新型コロナウイルス感染症
第30週の報告数は217人で、定点当たり報告数は4.25でした。地区別では、佐世保地区(6.43)、県南地区(6.40)、県北地区(6.33)は他の地区より多くなっています。県全体では6週続けて増加していますので、今後も動向に注意しましょう。
本疾患の主な症状は、発熱、咳、全身倦怠感等の感冒様症状で、主に飛沫感染や接触感染により感染します。場面に応じたマスクの着用や手洗い、換気、三密の回避などの基本的な感染対策に努めましょう。
感染性胃腸炎
第30週の報告数は74人で、定点当たり報告数は2.39でした。地区別にみると、西彼地区(6.67)、県央地区(5.20)は、他の地区より多くなっています。
本疾患は、細菌又はウイルスなどの病原微生物による嘔吐、下痢を主症状とする感染症です。原因はノロウイルスやロタウイルス、エンテロウイルス、アデノウイルスなどのウイルス感染による場合が主流ですが、腸管出血性大腸菌などの細菌が原因となる場合もあります。手洗いの励行とともに、体調管理に注意して感染防止に努め、早めに医療機関を受診しましょう。
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎
第30週の報告数は51人で、定点当たりの報告数は1.65でした。地区別では、県南地区(6.33)が警報レベルの報告数となっています。
本疾患の好発年齢は5歳から15歳で、鼻汁、唾液中のA群溶血性レンサ球菌を含む飛沫などによってヒトからヒトへ感染します。また、食品を介しての経口感染もあります。潜伏期間は約1日から4日で、突然の発熱(高熱)、咽頭痛、全身倦怠感、時に皮疹もあります。症状がある場合は、早めに医療機関を受診するとともに、手洗いを励行し、感染防止に努めましょう。
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