疑問点について、これまでは直接当局と話をさせていただく機会が全然持たれてこなかったということもありますので、まずはそうした課題についてしっかりと精査をして、それをご回答させていただくということが一番必要になってくるのではないかと思いますので、できるだけ早い時期に、これまでの県の考え方、あるいはご提案の内容等について精査をした上でお返しをしなければいけないと考えております。
 付け替え道路の工事につきましては、ちょうど例年、お盆休みをとるということもありますし、この間、現地の地権者の皆様方は、梅雨の時期、そしてまた、梅雨明けの炎天下の中で毎日反対運動をされておられまして、非常にご高齢の方もいらっしゃるということで、その点が気になっていたのでありますが、地元の川棚町からも何か考えてほしいというようなお話もありまして、では、この機会に話し合いの場を持たせていただこうということで、こういう状況になっております。
 したがって、まずは、しっかりと協議の場を持たせていただいて、その上で判断をしていく必要があると思っております。まだ、いつまでに結論をというような状況ではありません。

○記者(NIB) その関連で、1回目に地権者の方とお会いになった時に、「ダム以外にも方法があると思うので検証するように」、先ほどの疑問点というところに入っているのかもしれませんが、要求があったということで、それに対して知事は、「検証する」というふうにお答えになったとその方から聞いたんですけれども、その検証というのも含め、今、何かされている状況でしょうか。

○知事 これは、これまでの経過の中で、ダムの計画を進めてくる中でいろんな選択肢があって、その中でこういった手法をとれないかという検討を進めてきた経緯があります。それから、今回のダムの規模等の見直しを含めて、平成18年に、現在の計画をもう一度見直して今の規模に設定をしてきた経過もあります。あわせてまた、先にダムの見直し基準が示されて、補助ダム等についてはそれぞれの事業主体の方で見直しをするようにといった通知もいただいておりますので、そういう中で、見直しは当然ながら事務手続としてこれから進めていく必要がありますが、既にほとんどの項目については、選択肢として検討してきた経緯があります。どうしてもやはり別の代替措置では難しいという判断のもと、例えば海水淡水化の方法であるとか、地下ダムであるとか、いろいろな替わるべき方策がとれないかという検討はしてきた経過もありますので、そういったものをまた新たな、新たなというか、前からご提案等もいただいていたんでしょうけれども、ここをこうやったらどうなんだというようなお話も改めていただいておりので、そこは精査した上で、県としての考え方を取りまとめてお答えする必要があると考えております。
 したがって、検討するから、白紙に戻してもう一回検討し直しますといった趣旨ではありません。既にこれまでの計画の過程の中でいろいろな選択肢を含めて検討してきた事実がありますので。

○記者(NIB) 今のお答えですと、それも含め、新たなご提案もあったので、それも含め、もう一度考えてお返事をするということですか。

○知事 そうです。

○記者(西日本新聞社) そうしますと、改めて石木ダムの今後の進め方ですね、それについて見通しみたいなものは、その話し合いを待ってということになるんでしょうか。

○知事 まずは今、協議の場をつくっていただいていますので、きちんとご理解をいただけるように最大限の努力を行っていきたいと思っております。したがって、いついつまでに決着をつけないといけないとか、そういったところまでは考えておりませんが、あまり時間的に余裕があるという状況でもないのはご承知のとおりであります。

○記者(NIB) では、今、工事を止めている状況ですが、これはしばらく、協議する間、止めておいてというお考えなんですか。

○知事 協議を進めさせていただいている状況で再開をするというのは難しいのではないかと思っています。

○記者(NIB) 次の協議を近々おやりになるご予定はありますか。

○知事 できるだけ早い時期に、また日程調整等させていただいて機会をいただきたいと思っております。

○記者(長崎新聞社) 両者の主張は平行線だと思うんですが、妥協点についてはどのようなものがあるというふうにお考えでしょうか。

○知事 それはまだ、妥協点が見えていれば、両者はそこに歩み寄ればいいのかもしれませんけど、これまでの経緯、さまざまな現状に対する受け止め方等も違いますので、まずはそこら辺の双方の誤解ばかりではないのかもしれませんけど、基本的な姿勢等の部分を含めて協議を重ね、そしてまた、いろいろな提案、いただいた提案に対する回答の場というものをこれまで設けられてきてなかったというようなお話もあります。
 ただ、説明会等で説明をさせていただいたことはあるんですが、直接そういった反対地権者の方々と膝を交えてという場がなかったということもありますので、ご不明の点についてはしっかりとお答えするよう努力していかないといけない。その中で合意点を見出せないかというのを模索していかなければいけないと思います。

○記者(長崎新聞社) 現在までは、地権者の話を聞く形で県からの提案というのはないんでしょうか。

○知事 新たな提案というのは申し上げておりません。まずは、いろんなこれまでの経緯の中で疑問に思われたこと、あるいは提案をされていることなどについてしっかりお答えをしていく必要があるものと思っております。

○記者(NBC) 先ほど地権者の方々と会われて、その後の考え、知事の考えというのは、今、お聞きして何となくわかったんですけれども、その前に、実際会われて率直な感想というのをお聞きしたいなと思ったので、そこをお聞きしたいんですが。

○知事 長年にわたって非常に厳しい、お互いの立場での時間の経緯があるわけですね。そういった中で、本当にこう、不信の念をお持ちなんだなという感じが強くいたしました。どうしても自分たちが言っていることが理解してもらえない。もう少し申しますと、もうダム建設ありきで、すべて取り組んできたのではないかと。それから、自分たちの疑問点に全然答えてないではないかというようなお話もありました。それが先ほど申し上げたように、直接自分たちにその回答が返ってくるような場は1回もなかったというようなことでありましたので、では、初めてこういう機会をいただけるのであれば、しっかりと皆さん方の疑問もお聞かせいただいて、県としての考え方も精査した上できちんとお返しをしましょうという形で協議の場についていただいているところでありますので、これからさらに、お互いに理解が深められるように努力していきたいと思います。

○記者(NBC) 知事、会われて、そういう気持ちがさらに高まったということでいらっしゃるんですかね。

○知事 そうですね。

○記者(NIB) すみません、もう一度。その話し合いの感じは、どんな感じなんでしょうか。穏やかな感じなのか、どう、知事としてはやりとりに絡んでいらっしゃるんですか。

○知事 まあ、穏やかな時もありますけれども、厳しい姿勢でおしかりをいただく時もあります。

○記者(西日本新聞社) 確認ですが、8月10日に会われたのは、場所はどちらでしょうか。

○知事 県内です。

○記者(NIB) 数人とおっしゃったのは、全部反対地権者の方、何人かとということですか。お会いになられた人数というか、8月10日にですね。

○知事 数人の地権者の方々とお会いしました。

○記者(長崎新聞社) 確認ですけれども、今の件で。先ほど協議を進めている状況では、付け替え道路の工事は再開しないというふうにお伺いしましたけれども、それでよろしかったんですよね。

○知事 そう考えております。

○記者(長崎新聞社) 理解を得られるまでは再開しないというわけではないんですか。

○知事 それはやはり一定判断をせざるを得ない時期はあり得るんではないかと思っております。

5.職員の時間外勤務手当について

○記者(NCC) 県職員の残業代の問題について伺いたいんですが、昨年度、県では35億円の予算が残業代に充てられていて、多い人で一月当たり90万円ほどの金額を残業代としてもらっていたという実態があります。これについて知事はどのように受け止めますか。そして、改善策としては、どういうことをやっていく必要があるというふうにお考えでしょうか。

○知事 残業代というのが90万円近くの額があったということを聞いて、ああ、大変苦労をかけているなと、額も相当の額だなという思いを持ちました。
 話を聞いておりますと、新型インフルエンザ対策で、その担当が、やはり緊急にいろいろな危機管理体制の整備等に要する業務に従事したということもありまして、そういった意味では、やはりしっかりと仕事をしてくれていると思っておりますが、ただ、確かにそうした残業が常時続くというような形態があってはならないと思います。
 特定の緊急的な課題に対応して、職員が集中的に業務に取り組まざるを得ないということは、これは多々あるような事例でありますので、できるだけ共同体制で役割分担しながら取り組めれば、そういう体制をできるだけ実現していくことが必要だろうと思いますけれども、そのことをもって直ちに組織体制を変えるというようなところまでは、今の段階では考えておりません。

○記者(NCC) その対策として、例えば管理職などがきちんとチェックしているのかなど、疑問の残る部分があるんですけれども、具体的にどういうような改善をやっていかないといけないなというふうに知事は思われますか。

○知事 チェックできているかどうかがわからないということはないです。それはきちんと、実績は管理職がその都度チェックをすることになっておりますので。
 問題は、どういう体制をとるのかという話なんですが、新型インフルエンザ対策、それぞれその業務の担当がおりますけれども、いわゆるチームでもって業務に取り組むということは非常に大切になってくるだろうと思いますので、新たなそういう大きな課題が出てきた場合には、できるだけ役割分担をしながら、組織として全体で取り組むような体制づくりが必要だろうと思います。
 ただ、その中でもやっぱりどうしてもメインの主担当となると、相当の責任を持って業務に取り組む立場でありますので、一概に時間外が多いからけしからんというわけにもいかない事情があるのはご理解いただきたいと思います。

○記者(NCC) 問題は、そのポストの問題だけじゃなくて、職員の健康管理の問題にもかかわると思うんですけれども。今月、公務災害が初めて認定されたという事例もありましたよね。長時間労働が原因による精神疾患で自殺をしたということで認められたということでしたけれども、この問題については、知事はどういうふうに受け止められましたか。

○知事 できるだけ時間外を減らしていこうというのは、これはもう県の大きな方針でもありましたし、したがって、先ほど申し上げておりますように、特定の人に時間外が偏るようなことがあれば、それはみんなで業務を分担し合いましょうと。そして、業務自体を見直して、できるだけ時間外の勤務が減るように、そういう職場環境づくりにも取り組んでいきましょうということで取り組みを進めてきていますけれども、先ほど申し上げたように、それぞれの職場によって仕事のピークというのが変わってきます。そこら辺をできるだけスケジュール管理しながら、集中期をできるだけ分散するような業務配分、あるいは役割分担等で対応していっております。例えば国の補正予算が組まれて緊急に発注業務を進めないといけないとかということになると、どうしてもやはり時期的に偏ってくるのは避けられない。そこら辺がなくて済むような体制になると、平常時には余剰人員になってくるわけですので、そういった意味では、できるだけ積極的に外部のノウハウを活用する、業務を外に出してしまうような方法等も含めて検討するようにということで指示をしてきました。これからも、これをやれば時間外がなくなるということはなかなかに難しい面があるんですけれども、特定の人に偏って、結果として健康被害等が生じないように、そういう職場づくりに努めていく必要があるものと思っております。

6.潘基文(パン・ギムン)国連事務総長の来県について

○記者(時事通信社) 少し前の話になってしまうんですが、潘 基文(パン・ギムン)さんが国連事務総長として長崎に訪れた時に、少し対座をされて昼食なども一緒に食べられたと思うんですが、例えばその時に交わした言葉とか印象に残っていることがあれば教えてもらいたいと思います。

○知事 後で思い出してお答えします。世界平和の実現に向けて非常に前向きにお取り組みをいただいているなという感じを強くいたしました。

7.諌早湾干拓調整池のワニ騒動について

○記者(長崎新聞社) 諫早湾干拓調整池内のワニ騒動なんですが、広報のあり方について、結果的にワニではないという可能性が高いということですが、当初、「ワニと推定される生物」という発表がありました。ワニという断定的な見方に傾いて、報道機関も含めていろんな方が動いて、県の職員の方、国交省の職員の方も見回りとか、罠をしかけたりとか、人とかお金をかけて動かれたわけですけれども、結果的に違ったということで、もう少し発見した当初、専門家の方にしっかり伺って公表された方がよかったのではないかと思いまして、実際、通常珍しい生物が見つかった場合、数日間をかけて専門家にご照会をして、推定としても可能性がかなり高いという時点で公表されるということが大半だと思うんですが、そういった点について、今回の県の広報のあり方について、知事としてどういうふうにお考えでしょうか。

○知事 目視、目撃の直後、その写真等を見た上でワニの可能性もあるのではないかと。そして、大きさはどのくらいだというふうなお話もありましたので、その可能性があるとすれば、まずは安全確保のためにそれは住民の方々に細心の注意を払っていただくということで、そういう可能性があるという前提で取り組みを進めることは非常に大切なことではないかと思っております。
 ただ、その後、より専門家のご意見をお聞きして、距離とその写真撮影などの中で実際の大きさがどのくらいなのかというのがなかなか判断が難しかった。最初は大体1メーター前後じゃなかろうかというような話を前提に、ワニとしての可能性もあるのではないか。そのためにはやはり市民の方々に一刻も早くお知らせをして安全対策を講じていく必要があるということで、そっちの方を急いだわけであります。もう少し箱わな等を設置してその後の推移を見ると少し違うのではないか。もう一度、距離を前提に大きさを専門家の方々に判断していただいたところ、もっと小さいようだと。そして、どうもワニとは違うのではないか、スッポンの可能性が高いのではないかといういろんな専門家の方々のご意見がいただけたために、そういう可能性が高いということを改めて発表させていただいたところであります。最初からもっと専門家に相談をしてワニだと断定されてから初めてやればいいじゃないかと、そういった考え方も一つかもしれませんけど、可能性があるとすれば、まずはやはり市民、県民の皆様方の安全対策を最優先にさせていただくのが必要だったのではないかと今でも思っております。

8.長崎サミットについて

○記者(NBC) 長崎サミットの件ですけれども、産学官の垣根を越えて地域経済の発展を目指していくということで非常にいい取り組みだと思うんですが、人口減少とかいろんな危機感を持たれている中で、県としては具体的にどういった形で協力していこうというふうに思われているんでしょうか。

○知事 これは既に県のいろんな政策の中でも申し上げておりますように、まずは経済の活性化と雇用機会の確保というのが長崎県にとっては喫緊の課題であろうと。そのためにはやはり雇用の吸収の場というのは産業振興、それが一番重要になってまいりますので、そういった支援策をこれからもっと拡充していって、民間の方々の積極的な取り組みをお願いしたいと。これは繰り返し申し上げてきたところであります。
 具体的にどういう形で産業振興を目指していくかというと、例えば地場産業については、もっと技術支援対策を強化しましょうと。そして、ビジネスチャンスの拡大に結びつけていきましょうといういろんな支援措置の拡充等も取らせていただいてきました。
 ただ、実際動いていただくのは民間の方々でありますので、今回、その民間のお立場から経済4団体の方々が一緒になって取り組もうと、こう言っていただけるというのは非常にありがたい機会だと思っております。
 そういう上で、いろんな産学官連携の場をつくって、例えば長崎にはいろんな技術シーズがあります。それがまだ十分活用されてないような技術もあると思います。それであれば、お使いにならない方からその技術を提供していただいて、中小企業の立場から新たなビジネスチャンスの拡大に取り組んでいくと、そういった機会になるのではないかということで非常に期待をしております。
 民間の皆様方の自主的な取り組みがあれば、県もできるだけその意向に沿う形で必要な支援、対策等をとっていきたいと思っております。

○記者(NBC) その中でやはり県とか官に対して期待するところとしては予算的なものということになってくるかと思うんですけれども、具体的な動きが出てきた時にですね。そこの部分でどうでしょうか、現実的にはなかなか難しい部分もあるんじゃないかと思うんですけれども。

○知事 それは予算的なものではないのではないかと思います。何かをつくるので補助金をくれという話ではなくて、新しいビジネスをこれから創出していこうという取り組みでありますので、それはもちろん資金的な面で創業支援、あるいは新商品開発といった場面で公的な支援がほしいということであれば、そういった支援施策というのは既に持っているんですよ。そこら辺をもっともっと有効に活用していただければいいと思うんです。それでもなおかつ足りないということであれば、必要な予算額については、確保のために最大限の努力をしていきたいと思います。

○記者(NBC) 今回、長崎市を中心とした地域のことだなと思うんですけれども、全県的に見た時には若干エリア的な偏りもあろうかと思うんですが、その辺のところでは問題というか、やはり長崎だから力を入れなきゃいけないというようなことがあるんでしょうか。

○知事 いえ、これは全く同じような事情というのは、それぞれの地域経済が抱えていると思います。例えば佐世保地域、県北地域も全く同様でありまして、雇用の機会の確保等を含めて非常に難しい状況にありますので、それぞれの地域の皆さん方が、やはり力を合わせて地域経済の活性化に取り組んでいこうというようなお話が出てくることをまずは期待しておりますし、おそらく経済団体の方々も長崎ではこういう取り組みを始めたよというようなことをおっしゃっておられました。
 そういう中で、県北の方でも、例えばみんなでもう一度力を合わせて地域活性化に取り組もうというような動きが出てくるのではないかなと。私は、むしろそっちの可能性が高いのではないかと思っておりますが、それぞれの地域の特色がありますので、そういった地域の資源を大切にしていただきながら、そしてまた、いろんな組み合わせを考える中で、支援が必要な部分については、むしろ、そういう機会をいただけることについてはありがたいと思っておりますので、そうした取り組みが広がることを期待しております。

○広報広聴課長 それでは、時間も押しておりますので、最後の質問を長崎新聞社からお願いします。

9.中国訪問について

○記者(長崎新聞社) 訪中の件でお伺いしたいんですが、かなり本県と中国との友好交流が深まったと思うんですけれども、これは政財界のトップの方々の友好交流だけでとどめるわけにはいかないと思うんですね。
 県民が観光や物流の面で目に見える形で、もしくは即効性が期待できるような何か中身というものがあれば教えていただきたいと思います。

○知事 具体的な戦略は、これからアジア・国際戦略本部の中でプロジェクト化しながら取り組みを進めていきたいと思いますが、もう既に始まっている事業の中で、例えば鮮魚の輸出、これは早いステップで取扱量が拡大しておりまして、現在の長崎〜上海便だけでは足りなくなっている。ぜひ週3便化を早期に実現してくれないかというような話もありまして、中国東方航空の方には、できるだけ週3便化を実現できるようにお願いしたいという話も差し上げました。
 そうした貨物の取扱量が順調に増えているということは、中国東方航空も既にご存じでして、あとは旅客を含めた搭乗率の問題ですねというような話もいただいてまいりましたし、あるいは北京に参りました時には、北京「日本長崎フェア」を一昨年やりました。その中で、まさに一流のデパートの中に波佐見焼のコーナーが新しく設けられておりましたし、そして、中国のある省が設けたホテルの中では、波佐見焼をもっと使いたいんだと。現在、建物の一部を改装しているんだけれども、そこでも波佐見焼を使用したいと、あるいはもっとほかに波佐見焼以外に長崎産品のいいものを紹介してくれないかといったような話もありました。
 したがって、そうした市場ニーズがあるというのは確認できておりますので、どういったものを、どういった形で紹介すればいいのか、これはぜひ次のビジネスチャンスの拡大に結びつけていかなければいけないと思います。
 そのほかのさまざまな分野での取り組みが必要になってくるだろうと思いますけれども、それは先ほど申し上げたように、民間の皆様方の具体的な産業、経済、あるいは観光面での取り組みをしっかり支援していけるようなプロジェクトを立ち上げていきたいと思っております。

○広報広聴課長 それでは、以上で知事の定例の会見を終わらせていただきます。ありがとうございました。

○知事 ありがとうございました。

★発言内容については、わかりやすいように一部変更している部分があります。
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