百日咳は、主に百日咳菌の感染によっておこるけいれん性の咳発作を特徴とする気道感染症です。潜伏期は通常5日から10日で、かぜ様症状で始まり、次第に咳の回数が増え程度も激しくなります。夜間の咳発作が多いことも特徴で、回復までに2、3か月かかることもあります。また、乳児では、肺炎、脳症を合併し、重症化することもあります。
ワクチンの定期接種により発生数は激減していましたが、2025年は第16週までに85件の報告があり、全数把握疾患となった2018年以降において、最多の報告数となりました。年代別では、10代が約6割を占めていますが、20代以上でも報告があっています。感染経路は飛沫感染ですので、咳エチケット、手洗い、手指消毒で予防に努めましょう。
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