このページは、共通のメニューを読み飛ばすことができます。直接本文をご覧になるかたは「このページの情報へ」というリンクをクリックしてください。
サイト共通のメニューへ
このページの情報へ

長崎県ホームページ


ページの先頭へ

ここからこのページの情報です。

パンくずリスト(現在位置の表示)

知事のページ - 長崎県知事 中村法道

平成23年2月17日 定例記者会見

 ●会見内容●

1.鳥インフルエンザについて
2.大島大橋の無料化について
3.平成23年度当初予算について
4.県庁舎跡地活用について
5.会計検査院の実地調査結果に関連する再調査について
6.諫早湾干拓事業について
7.平成23年度当初予算について
8.副知事の人事案件について

○広報広聴課長  それでは、ただいまより、知事の記者会見を始めます。

1.鳥インフルエンザについて

○知事   よろしくお願いします。
 まず、平成23年度の当初予算案については、本日から積極的な広報にご協力をいただいておりますことをお礼申し上げます。
 私の方から、まず2件について報告をさせていただきます。
 1点は、鳥インフルエンザの件でありますが、経過についてはご承知のとおり、高病原性鳥インフルエンザで、長崎市内でオシドリがこのH5N1亜型、強毒性タイプであるということが判明いたしました。
 引き続きまして諫早市内で発見されましたハヤブサについても、A型インフルエンザのH5亜型の遺伝子が検出されるということで、予断を許さない状況が続いているところであります。こうした状況を受けまして、県の方では発見地の周辺10キロメートル圏内の野鳥の監視を強化しているとともに、死亡地から半径10キロメートル圏内にある家禽(かきん)飼養農家に立入検査を行い、異常がないことを確認しております。
 また、あわせて県内の家禽を100羽以上飼養するすべての農場等に対しまして、消石灰149トンを配布いたしまして、飼養施設周辺の一斉消毒を実施するなど、被害が及ばないよう万全の対策に取り組んでいるところであります。
 今後とも、県の組織を挙げて、そしてまた、各関係団体と連携を密にしながら万全の対策を講じてまいりたいと考えております。
 なお、家禽の卵や肉等を召し上がっていただいても人に感染するという事例は世界的に報告されていないところでありますので、例えば鳥の排泄物等に触れた後には、必ず手洗い、うがい等をしていただければ、過度にご心配いただく必要はないものと考えておりますので、どうか各報道機関の皆様方にも冷静なご対応等をいただけるようお願いを申し上げます。

2.大島大橋の無料化について

○知事   それから、2点目でございますが、これも既に報道等をいただいておりますが、大島大橋の無料化についてでございます。
 この大島大橋につきましては、去る1月31日に地元からご要望をいただき、無料化実現のために具体的な作業に取り組んでいきたいというお答えをしておりました。改めて今議会に関係議案並びに予算案を提案させていただくことにしたところであります。内容につきましては、38億円の未償還金がございまして、これをどういう形で負担していくかというのが大きな課題になっていたところでありますが、西海市の方で主体的な役割を果たしていただける、具体的には合併特例債を活用して積極的に地元負担を行う用意があるので、県の方でも協力を願いたいというご要請をいただいておりましたので、今回のご提案を踏まえまして、先ほど申し上げたように、具体的な関係予算等を提案させていただこうと考えたところであります。地域の皆さん方のそうした思いを一日も早く実現していけるよう県議会のご審議をいただき、ご理解をいただいてまいりたいと考えております。
 なお、県議会でご了承をいただけるということになりますと、国への認可申請を行いまして、具体的には今年の4月1日から大島大橋が無料化実現できるように必要な手続を進めていきたいと考えているところであります。
 とりあえず、私の方からのご報告は以上でございます。

3.平成23年度当初予算について

○記者(NHK)  幹事社のNHKです。よろしくお願いします。
 まず、幹事社から3点質問させていただきます。
 1点目が、昨日、予算案が解禁になりましたけれども、知事の言葉で言うとどのような予算なのかというのを教えていただきたいというのが1点目です。
 2点目が、新規事業が目白押しだと思うんですけれども、特に知事がこだわりを持たれているところと、そのこだわりを持って提案された理由を教えていただきたいというのが2点目です。
 3点目なんですけれども、当初予算案の知事の会見は昨日開かれるはずだったと思うんですが、議会運営委員会が紛糾した関係で中止になりましたけれども、そのことをどのように受け止めていらっしゃるのか、この3点について、まずお伺いします。

○知事   今回提案をさせていただこうと考えております予算がどんな予算かということでありますが、ご承知のとおり、知事に就任しまして初めての本格的な当初予算編成ということになります。
 昨年の6月の肉付け予算から、新たな考え方のもと、いくつか種をまいてきた事業もありますので、そうした事業については、これから株分けをし、大きく育てて、そして具体的な果実を県民の皆様方に収穫をしていただけるように、その目標達成に向けて組織を挙げて取り組んでいきたいと考えております。
 特に、今置かれている環境については繰り返し申し上げておりますが、経済状況、雇用情勢も厳しい状況が続いておりますので、この地域経済の活性化、雇用の場の確保というのは、引き続き県政の最重要課題の一つであると考えているところであります。
 国の方で準備がされております各種基金制度、さまざまな仕組み、あるいは公共事業関係予算、これも積極的に活用しながら、着実な成果に結びつけていくことができるように全力を挙げていきたいと思っております。
 そしてまた、23年度は、総合計画のスタートの年になるわけでありまして、さまざまな思いを込めた計画であります。そのスタートの年ということで、これについても行政のみならず、幅広い県民の皆様方にご参画いただけないと目標達成は難しいと考えております。県議会でもご議論いただきましたように、「こぎだせ!長崎」宣言をやったらどうかというようなご提言もいただいておりました。幅広い県民の皆様方に、この総合計画についてご理解をいただき、お力添えをいただいてまいりたいと考えております。
 そういった意味では、新規事業もいくつか盛り込んでいるところでありますので、そうした事業一つひとつに具体的な成果を上げられるように努力していきたいと思っております。
 こだわりの部分はどんなところかということでありますが、やはり県内各地域の活力を高めていくためには、新しい取組として、成長著しい東アジア地域の活力をいかに県内経済に取り込んでいくかということが極めて大切であると考えており、「アジア・国際戦略」というのも昨年からプロジェクト化し、具体的な取組を進めてまいりました。今年度は更にそれを一歩前進させて、長崎〜上海航路の復活、そしてまた、観光客の誘致、県産品の輸出拡大、民間企業の方々の海外進出支援、国際的な人材の育成。活用対策、こういった取組に力を入れて、多様な分野での交流が更に大きく発展していくように力を注いでいこうと思っております。
 そうした中で(辛亥革命から100年を迎えた今年、本県出身の実業家で孫文の革命を物心両面で支えた)梅屋庄吉と孫文の関係、これについても幅広い情報発信に努めて、交流基盤の拡大に結びつけていこうと思っております。
 そのほかにも、一人ひとりの県民の痛みに敏感に対応できるような県政の実現を目指したいということで、きめ細やかな福祉、医療、子育て支援対策の充実に努めてきたところであります。国の方でさまざまな基金制度が準備されたところであり、(2月2日に実施した平成23年度当初予算の知事査定に)記者の皆様方にも一緒にご同席いただきましたが、長崎県版のDV対策でありますとか、子ども、若者の支援策等の拡充にも力を入れていきたいと思っております。
 そしてまた、地域づくりの一環といたしまして、昨年から「がんばらんば長崎地域づくり支援事業」を立ち上げまして、各地域の皆様方から具体的に32件の提案をいただきました。今、その中から具体的な選定作業を進めているところであり、内容によっては集中・重点的な支援策を講じて地域の活性化に結びつけていきたいと考えております。
 それから、昨日、議運(議会運営委員会)のご論議が長引いて、結果として当初予算の発表会見をさせていただくことができなかったわけでありますが、これについては、さきの政倫審(政治倫理審査委員会)の中のご議論等もあり、そうした一定の方向性が見出せなかったということであろうと思います。ただ、今日、改めて議運が開催されて、おそらくは今度の議会で大切な当初予算等をご審議いただくということになっておりますが、そうしたことを重大に受け止めていただいて、政治的なご判断をいただいたのではなかろうかということで推察をいたしております。
 今回の議会も23日から開会されるということでありますので、県議会の皆様方のご議論をいただきながら、一つひとつの施策、予算等について具体的な成果の達成に努力していきたいと思っております。

○記者(NHK)  では、各社から質問をどうぞ。

○記者(NBC)  今回の当初予算の中で、県庁舎の移転の件について、関連して跡地の活用についての検討をしていくということで1,500万円計上されていますけれども、それに伴って専門家の懇話会を立ち上げて検討していくということも示されていますけれども、その点について知事はどのようにお考えになっていますか。

○知事   県庁舎の建設については、議会からの意見書等をいただいて、魚市跡地へ新築移転ということで方向性を示させていただいたところでありますが、その際に一番大きな課題になってまいりましたのが現庁舎の跡地の活用方策でありました。
 具体的に建設に着手するまでまだ相当の期間がございますので、同時並行的に、この跡地の活用をどうするのか、できるだけ幅広い県民の皆様方のご意見もお聞きしながら検討を進めていかなければいけないと思っております。そうした論議の中で、例えば長崎の都市機能としてどういった機能が不足するのか、あるいは具体的な地域の方々が望んでおられる、にぎわいづくりに貢献できるような役割はどういった施設であれば果たすことができるのか、あるいは、先の懇話会等でご議論いただきました歴史的な、文化的な現庁舎の場所の特性を活かしながら、具体的な整備の方向性等についても検討をしなければいけないと思っておりますので、地元長崎市とも十分な連携を図りながら検討作業を進めていく必要があると思っております。
 また、この点については、実は長崎市の方でも全く同じような思いで、同意をいただいているところであります。

○記者(読売新聞社)  先ほどの幹事社からの質問に関連してなんですけれども、今回は知事の実質的な初めての当初予算で、通常であれば資料の解禁とともに知事の思いを語っていただいて、我々はそれを伝えるという立場なんですけれども、その声を昨日聞けなかったということで、知事として、議会内でいろいろあっても、それに左右されて当日、自分の思いを言うことができなかったという点について、もう一度お願いします。

○知事   私の考え方は、前もって皆様方に予算の内容等についてご説明をさせていただいておりましたが、報道解禁は、議会運営委員会が終わって、私の方で発表させていただいた後、報道をお願いたいといった主旨でありましたので、本来であれば、まずは説明させていただいて報道していただけるような段取りになるというのが普通の状況ではないかと思っています。報道関係の皆様方が紙面をもう既に用意しておられるということもあって、そうであればやむを得ないということでこういったご判断をさせていただいたところであります。手順としては、議会に具体的にこういった議案を提案させていただくということの報告もまだ済んでいない状況でありましたので、できれば、(議会に報告した後に報道いただくといった)報道解禁の当初のお約束の中で機会をいただければありがたかったなと思っております。

○記者(時事通信社)  先ほどの予算をどう表現するかというところで、種を昨年の6月補正でまいて、それを収穫するというふうにおっしゃったんですが、3月で丸1年を迎えられて、結構期間が短い中で、もう種をまいたものを収穫するというふうに表現されたんですが、具体的には。

○知事   申し訳ありません、収穫はまだまだ先の話であります。というのは、総合計画のスタートの年でもありますので、昨年から少し種をまいてきた事業、例えば「アジア・国際戦略」とか、「2011交流拡大プロジェクト」とか、そういう昨年の肉付け段階から取り組んできた分について、先ほど表現をさせていただいたのは、株分けをしながら、大きく育てと。上海航路の復活も盛り込んでまいりましたし、いよいよ梅屋庄吉と孫文の関係も情報発信に取り組もうと、あるいは国際チャーター便もますます誘致拡大し、そしてクルーズ船ももっと引っ張ってきて母港化しようと。少し事業の広がりのある状況の中で今年の予算に取り組んでいます。
 上海航路の復活一つとっても、この7月からということになりますので、県民の皆様方に収穫していただけるのはもう少し先ということになります。今年の総合計画の中にも新しい事業をたくさん組み込んでおりますので、そういった部分についてはまさに来年度から種まきという事業も数多くございます。
 ただ、私の気持ちとしては、昨年から取り組んできているものや、これからいろいろ新しく種まきするものもありますが、もっと株分けをして育て上げていくと、そういう年にしていきたいという思いをお話させていただきました。

○記者(読売新聞社)  予算の関係で関連なんですけれども、これは一言で言うとどういう予算なんでしょうか、知事のお気持ちとして。

○知事   総合計画のスタート予算ですよね。

○記者(読売新聞社)  名前をつけるとしたら。

○知事   活力のある、県民の皆様方が生きがいを持って暮らしていただけるような県を実現するためのスタートの予算、そして、あえて申し上げますと、県民の皆様方のお力添えがなければこうした総合計画の推進は難しいところがありますので、県民の皆様方と一緒に力を合わせてこぎ出していけるような、そういう思いを込めて編成した予算であります。

○記者(長崎新聞社)  特に福祉分野では、痛みに敏感な姿勢が今回受けとれるんですけれども、厳しい財政状況の中で行財政改革を進めるに当たって、逆に痛みを伴う、見直ししなければならないところもあると思うんですが、それはどういうところでしょうか。

○知事   やはりこれまでずっと取り組んできました構造改革、あるいは前回の行財政改革プラン、そういった中でも、県議会でもご議論いただいたように、例えば県単独の補助金等について1割程度削減をお願いしたという経過もあるわけでありまして、そういった中で何とか復元してくれというようなお話も片方でございます。
 そういった痛みを抱えながら、なお新しい事業に財源を投入していかなければいけないということでありますので、これからまた新たな「新行財政改革プラン」に基づいて、一定の財源の捻出も目標として掲げております。できるだけ幅広い皆様方のご理解をいただきながら、そしてまた、自ら痛みを伴うような覚悟をしながら、取り組んでいく必要があるのではないかと思っております。

○記者(長崎新聞社)  具体的には県民にお願いしなければならない痛みというのはどういったものがあるか、今、挙げていただくことは可能でしょうか。

○知事   向こう5年間で135億円程度の収支改善目標を掲げております。その中には、使用料、手数料の見直し、これは時代の変遷に伴って適時見直しをお願いする、そういった負担の増える部分、あるいはまた、県の単独補助金等の見直し等も目標に掲げておりますが、今の段階で具体的にこれだというのはまだこの「新行財政改革プラン」の中で内容を詰めていませんので、その時、その時の状況に応じて財源の捻出、必要な経費の見直しに取り組んでいかなければいけないと思っています。

○記者(朝日新聞社)  今回の予算の件で、初の本格予算の編成ということですけれども、前任の金子知事時代と比べて、最も予算編成で異なる点、違った点というのはどんなところがあるんでしょうか。

○知事   前知事と違ったところがどうかというと特にそんなに大きな違いはないのではないかと思いますが、政策の中に込めた思いについては異なる分が多分に入っていると思っております。
 総合計画の基本理念が、まずは「人が輝く」、これも一人ひとりの痛みに対応して、一人ひとりの方々をきちんと支えていけるような政策を講じていきたいということで、非常に額は小ぶりなんですが、できるだけきめ細やかに対応していきたいという思いを込めた事業がいくつかございます。
 そしてまた、前の知事さんの時代と少し環境が変わってきていますのは、先ほど申し上げたように、東アジア地域が大きく変わってきましたね。中国、韓国、香港、台湾、東南アジアを含めて、この10年間に目覚ましい経済発展を遂げてきておりますし、個人ビザの発給要件も大幅に緩和されるという環境変化が見られております。そういった環境変化をとらえて、新たな施策として国際戦略なども今がチャンスではないかと思って取り組みを始めたところでありますので、これまではなかなか考えにくかった政策も展開できるようになってきたということは多分にあるのではないかと思っております。

○記者(NHK)  2件お聞きしたいんですけれども、諫早湾干拓事業なんですけれども、開門調査により懸念される影響被害に対応するための予算が盛り込まれていますが、こういった予算を盛り込まなければならなかったことについてどのように考えていらっしゃるのかというのと、2点目が、先ほどからも話が出ているんですけれども、昨日の議会運営委員会もそうですけれども、正直、見ていてどう考えても不毛な議論としか思えないような議論が延々と続いたりすることも多々あるかと思うんですけれども、そういった議会のあり方についてどのように知事としては考えていらっしゃるのかというのと、本来、議会というのはどうあるべきとお考えなのかというのを教えていただけますか。

○知事   まず、諫早湾干拓事業のお尋ねについては、仮に開門されるということになると、地元の方では大きな被害が生じる懸念がありますので、何としても開門は避けてもらいたいということを申し上げてきたところですが、結果として福岡高裁判決が確定しました。
 ただ、現時点で具体的な国のお考え等もお聞きできない状況で、極めて不本意であり遺憾に思っておりますが、そういったことが具体的に進んでいくということになると、これは地元としてもしっかり考え方を整理し、必要な対策を講じていく必要があるわけであります。開門を避けることができればそれが一番よかったわけでありますが、そうなりませんでしたので、これについては繰り返し申し上げておりますように、地元の各関係機関の皆様方とも相談をしながら、必要な対策をしっかり講じていく必要があると思っております。大変残念であります。
 それから、議会での議論の件についてでありますが、これは先の政治倫理審査委員会から含めて、相当ご議論を重ねてこられた結果でありまして、私は、さまざまな議論があっていいものと思っております。
 確かに私どもも当初は、昨日、議会運営委員会が開催されて、通常であれば、その中で短時間のうちに一定の審議が行われると思っておりましたが、そうした議論が議会の中でなされた結果、相当の時間が必要になったということでありますので、それはそれでそれぞれの政治家としてのお考えがおありでしょうから、熱心な議論があるというのは、決して悪いことではないと思っております。議論の中身については、私も個別に承知しておりませんので、内容については差し控えさせていただこうと思います。

○記者(西日本新聞社)  今回は公共事業の予算を確保されたということですけれども、昨今、公共事業に対するいろんな意見もある中で、今回、公共予算を増額されたという理由と背景を。

○知事   例えば県内の道路の状況等をご覧いただいてもおわかりいただけると思いますが、県北地域で一番必要だと、急がれると、こう考えております西九州自動車道、あるいは県南地域で非常に大きな課題となっております島原道路、こういった事業をご覧いただいてもおわかりのとおり、なかなか事業が進捗しないという状況があります。
 大都市周辺のように、基盤整備が一定進んでいる地域は、そのほかの行政需要に財源を振り向けるということもあるのだろうと思いますが、まだまだ日本の西端に位置する本県にあっては、基盤整備が十分になされたという意識は持っておりません。
 できるだけバランスのとれた国土を形成するためにも、(国には)基盤整備は引き続き積極的に取り組んでいただきたいと思いますし、地元としても取り組んでいきたいという思いがあります。
 そういう中、(国の)公共事業関係予算は、昨年(平成22年度予算)でも2割近く、そしてまた、来年度(平成23年度予算)も5%を超える削減がされているわけでありますが、まだまだ不十分な社会資本としての基盤づくり、これはやはり欠かせないものであると思っております。また、そのことが副次的な効果として地域経済の活性化に結びついてくるという要素もあろうかと思っております。

4.県庁舎跡地活用について

○記者(時事通信社)  先ほども一度話に出たんですが、県庁舎の跡地の活用の問題で、2月1日に魚市跡地に移転すると知事が表明されて、2〜3日前に長崎市が市役所を公会堂の方に移転したいということを初めて具体的に表明したんですが、その跡地活用で地元の長崎市と十分に連携を今、図っているということなんですが、県庁の跡地に市役所を移転するんじゃないかというような話をしたことがあるのかどうかというのをお聞かせください。

○知事   私自身が県庁跡地を活用して市役所をおつくりにならないかというようなお話をしたことはありません。ただ、この間、県議会等でも、例えば県庁舎を市役所と合築してはどうかとか、あるいは県議会でのご質疑はなかったかもしれませんが、跡地に市役所を移転させてはどうかというようなご提案をお聞きしたのも事実であります。そのことについて具体的な話題として市の方と協議をしたことはございません。

5.会計検査院の実地調査結果に関連する再調査について

○記者(読売新聞社)  2点あります。会計検査院から指摘されている不適正経理について、過去のものですけれども、昨年秋ごろ、会計検査院から指摘があり、結果の報告がありました。それから県では内部調査チームをつくって調査中だと思うんですけれども、先ほどの議会運営委員会の中になるんですけれども、一通り取りまとめ、資料との突き合わせを終わって担当者から事情聴取している段階だと。指摘を受けた分以外に、また新たにあるというような話があったんですが、資料と突き合わせが終わっているのであれば、どの程度また新たなものが見つかったのかということと、それについての見解をお聞きしたいのが一つ。
 もう一つは、諫干の対応についてなんですけれども、菅首相から質問状が返ってきたと思うんですが、その後の対応ですね、何か具体的な考えがその後、地元の関係者の方とのお話の中で具体的な提案がまた生まれてきたのかどうかというところをお伺いします。

○知事   会計検査院からの指摘事項については、帳簿の整理の状況等がなかなか詳細にわたって確認できないような状況がありましたので、これは(会計検査院と直接調整するには)時間もないということで、県の方で責任を持って詳細に調査を行うということで、時間をかけて実態解明に努めてきました。
 ただ、その中でも、やはり取引のあった業者の方々と一つずつ、これはどういうことなのか確認をしないとなかなか解明ができない部分も残されておりましたので、まだ実はその取りまとめの状況等について私が報告を受けている状況ではございません。そういう説明があったのであれば、恐らく近いうちに私の方に最新状況で報告されるものと思っておりますが、新たなものというのは、まだ私も報告を受けておりません。

○総務部長   今、最終調整中ということで、もちろん確定したのであれば皆さん方にすぐお示しするんですけれども、関係者の供述も含めて、現在、最終の調整中ということでありますので、ご理解いただきたいというふうに思います。

6.諫早湾干拓事業について

○知事   それから、諫早湾干拓事業のその後の状況ということでありますが、実はその後、国の方からは一切動きがございません。前回、あの回答状況についてご報告する記者会見をさせていただきましたが、回答の内容のほとんどが環境アセスメントの結果を待って、あるいは開門の時期、期間、方法等については関係者と相談の上ということで、何ら具体的な回答がいただけませんでした。そのため、再度質問をさせていただくということもあるのではないかと、そういった考え方を述べさせていただいておりました。
 実は、この件については国会でも質問趣意書が提出されたり、あるいは質疑がなされたりということも予定されておりましたので、そうしたご論議等も踏まえながら、しかるべき時期に再質問という形でお尋ねする必要があるのではないかと、こう考えていたところであります。ただ、まだ予算質疑等がなされている状況でありまして、これからこの諫早湾干拓事業の開門についてどういうタイミングでご議論がなされるのか、それらを見極めながら、どういう時期にこうした再質問をさせていただくのか、そういった点もこれから検討をしていく必要があるのではないかと思っております。
 ただ、前回の回答状況によると、国会でのご議論の様子なども拝見しておりますが、なかなか具体的なご回答はいただきにくい状況にあるんじゃないかと思っておりまして、環境アセスの結果を踏まえないと回答いただけないのであれば、なぜ上告されなかったのか、改めて疑問に感じているところです。

○広報広聴課長   時間も大分過ぎておりますけれども、次の質問を最後の質問とさせていただきたいと思います。

7.平成23年度当初予算について

○記者(長崎新聞社)  ちょっと確認なんですけど、先ほど議運が長引いて結局発表できなかったことに対してのコメントで、重大に受け止めて、この状況を、政治的判断をされたんだろうと推察されたと、これは野口議員がということですね。

○知事   お聞きしているところによると、当初はお辞めになられるお考えはなかったのではないかと思っておりますが、議会の開会直前の議会運営委員会でありますので、恐らくこれ以上また長引くということになると議会の開催そのものが大きく変わってくる、そういった点を含めてご判断されたのかなと思っております。

○記者(長崎新聞社)  そこは評価されていらっしゃいますか。

○知事   先ほど申し上げたように、政治家としてご判断された結果であろうと思います。

○記者(長崎新聞社)  お伺いしたいのは、昨日、その結果、会見自体が開けなかったことに対しては、知事はどう思われたんでしょうか。

○知事   先ほど申し上げましたように、会見は、議会に、議会の運営委員会に報告をさせていただいた後、こういう形で会見をさせていただいて解禁というお約束であったわけでありますので、選択肢としては、そのまま昨日も伏せたままにしていただく方法もあったかとは思いましたが、(記者の)皆様からの強いご要請もあり、解禁をとらせていただくという判断をさせていただいたということであります。議運の方の話とこの記者会見の場の話はまた別の判断でこういう状況になったと考えております。

○記者(長崎新聞社)  思いの部分を聞きたかったんです。例えば残念で仕方がないとか。

○知事   もともとのお約束がそういうお約束であったので、やむを得ない面があったと思います。

○記者(長崎新聞社)  今日、会見を開こうと思ったのは、議運に説明したので、やろうという知事のお考えがあってこの会見を開かれたんですか。

○知事   昨日は(新年度予算案の発表に併せて)定例会見も予定しておりましたが、開催できませんでしたので、日程調整の結果、今日こういう形で(定例会見を)開催させていただきました。

○記者(長崎新聞社)  予算のことを伝えたいということもあってですか。

○知事   予算のことについてもご質疑いただくのかなと思っておりました。

○記者(長崎新聞社)  県民に伝えたいという、生の声を伝えたいという思いというのは、あったのかなと思ったんですけど。

○知事   もちろんそれはそうだと思いますが、もう既に報道していただいている状況でありますので。
 確かに、最初に思いの部分をしっかりとご説明させていただくような機会はいただきたかったと思っております。

8.副知事の人事案件について

○記者(読売新聞社)  先ほどの議運でも少しお話があったんですが、次の定例会に副知事の人事案件が出されるという話なんですが、その点について、2人体制、当初は2人体制でしたけれども、そこに戻すという考え、もう既に決まっている話だと思うんですけど、戻すという考えはあるのかということをお尋ねします。

○知事   実は、今ご就任いただいている藤井副知事は、4年間の任期がこの3月で満了するという状況でありますので、来るべき議会に副知事の人事案件についてご提案を申し上げ、ご了解を得る必要はございます。
 ただ、まだ人事作業の途中で具体的な方針についてご説明させていただくような状況ではございませんので、ご了解をいただきたいと思います。

○広報広聴課長   それでは、以上で知事の定例会見を終わらせていただきます。

○知事   どうもありがとうございました。

★発言内容については、わかりやすいように一部変更している部分があります。
ここまでがこのページの情報です。
ページの先頭へ

現在、スタイルシートが適用されていないため、 画面上のデザインは再現されていません。 スタイルシートに互換性のあるモダンブラウザのご利用をおすすめいたします。
ページの先頭へ