キリスト教解禁後、潜伏キリシタンたちの多くはカトリックに復帰した。1879年に外海地域の司祭として赴任したパリ外国人宣教会のド・ロ 神父は、カトリック司祭としての役割以外にも人々の暮らしを豊かにするための数々の事業活動に大きく貢献した。
掲載の写真は、出津集落全景を撮影した作品である。出津教会堂や旧出津救助院などの建物が立ち並んでいる。同集落が発展してきた今日の背景には、二百数十年におよぶ潜伏キリシタンの信仰継承とド・ロ神父の業績を想いながら、晴天の早朝に陽光が当ろうとする瞬間にシャッターを切った。
- 撮影場所:長崎市西出津町
- 撮影日時:2015年9月20日 午前6時半頃
- 撮影者:池田勉
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長崎と天草地方のキリスト教関連歴文化遺産群ウェブサイト(おらしょ-こころ旅-)・フォト巡礼
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