野母崎で出会ったおいしいもの
あじの蒸しかまぼこと厚焼き
 混ぜものなしで、魚そのものの風味が味わえる「あじの蒸しかまぼこ」はそのままかわさび醤油で。えそのすり身が入った少し甘めの「厚焼き」は素朴な味。家庭の味を届けたいと、刺身に使える新鮮な魚を手開きし、作業はすべて手作業。ドライブ途中に立ち寄りたい。
野母崎物産
長崎市高浜(たかはま)町4751 TEL.095-894-2492
干うるめ
 近海で獲れたウルメイワシを冷風乾燥させた「干うるめ」。軽くあぶって食べれば、絶妙の塩加減についつい手が伸びてしまう。樺島の老舗(しにせ)が誇る自慢の一品。
小川要一商店
長崎市野母崎樺島町459-9 TEL.095-893-0553
アゴのかまぼこ
 近くの定置網で獲れた新鮮なアゴ【飛魚(とびうお)】を使ったかまぼこは、手作りならではの弾力で美味。アジやカマス、ヒラスやマトウダイなど時期によって魚は異なる。魚と調味料だけで作る昔ながらのかまぼこ作りは体験もでき、作りたて、できたての味を楽しめる。
おおとり丸
長崎市野母町1432-13 TEL.095-893-2113
びわ
 毎日開店の30分前には行列ができるという「のもざき朝市」で見つけたのは、朝収穫したばかりのびわ。色や形もさることながら上品な甘みは感激もの。しかも11個入りのパックがなんと180円。これぞ、地元価格である。
のもざき朝市
長崎市野母町2192 TEL.095-893-2401
野母崎特撰塩うに
 野母崎の磯で採れたムラサキウニを丁寧に塩漬けしたもの。海の恵みを感じる野母崎らしい一品はお土産にピッタリ。
のもざき物産センター
長崎市野母町568-1 TEL.095-893-0950
野母崎あすなろ加工部 JA長崎せいひ女性部野母崎支部のメンバーで構成する「野母崎あすなろ加工部」のみなさん。主婦の力を活かした商品は郷土の味として親しまれている。商品は「のもざきふれあい市場」や地元の商店で販売。まんじゅう作りの体験も受け付けている。
梅干し
 野母崎には梅の木が多いことから、各家庭で梅干しを漬けるという。こちらはメンバーが栽培したという梅を丁寧に漬けた梅干し。
田舎まんじゅう
 ふっくらとした生地の中には、こしあんがたっぷり。野母崎では祭りやお盆の時には各家庭でまんじゅうを作るという。特徴は地元の人が「まんじゅうの葉」と呼ぶ葉っぱ。「正式な名前は知らんもんねぇ」。みなまんじゅうを作る際は山に取りに行く。
麦みそと納豆味噌
 昔ながらの製法を守り続けている麦みそと、ご飯にピッタリの納豆味噌(みそ)。水飴(あめ)や細かく刻んだみそ漬け、納豆やちりめんじゃこが入った納豆味噌は甘辛く、キュウリにのせて食べるのもおすすめ。
みそ漬け
 しっかりと味が染み込んでいて、懐かしい味わい。メンバーが自家栽培した大根や人参に加え、カジメのみそ漬けは野母崎ならではだ。
これまでも、これからも海とともに。

 野母崎では、どこにいても鳥の声が聞こえる。そして、どこにいても海風を感じる。日に焼けたたくましい男たちは陽気に笑い、人々は港やバス停、道端に腰を下ろして話に花を咲かせる。
 脇岬の路地裏を歩いていたら、「天気のよか日は朝日も夕陽もきれかとよ」と通りがかりの女性が教えてくれた。彼女は毎日空を見上げ、今日一日に感謝するのだという。「とれたての野菜と、新鮮な魚が長生きの秘訣(ひけつ)よ」と教えてくれたおばあちゃんもいた。静かな半島では静かな暮らしが営まれている。温暖な気候はきっと人の心も温かくするのだろう。
 この夏訪れたい、身近な南国である。

ここまでがこのページの情報です。