急性呼吸器感染症(ARI)が5類感染症に位置づけられました

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急性呼吸器感染症(Acute Respiratory Infection:ARI)とは、急性の上気道炎(鼻炎、副鼻腔炎、中耳炎、咽頭炎、喉頭炎)又は下気道炎(気管支炎、細気管支炎、肺炎)を指す病原体による症候群の総称です。インフルエンザ、新型コロナウイルス、RSウイルス、咽頭結膜熱、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、ヘルパンギーナなどが含まれます。
感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律施行規則の改正により、令和7年4月7日から急性呼吸器感染症が5類感染症に位置付けられました。ARIの流行の動向を把握すること、未知の呼吸器感染症の発生を探知することを目的に定点把握の対象となりました。県内では人口等を勘案して選定された51医療機関(ARI定点)から、1週間(月曜から日曜)にARIと診断された患者数が週に1回報告されます。
2025年第16週の定点当たり報告数は「73.54」でした。
ARIの予防には、換気や手洗い・手指消毒、マスクの着用を含めた咳エチケットなどの基本的な感染症対策となります。流行状況に応じて、感染予防に努めましょう。

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