性感染症(STI)とは
- 性的接触を介して感染する可能性がある感染症を指します。
- 性器クラミジア感染症、性器ヘルペスウイルス感染症、尖圭コンジローマ、淋菌感染症、梅毒などが含まれます。
- 性的接触により、口や性器などの粘膜や皮膚から感染します。オーラルセックス(口腔性交)やアナルセックス(肛門性交)などでも感染します。
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性感染症は、かゆみや痛みのような症状が問題であるだけではなく、感染症の種類によっては、もし治療をしなかった場合、不妊の原因となったり、神経や心臓などに深刻な合併症や後遺症を残したりすることもあります。
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生殖年齢にある女性が性感染症に罹患した場合には、母子感染(母親から赤ちゃんへの感染)により、先天性の体の障害の原因となり、放置すると障害が残る可能性もあります。
- 感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律(感染症法)においては、次の疾患が報告対象となっています。
| 報告機関・頻度 | 対象疾患 | |
| 5類定点報告疾患 | 性感染症定点医療機関・月ごと |
性器クラミジア感染症 性器ヘルペス感染症 尖圭コンジローマ 淋菌感染症 |
| 5類全数報告疾患 | 診断したすべての医師・7日以内 | 梅毒、後天性免疫不全症候群(HIV感染症を含む)、アメーバ赤痢 など |
長崎県における定点報告疾患 発生動向 2006年以降
疾患別の性別・年齢別発生状況
性器クラミジア感染症
- 女性では、2012年からほぼ横ばいで推移していましたが、2023年から増加傾向となりました。特に、20歳代で増加しています。
- 男性では、2024年、2025年に報告が少なくなりました。年代別では25-29歳で減少しています。
性器ヘルペスウイルス感染症
- 女性では、2024年から大きく増加しました。
- 男性では、2015年以降横ばいで推移しています。
尖圭コンジローマ
- 女性では、20-24歳で増加傾向にあり、2025年は15-19歳の報告が最多となりました。
淋菌感染症
- 男性では、2024、2025年の患者数が大きく減少しました。
- 女性では、緩やかに増加しています。2025年の年代別では、15-19歳が最も多くなりました。
月別の発生状(2006年から2025年の累積報告)
- 男性の性器クラミジア感染症において、7月から10月に報告数の増加がわずかにみられました。
- 他の感染症では、報告月で大きな変動はありませんでした。
感染予防、蔓延防止のために
- コンドームを適切に使用しましょう。
- 感染のリスクとなる不特定多数の人との性的接触を避けましょう。
- 検査や医療機関の受診による、早期発見及び早期治療が有効です。
不安があれば、パートナーと一緒に検査を受けましょう。
(厚生労働省)大切な人を守るために、まずは予防、そして検査[PDFファイル/3MB]
検査・相談
感染が疑われる症状が見られた場合、感染の不安がある場合には、症状に応じて泌尿器科、婦人科、皮膚科等を受診しましょう。
また、県内の保健所では、無料・匿名の相談・検査を受けることができます。(事前の連絡や予約が必要です)
医療機関関係者の方へ
性器クラミジア感染症、性器ヘルペスウイルス感染症、尖圭コンジローマ、淋菌感染症は、定点報告疾患です。
月に1回、性感染症定点医療機関から患者数が報告されています。毎月の集計結果は、「一か月の概要」ページに掲載しています。
梅毒、後天性免疫不全症候群、アメーバ赤痢は、感染症法の全数届出疾患です。これらの患者を診断した場合は、保健所へ届出をお願いします。
届出基準、届出様式をご確認ください。
参考情報
このページの掲載元
- 環境保健研究センター
- 郵便番号 856-0026
長崎県大村市池田2丁目1306番地11 - 電話番号 0957-48-7560
- ファックス番号 0957-48-7570












