小児心療

<小児心療科について>

小児心療科の概要:

 小児心療科は「子どもの心の問題」全般に関わる診療科で、主な対象疾患は、心身症(起立性調節障害、過敏性腸症候群、慢性機能性頭痛、心因性発熱、心因性頻尿、遺尿症、遺糞症など)、摂食障害(神経性無食欲症、機能性嚥下障害、心因性嘔吐症など)、夜尿症、睡眠障害、チック障害、神経性習癖、不安障害、抑うつ状態、行動上の問題(不登校、問題行動など)、発達障害に伴う諸問題、慢性疾患に伴う諸問題などです。子ども時代に生じたさまざまな心の問題を、できるだけ子ども時代に解決し、成人したときによりよい人生が送れるようになることを目標に、子どもと家族の支援を行っています。

外来診療:

 治療は外来が基本です。新患は1時間、再診は30分程度の時間をかけて、環境調整、生活指導、薬物療法、家族支援などを中心に治療を進めています。また、必要な場合は公認心理師にカウンセリング、プレイセラピーを依頼しています。

 外来新患は原則、中学生までとしています。高校生年代で発現する精神科的諸問題は成人に持ち越す場合が多く、当初から成人対象の精神科で治療を開始する方が望ましいと考えるからです。ただし、小児期に治療を開始した患者については高校生以降も可能な限り治療を継続し、適切な時期に精神科への移行を検討しています。

入院治療:

 原則、中学生以下を対象に、下記のような入院治療を行っています。入院中は必要に応じて隣接する県立諫早東特別支援学校(小中学部)と連携しています。

1. 起立性調節障害の検査入院起立性調節障害検査入院[PDFファイル/944KB]1泊2日

2. 身体的問題(起立性調節障害や生活リズムの乱れ、高度肥満など)を伴う不登校:2週間~1年程度

摂食障害(神経性無食欲症など)で痩せが進行する場合:2~6ヵ月程度

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  • こども医療福祉センター
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