NAKSS(長崎県河川砂防情報システム)の事業紹介

 長崎県は、日本の西端に位置しており、局地的な集中豪雨が発生しやすい地理的条件を有しています。
 
 水害や土砂災害から人命を守るためには、的確な情報伝達により早期に避難が可能となるような警戒・避難体制の整備が不可欠です。
 
 NAKSSは、長崎県がこれまでに実施してきた河川整備や砂防えん堤等のハード施設整備と合わせて、河川水位や雨量等の防災情報をリアルタイムに収集・提供するシステムで、効果的な水防活動や自主的な警戒・避難活動の支援を行うことを目的としています。

 長崎県では、平成9年度より県内主要河川の河川水位を観測する水位観測局や県内主要河川の流域、土砂災害危険箇所に降る雨量を観測する雨量観測局の整備及び観測された防災情報を収集・処理・提供するためのシステムの整備等を行い、平成15年度より防災情報の提供を開始しています。   

 長崎県が定めている水防警報指定河川、氾濫想定区域内の資産額が高い河川、県内を地形・降雨特性によってブロック割りした区域の中の代表河川を監視対象河川として整備しました。
 河川水位は、川の中に設置された水圧センサーにより検出された水圧を変換器により水位に変換して観測します。
      

 長崎県内を半径3.0kmの円(面積28.3km)で概ね網羅するよう整備しました。
 雨量は、雨量1mm毎に転倒する「転倒ます」の回転数を計測して観測します。
  

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