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知事のページ - 長崎県知事 中村法道

平成26年7月15日 定例記者会見

      

 ●会見内容●

                              
                   

         1.「長崎がんばらんば国体・大会」関係のお知らせ(一般観覧者の状況)について
         2.海洋再生可能エネルギー実証フィールドの選定について
         3.世界遺産候補について
         4.石木ダム事業について
         5.AIG富士生命保険株式会社の立地決定について
         6.中国週刊紙キノコ雲報道について
         7.全国放送のテレビ番組(諫早湾干拓問題)について
         8.石木ダム事業について(2)
         9.全国放送のテレビ番組(諫早湾干拓問題)について(2)
         

     
           

1.「長崎がんばらんば国体・大会」関係のお知らせ(一般観覧者の状況)について

○広報課長 それでは、ただいまより、知事の定例記者会見を始めさせていただきます。
 まず初めに、毎回参加してくれております「がんばくん」と「らんばちゃん」でございますが、本日はスケジュールの都合により欠席ということであります。
 では、知事、よろしくお願いいたします。

○知事 どうぞよろしくお願いいたします。
 まず初めに、皆様に2点ご報告させていただきます。
 まず1点目は、「長崎がんばらんば国体」の総合開閉会式、そして「長崎がんばらんば大会」の開閉会式の一般観覧者の応募状況について、ご報告させていただきます。
 県の実行委員会では、ご承知のとおり5月7日から6月30日までの間、両大会の開閉会式の一般観覧者を募集しておりました。おかげさまで「長崎がんばらんば国体」の総合開会式では、予定席数が1万席に対して約2万1,000人、そして、総合閉会式にも予定席数5,500席にほぼ見合うご応募をいただいたところであります。
 また、「長崎がんばらんば大会」の開会式では、予定席数4,000席に対して5,200人、閉会式にも予定席数5,000席にほぼ見合うご応募をいただきました。
 県内外から多くの皆様にご応募をいただき、改めてお礼を申し上げる次第でございます。
 なお、この予定席数を超えた両大会の開会式につきましては、本日午前中に公開抽選会を実施し、当選者の決定をさせていただいたところであります。

      

     
          

2.海洋再生可能エネルギー実証フィールドの選定について

○知事 続きまして、2点目のご報告であります。
 海洋再生可能エネルギー実証フィールドの選定についてご報告させていただきます。
 本日、山本海洋政策担当大臣から、国の海洋再生可能エネルギー実証フィールドに本県海域を選定した旨の発表がありました。海洋県長崎として、海洋を活かした産業づくりの取組を進めておりますなか、提案海域すべてが選定を受けたことは非常にありがたく、また、嬉しく思っているところであります。
 特に、漁業関係者の皆様方のご理解、また提案に際し多大なお力添えをいただきました本県選出国会議員の皆様方、ご助言をいただきました有識者会議の各委員の皆様方、関係企業の皆様方に心から感謝を申し上げる次第であります。
 今後は、この実証フィールドの整備・運営等につきまして、国との協議をさらに重ねながら、早期の整備・活用に向けた取組を進めていくこととなります。
 県といたしましては、実証フィールド選定の効果を最大限に活かすとともに、実証フィールドの誘致にとどまらず、さらに海洋エネルギー産業の拠点づくりに向けた構想やロードマップの策定に取り組み、本県経済の活性化と雇用の創出を目指してまいりたいと考えております。
 今後とも県民皆様方のご理解とご支援をよろしくお願い申し上げます。
 以上、私の方から2点ご報告をさせていただきます。
 あとは、どうぞよろしくお願いします。

○記者(日本経済新聞社) 今の海洋再生可能エネルギー実証フィールドの選定について、3つ提案して3つとも通ったというのはかなりの高確率だったと思うんですが、こういう好結果が生まれた理由というのはどう考えられていますでしょうか。

○知事 1つは、本県が提案させていただいた海域が非常にポテンシャルが高かったということ。そして、具体的に実証フィールドを展開していただくに当たって、漁業者の皆様方を含めて関係者の調整がうまく進んできたということ。そしてまた、具体的な各企業から大きな関心を示していただいているといったことなどが評価された結果ではないかと思っております。

○記者(日本経済新聞社) これはゆくゆくは、もう一方で進んでいる海洋クラスター産業の創設とか、そういった県内のニーズと呼応していくようなことを期待されていますか。

○知事 そうですね、当然ながらこれはこれからの全く新しい分野、非常にすそ野の広い産業の誘致・集積に力を注いでいこうと考えておりますので、県内産業の皆様方にも関心を示していただいて、そういった連携を図りながら、新たな産業の創出に力を注いでいきたいと考えております。

○記者(NBC) これに関連して、国の実証フィールドに選ばれたということは、例えば金銭的なことも含めてメリットか何かあるんですか。

○知事 1つは、国内にとどまらず海外からも興味、関心を示していただいておりますので、こういったフィールドを活用してエネルギー実証研究に取り組んでいただき、そこでまた新たな研究機関であるとか、人材の集積、そして、(本県が)そういったフィールドを抱えることによって世界各地域から見学者、視察者の方々もおいでいただけるのではないかと思っております。
 また、本県が提案した最大の特徴は、実証フィールドにとどまらず、商用化までにらんだ展開を考えておりますので、将来のそういった取組につながっていく可能性も出てくるのではないかと期待しております。

○記者(NBC) 国からのバックアップは何か具体的にあるんですか。

○知事 まだ具体的な支援スキームというのは、これからだと思いますが、当然ながら国のプロジェクトとして進んでいくわけですので、そういった資金面、あるいは技術的な面を含めた支援体制は期待できるものと思っております。

○記者(長崎新聞社) 今回、実証フィールドに選ばれて、実際にそういう実証の実験というのが始まってくる時期的なものというのはもう見えているんですか。

○知事 まだこれからの手順がどういう形で進んでいくのか、国の支援措置等も具体的な予算化がなされなければならないと思います。具体的なロードマップ等の作成は、私どもも一緒に進めなければならないと思っておりますが、具体化はこれからの課題だと思っております。

      

     
                

3.世界遺産候補について

○記者(西日本新聞社) 世界遺産が、この前推薦が了承されましたが、改めてご感想と今後推薦書を出したり、本登録までの課題について、どのように知事は今考えていらっしゃいますか。その点を教えてください。

○知事 先般10日の文化審議会で「長崎の教会群」を推薦候補として選定していただいたということで、これも関係の皆様方、国会議員の皆様方のお力添えのたまものであり、関係の皆様方に大変感謝を申し上げております。
 この間、2年にわたって足踏みを続けてきたわけでありますが、文化審議会では、ほぼ完成に近い形であるというご評価をいただいていると思いますので、あとは国の具体的な選定手続である閣議了解という手続が必要になってまいります。
 来年の1月いっぱいまでに提案書を提出させていただくということになりますので、さらに説明内容等を見直して熟度を高める必要があるのか、精査をして、完成度を高めていかなければならないと思っております。

○記者(西日本新聞社) 県民の機運醸成とか、信徒の理解みたいな部分についてはどのように対応されようとしていますか。

○知事 これまでも県民の皆様方には、この教会群の価値でありますとか、そういった部分についてはできるだけ情報発信に努めてまいりましたが、これからはいよいよ世界遺産委員会での審議、あるいは、その前のイコモスの調査にたえていかなければいけません。しっかり説明をして、理解を得ていく努力が必要だろうと思います。そういった意味では、いろんな機会を捉えて情報を発信し、また、説明をさせていただく努力を重ねていかなければならないと思っております。
 それから、この教会群というのは、ご承知のとおり信徒の皆様方にとっては祈りの場になっておりますので、外からお越しいただく観光客の皆様方とのいろいろなトラブル等が回避できるよう、しっかりした仕組み、受け入れ態勢をつくっていかなければならないと思っております。

 そういう意味で、それぞれの地域の教会守の皆様方の役割等について既にお願いをさせていただいたり、受け入れ態勢の整備を進めていただくなど話し合いを進めてきておりますので、できるだけ早く受け入れ態勢や安心できるような態勢をつくっていきたいと思っております。
      

     
          

4.石木ダム事業について

○記者(長崎新聞社) 昨日、石木ダム建設をめぐって、立ち入り通知を県が反対地権者の方に送られましたが、その意図、知事としての判断はどのようなところにあったのでしょうか。
 また、さらに付替道路の建設も、これまで「近々」という表現でおっしゃってこられましたが、現時点でどのように判断されているのでしょうか。

○知事 事務手続について進めさせていただきたいという旨は、先般、地権者の皆様方とのお話し合いの場でもお願いさせていただいたところですが、いよいよ裁決申請期限まで残りわずかとなってきたところです。
 この裁決申請をどうするかということについては、まだ、結論を出すには至っておりません。今後とも、話し合いによって解決できることを第一義に考えているところですが、ただ、それとはまた別に、事務手続は手続として進めていかなければ(なりません。)現時点で裁決申請への道そのものを閉ざしてしまうというわけにはいかないと考えており、事務手続も併せて進めさせていただく。そして、地権者の皆様方の理解を得るための努力も併せて並行して進めていかなければならないと考えているところです。
 それから、付替道路の件につきましては、この工事予算が繰越予算であり、この間、事業認定申請手続等も進められていたということもありまして、この着工を見合わせていたわけですが、いよいよ工期が確保できなくなりつつあるという時期に差しかかっておりますので、近々のうちに着手させていただきたいと、先般の地権者の皆様方とのお話し合いをさせていただいた機会にお願いを申し上げてきたところです。

○記者(長崎新聞社) 2点ありまして、裁決申請の道そのものを閉ざしてはならないと思う理由ですね、知事の思い。
 それと、今回そういった通知を出すことで、この前の川原(こうばる)地区での集団面談、今後も続けようということになったと思うんですが、なかなか協議が難しくなるのではないかと思われるのですが、その点についてはどのようにお考えでしょうか。

○知事 裁決申請については、事業認定告示が昨年9月になされまして、それから1年以内にしなければ、事業認定手続そのものが無効になってしまうということになるわけであります。
 したがいまして、最後の最後までご理解が得られるように努力を重ねる一方で、事務手続の期限がもう目前に迫っているということで、昨日、ご報告させていただいたような手続に着手したわけであります。私の考え方としては、やはり地権者の皆様方の理解を何としてもいただいて事業着手できるよう努力していかなければならない。この考え方は、繰り返し申し上げておりますように、いささかも変わっていないところでありますが、ただ、いたずらに先延ばしするというわけにもいかない状況にあるのではないかと思っております。

 確かに、13世帯の皆様方を中心に、まだご理解がいただけていない状況であるのは事実でありますが、他方、8割を超える皆様方からは、一刻も早くダムの建設に着手するようにというご要請もいただいているわけでありますので、そうしたお声等も十分含めた上で、しかるべき時期には判断をしていかなければならないのではないかと思っているところであります。
      

     
          

5.AIG富士生命保険株式会社の立地決定について

○記者(長崎新聞社) 本日、AIGグループの富士生命保険の長崎への進出というのが発表されましたが、これでAIGグループの地方拠点としての長崎への集積化というか、拠点化というのが進んでいると思うんですけれども、その点に関して、ご感想をお伺いできればと思っております。

○知事 これまでも、県民所得の向上対策、地域に良質な雇用の場を創出するという意味で、製造業の誘致にとどまらず、オフィス系企業の誘致にも力を注いできたところですが、今般また、そういった保険会社のグループの立地をいただいたと。しかも、正規職員として雇用の場を増やしていただくということで、大変ありがたいことであると思っております。これもやはり本県に優秀な人材が豊富に存在するということを高く評価していただいた結果ではなかろうかと思っております。そういう意味では、これからもそういったオフィス系企業の誘致にもしっかり取り組んでいきたいと思っております。

      

     
          

6.中国週刊誌キノコ雲報道について

○記者(長崎新聞社) 先日、中国の地方紙が、広島、長崎の地図上に原爆のキノコ雲と見られるイラストを載せた問題がありました。被爆県の知事として、知事のご見解を、あるいは、抗議などの意思があられるかどうか、そういったことを伺いたいと思います。

○知事 私も報道で拝見をいたしまして、本当に残念で、不見識な内容ではなかったかと思っております。被爆者の皆様方の核廃絶、世界の恒久平和実現に向けた思いを理解されないような形での記事掲載になったということを大変残念に思っておりますが、国の抗議もなされて、今では電子版からはもう削除されているという話を聞いております。したがいまして、これから、県として特段の抗議等は今の段階では考えておりません。

      

     
          

7.全国放送のテレビ番組(諫早湾干拓問題)について

○記者(西日本新聞社) 昨日、全国放送のテレビ番組で、諫早湾干拓問題が取り上げられていて、無駄な公共事業の一例として扱われていたかと思うんですけれども、これについて何か知事としての見解とか反論とかありますか。

○知事 番組を見ておりませんので、どういう報道があったのか承知しておりませんが、無駄な公共事業であるのかどうかというのは、(事業が果たしている)内容をよく見ていただければご理解いただけるのではないかと思っております。
 長年にわたって地域住民の方々が苦労を重ねて、また、大きな災害を体験する中でこの事業が進められてきたという経緯があるわけでありますので、そこは私どももこの事業の経過、必要性、そういったものについても引き続ききちんと説明をしていかなければならないのではないかと思っております。

 そういうことがあったということであれば、大変残念でなりません。
      

     
          

8.石木ダム事業について(2)

○記者(KTN) 先ほどの石木ダムに戻るんですが、先日、知事が週末に面会されて、3日後のこの月曜日に(裁決申請の)手続に進んだんですね。面会が一つの、何でしょうね、言葉は悪いですが、一つのアリバイづくりみたいな、何かそういうふうな見方というのもできないことはないかなと思っているんですが、あの面会についてはどういうふうなものだったのかという認識、あと、それから3日後に手続をしたというふうなところの実際の実情といいますか、そういったものを教えてください。

○知事 地権者の方々との面談の機会というのは、これまでも私も直接現地をお訪ねさせていただき、個別に訪問をさせていただいて、そうしたお願いもさせていただいてきた経過もあります。そして、6月の末ぐらいから、ぜひそういう機会をいただきたいということで、日程調整もさせていただいてきたんですが、なかなかそれが実現できなかったということで、結果として11日にそういう機会をいただいたわけであります。そういう中で、決して、先ほどおっしゃったような意図ではないんですけれども、たまたまそういう時期になってしまったということです。

 したがって、これまでもそういった協力についてお願いをさせていただきたいという思いはずっと持ってきており、その都度お願いをさせていただいてきました。昨年も事業認定告示後に重ねてそういう場をいただけないかというお願いをさせていただいてきたんですが、なかなか実現できなかったということであります。
      

     
          

9.全国放送のテレビ番組(諫早湾干拓問題)について(2)

○記者(共同通信社) 知事、すみません。先程「そういうことがあったのは、大変残念です。」というところなんですけれども、これは池上 彰氏の番組で諫早湾干拓事業が無駄な公共事業の一例として挙げられたということについて残念という意味ですか。

○知事 そうですね。(諫早湾干拓事業の経過、必要性について)理解をよくしていただいてないということは、本当に残念極まりない話だと思っております。

○記者(共同通信社) 池上氏の番組の中で、さらに、1日49万円の制裁金を払い続けることについて、無駄な公共事業に、さらに無駄な支出があるというようなことで指摘がありましたけれども、そこについては、知事も、今までおっしゃったように、対策工事費もかかるというところで、さらに無駄が出てしまうかもしれないのでという説を知事はおっしゃっていましたけれども、そこの思いは変わらないですね。

○知事 全く、前回申し上げたとおりでありまして、私どもの考え方というのは、今の諫早湾干拓事業が果たしている機能、その他着目してよく承知いただければ、無駄な公共事業であるのか、ないのか、これは理解していただけるものと思っております。そういった中で、開門に向けて三百数十億円、あるいは開門の手法によっては1,000億円を超える対策工事費も必要になってくるわけでありますので、そういった点を含めて議論をしていただかないと、1日49万円払い続けるから無駄な公共事業なのかどうか、そこはしっかりお考えいただきたいなと思っております。

○広報課長 以上を持ちまして、定例記者会見を終了させていただきます。
 どうもありがとうございました。

○知事 どうもありがとうございました。

      

     
      ★発言内容については、わかりやすいように一部変更している部分があります。      
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