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知事のページ - 長崎県知事 中村法道

平成23年12月26日 臨時記者会見

 ●会見内容●

九州新幹線西九州ルート(長崎ルート)に係る国の整備新幹線着工方針の決定について

九州新幹線西九州ルート(長崎ルート)に係る国の整備新幹線着工方針の決定について

配布資料:整備新幹線の取扱いについて【PDF:870KB】

○広報課長  それでは、ただいまより知事の記者会見を始めさせていただきます。よろしくお願いします。

○知事  よろしくお願いします。
 今日、政府・与党の整備新幹線問題検討会議等が開催されて、基本的な方針が示されたところであります。お手元にお配りしてあろうかと思いますが、整備新幹線の整備については、配付資料のとおり、着工方針が示されたところであります。
 これによりますと、現在建設中の武雄温泉〜諫早間と、新しい区間となります諫早〜長崎間、これを一体的な事業として取り扱う。この一体的な事業の中には、佐世保線の肥前山口〜武雄温泉間の複線化も含むということとされております。一体的な事業として扱い、軌間可変電車方式、いわゆるフリーゲージトレインにより整備をし、諫早〜長崎間の着工からおおむね10年後に完成、開業することとされたところであります。
 このフリーゲージトレインについては、お手元の資料にも記載してありますように、基本的な走行性能の技術が確立したことを踏まえまして、実用化に向けて技術開発を推進する一方で、JR九州及び地域において導入を判断することが必要とされております。
 それから、肥前山口〜武雄温泉間の単線区間の取り扱いでありますが、フリーゲージトレイン導入の判断を前提として新規着工が決定した段階で整備着手をすると。整備方式については、整備新幹線事業で行うこととされたところであります。
 なお、投資効果、B/C(費用対効果の試算値)は1.1とされております。収支採算性と投資効果を改めて確認するとともに、営業主体であるJR九州の同意が条件とされております。
 これまでの経過については、既にご承知のとおり、この西九州ルートは昭和48年に全国新幹線鉄道整備法の整備計画に位置づけられて以来、平成4年の短絡ルートへの変更など、さまざまな曲折を経てまいりましたが、多くの皆様方の長年の努力により、その一部、武雄温泉〜諫早間が平成20年3月、着工がなされていたところでありました。残すところわずか21キロメートルの諫早〜長崎間がまだ認可がいただけていないという状況でありましたが、今般、全線について、武雄温泉〜長崎間について着工の方針が示されたということは、大変意義深いものであると考えております。
 私は、今年が一つの正念場になるのではないかとの考えから、議長をはじめ県議会議員の皆様方、そして沿線自治体の皆様方、経済界、各種団体の皆様方のお力添えをいただきながら、国に対して何度となく働きかけを行ってまいりました。
 そしてまた、去る10月3日には総決起大会を開催し、県民の皆様方の熱い思いも結集をしていただいたところであります。
 この間賜りました本県選出の国会議員の皆様方をはじめ関係各団体、地方自治体の皆様方のご支援のたまものであり、改めて深く感謝を申し上げたいと考えております。
 今回の決定で、この西九州ルートの開業に向けて大きな山場を越えたものと考えておりますが、改めて今後国において、JR九州あるいは地元との調整が進められるということになってくるものと思っております。
 年度内認可が実現できるよう、そして武雄温泉〜長崎間が着実に整備されるように、引き続き、全力で取り組んでまいりたいと考えておりますので、より県民の皆様方のご理解とご支援をお願い申し上げたいと考えているところであります。
 私の方からは以上でございます。

○記者(西日本新聞社)  幹事社の西日本新聞です。今日のこの決定というのは、おおむね知事としても満足ですか。

○知事  そうですね。これからまだ具体的な認可・着工に至るまでには所要の手続が残されておりますが、基本的な方針が推進の方向で示されたということは大変ありがたいことであると、歓迎をしております。

○記者(西日本新聞社)  当初、県としては、平成29年度ですか、武雄〜諫早間の完成と同時に長崎まで一括開業をと言っていました。この計画によると、一括開業ですが、5年ぐらい遅れることになりそうですけれども、その辺のタイムスケジュールについては、どのように考えていますか。

○知事  これまで武雄温泉〜長崎間の一括開業、同時開業ができるように、一刻も早く諫早〜長崎間の認可をいただきたいという要請を重ねてまいりましたが、やはり最大の課題は、事業費の捻出確保ができるかどうかという課題であったろうと考えております。非常に厳しい財政状況の中、そしてまた東日本大震災の復旧・復興対策で多大な財政負担が見込まれる中、こうした従前の貸付料の財源活用等を含めて一定のめどを立てていただいたということは、大きな前進であろうと思っております。
 (開業まで)諫早〜長崎間の着工からおおむね10年とされておりますので、一刻も早く認可をいただけるように努力していかなければならないと思っているところであります。
 もともと諫早〜長崎間が長大トンネルの整備も必要となっており、29年度までの完成を目指すにしても、非常に微妙な時期を迎えつつあるなという思いがございましたので、今回また新しいスキームが示されたことで、より確実に完成に向かって進むことができるのではなかろうかと思っております。

○記者(西日本新聞社)  今、長崎駅周辺の区画整理とか高架事業が進んでいますけれども、この辺の整合性というのは、これからまた詰めたりされるんでしょうか。

○知事  やはり新幹線整備も、どの部分から着手していくのかというのは、周辺のまちづくりの状況、あるいはまた工事の内容、所要期間等を総合的に勘案して判断をしていくべき課題ではなかろうかと思っております。

○記者(朝日新聞社)  資料に標準軌で整備するとありますよね。これはすなわちフル規格ということだと思うんですけれども、武雄温泉〜長崎間、フル規格で整備するということについて、改めて、長崎の望んでいた満額回答に近い回答じゃないかと思うんですけれども、その点について教えていただきたいんですが。

○知事  今までは、スーパー特急方式という考え方のもと、認可・着工がなされていたわけでありますが、やはり整備新幹線の整備効果を最大限に発揮させるためには、時間短縮効果が最も期待できるフル規格で整備がなされるよう、これについては地元もそういった思いで要請を進めてまいっておりましたので、今回、そういう前提で整備が進められるということは、非常に歓迎すべきことであると考えております。

○記者(朝日新聞社)  先ほども(別の記者が)聞いていたと思うんですが、工期の関係なんですけれども、一括開業ということでずっと求めてきて、示された工期も従来と同じおおむね10年ということで、長崎に関しては延期延長もなかったということなんですが、さっき言ったように、2018年というのはどうやら一括開業は難しいと、これでですね。その辺は、知事としては4〜5年遅れるというのは、今回の状況からするとやむなしというか、許容範囲というふうにお考えでしょうか。

○知事  そうですね。時代とともに財政状況等は変わっていくものと思っておりまして、現在、新たな未整備区間について着手していこうという中で、財源捻出が大きな課題になり、こうしたスキームを組み立てていただいたわけであります。もちろん、それぞれの未整備箇所を抱える沿線自治体等にとっては、一刻も早い開業、整備が望まれるところでありますが、やはりその時々の財政状況等を勘案しながら要請を行っていく必要があるものと思っております。
 先ほど申し上げたように、従前から、全線一括開業が一番望ましい、それも(平成)20年3月着工から10年以内にという思いを持ってきたのでありますが、現実的には、やはりその財政的な負担等も考慮した場合に、難しい現状に直面しているというのは十分承知しておりましたので、逆に、10年以内に完成のめどが立ったということは、歓迎すべきことではなかろうかと思っています。

○広報課長  ほかに知事への質問はございませんか。

○記者(毎日新聞社)  総工事費なんですけれども、これはどんな風に読み取ればいいでしょうか。

○知事  従前は、少し試算時点が古いかもしれませんが、武雄温泉〜諫早間が45キロメートル、これは2,600億円とされておりまして、そして諫早〜長崎間21キロメートルが1,100億円、合わせて3,700億円と試算をされておりました。しかしながら、おそらく時点修正で、その後、整備費は増嵩していくだろうという課題も指摘されていたわけであり、今回、その全線分について5,000億円という事業費が示されたところであります。

○記者(毎日新聞社)  地元負担はどうなりそうなんでしょうか。

○企画振興部政策監  5,000億円の18.3%ですね。

○知事  地元負担も、事業費が増嵩してまいりますので、増加するということになろうかと思います。

○記者(毎日新聞社)  その点は、いたし方ないとお考えですか。

○知事  そうですね。いずれにしても、資材高騰等の諸要因があって、それは当然ながら吸収していかないと新幹線は完成しないわけでありますので。先ほど申し上げたように、地方負担について相当軽減されるスキームの中で事業が推進できるということは、有利な整備手法ではなかろうかと考えております。

○記者(共同通信社)  今回の決定を追い風にして、新鳥栖〜武雄温泉間のフル規格というのを佐賀に同意を求めたり、協力を求めたりするお考えってあるんでしょうか。

○知事  それは今回、基本条件等の確認に示されておりますとおり、フリーゲージトレインを導入する、そして肥前山口〜武雄温泉間の単線区間の複線化についても新幹線スキームであわせて着工と同時に進めていくということであって、新鳥栖〜武雄温泉間をフル規格で整備するというのは、佐賀県のご了解もいただけてない案でありまして、前提条件が全く異なる話でありますので、現時点では、難しい話であると思います。

○記者(読売新聞社)  今日示された条件で武雄温泉〜長崎間についてはJR九州の同意というのがありますけれども、これは唯一の条件だと。JR九州の方からも、これまでネガティブな話は聞こえてこないですけれども、知事として、改めて要請するとか、一応条件として示された以上、何らかの働きかけというのは今後行っていくお考えなんでしょうか。

○知事  この区間についてはフリーゲージトレインを走らせるということで、これについては一定めどが立ったということでありますが、いろいろな課題はこれからの技術開発を進める中でもやはり解決すべき課題となるのではなかろうかと思っております。そういった問題点等を含めて、総合的にJR九州の方で判断をされるということになろうと思いますが、今のところ、そういった整理をしていただくことがまずは必要ではなかろうかと思っております。判断をされる際に、必要であれば私どもの方からも、ご理解いただけるように努力していかなければならないと思います。

○記者(長崎新聞社)  今日の決定は、知事は100点満点ですか、それとも何か減点理由があれば教えてください。

○知事  今の時点では、ここまでかなと思います。あとは具体的な課題を整理して、(鉄道建設・運輸施設整備支援機構から国へ)認可申請ということになります。先ほど申し上げたように、一刻も早く実現、着工できるように努力していかなければならないという課題は残っておりますが、まあまあ満足の得られる結果ではなかろうかと理解をいたしております。

○記者(長崎新聞社)  予想どおりということですか。

○知事  期待していた状況に近いと思っております。

○記者(長崎新聞社)  県民の中には、やはりそういった知事の思いとは裏腹に、反対だったり、関心が低かったりというのがあるんですが、これで変わってきますでしょうか。

○知事  私も、いろんな場で多くの方々からご意見をお聞きいたします。直接、新幹線については反対だとおっしゃる方々も少なくありませんし、地域によっては、新幹線よりも高速道路の整備が先だというような意見も確かにあります。ただ、足元を考えます時に、鹿児島ルートの現状等を見た場合に、確かに新幹線というのは二面性があると思います。ストロー効果があって、逆に大都市に吸い上げられてしまうのではないかというお話もあります。ただ、その反面、集客、外からおいでいただくお客様は、相当離れた地域から集客することが可能になってきます。鹿児島ルートが対前年比7割程度も伸びているというような現状を考える時に、長崎県も観光県の一つでありますので、関西圏域、中国圏域から多くの皆様方にお出かけいただくことができる環境が整うのではないかと思っており、私は、整備効果に大きな期待を寄せているものであります。

○記者(NHK)  先ほども出ていたんですけれども、長崎駅周辺のまちづくりの関係で、この4〜5年の遅れというのは何かその影響が出るのかどうかという点が一点と、もう一点は、今後に向けた課題について聞きたいんですけれども。

○知事  駅周辺のまちづくりというのは、今まで(新幹線の)認可が得られておらず、新幹線駅が来るのか来ないのか自体がわかりませんでした。しかしながら、所要の手続が進んでいくと、新幹線駅の整備を前提に、まちづくりも組み立てていく必要があるものと思っております。したがって、完成の時期は、駅舎の周辺をどのタイミングで取り組んでいくのかということにかかわってくるものと思いますので、整備に対して相当時間がかかると、あるいは他の事業との関連の中で、より早期に方向づけを行う必要があるということになれば、当然ながら、そういったスケジュールの中で整理をしていくべき課題であろうと思っております。
 次に、今の課題は何かということでありますが、当面は、やはりしっかりと一刻も早く認可が得られるように、諸条件の調整を進めて申請してもらうということになってくるものと思っております。
 また、着手をするということになりますと、具体的な地権者の皆様方のご理解を得る用地交渉でありますとか、周辺のまちづくりとの兼ね合い、またこの新幹線の整備を地域の活性化にどう活かしていくのか、これは地域の皆様方と一緒になって知恵を絞っていかなければならないと思いますので、そうした取組が確実に進むように努力を重ねていく必要があります。

○記者(共同通信社)  すみません、いいですか。質問じゃないんですが、満足をされているとおっしゃっているんですけど、笑顔で会見されてないので、何か笑っている形で話していただけるとうれしいなと思うんです。

○知事  (笑顔で)満足です。

○記者(共同通信社)  すみません、ありがとうございました。

○記者(長崎新聞社)  気持ちとしては、ほっとしているのと、うれしいのとどっちですか。

○知事  やはり今の段階では、ほっとしているというのが本音のところですね。これからいろいろ絵をかいて地域の活性化に結びつけるような具体策を練っていかなければならないと思いますので、そういう計画が進んでいくと、これが本当にうれしいことになってくるのではなかろうかと思っております。

○記者(長崎新聞社)  プレッシャーが多かったんですか。

○知事  最後の最後まで気を抜けない状況であるのは事実だったと思います。特に、復興財源の捻出が大きな課題となっておりましたし、そのためには、やはり増税という痛みも国民の皆様方に担っていただく中で、こういった事業が進むかというのは非常に予断を許さない状況が続いてきただけに、こうした方針をお示しいただいたというのは、正直申し上げて、よかったなと思っております。

○広報課長  以上で知事の会見を終わらせていただきたいと思います。
 以降は、企画振興部政策監の方で詳細について質疑を受けたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

○知事  どうも、後をまたよろしくお願いします。ありがとうございました。

★発言内容については、わかりやすいように一部変更している部分があります。
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