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風しんは、風しんウイルスによって引き起こされる感染症です。
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感染経路は、咳やくしゃみなどのしぶきに含まれるウイルスによって感染する「飛沫感染」です。
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症状は、ウイルスに感染して2週間から3週間の潜伏期間を経て、発疹、発熱、リンパ節の腫れ等が認められます。
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ウイルスに感染しても、明らかな症状が出ない人もいます。
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風しんに感受性のある妊娠20週頃までの妊婦が風しんウイルスに感染すると、出生児が先天性風しん症候群を発症する可能性があります。
発生状況について
長崎県と全国の風しんの発生件数
年(※1) |
2015 | 2016 | 2017 | 2018(※2) | 2019 |
長崎県 | 0 | 1 | 0 | 3 | 5 |
全国 | 163 | 126 | 91 | 2,917 | 650(※3) |
(※1) 1年間の発生件数は、1月から12月までの期間で集計したものです。
(※2) 2018年の数値は、1週から52週までの累計数(速報値)です。今後、数値が変更される可能性があります。
(※3) 2019年の数値は、8週(2月24日まで)現在の数値です。
予防について
予防にはワクチンが有効です。下記に方は、ワクチンの接種をご検討ください。
風しんに罹患したことが無い
ワクチン接種歴が1回も無い人
抗体検査で免疫が低い人
特に、30歳代から50歳代の男性においては、抗体価の低い方が2割存在しているとされていますので、検討をお願いします。
予防接種を希望される場合は、かかりつけ医にご相談ください。
風しんワクチンを接種することによって、95%以上の人が風しんウイルスに対する免疫を獲得することができると言われています。
また、2回の接種を受けることで1回の接種では免疫が付かなかった方の多くに免疫をつけることができます。
さらに、接種後年数の経過と共に、免疫が低下してきた人に対しては、追加のワクチンを受けることで免疫を増強させる効果があります。
風しんが疑われたら
- 咳やくしゃみが出るときは、マスクを着用するなど咳エチケットを気がけましょう。
- 医療機関を受診する際は、事前に連絡をして受診方法を相談してください。また、受診する際は、公共交通機関等の利用はお控えください。
- 妊娠中の女性は予防接種が受けられないため、妊婦との接触を避けてください。
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