風しん抗体検査

風しんは、風しんウイルスが原因で起こる急性の発疹性感染症です。

風しんウイルスは、咳・くしゃみ、会話などで飛び散るしぶき(飛沫)を介して感染し、発症までの潜伏期間は約2週から3週間と長く、発疹の出る2日から3日前から感染力があります。

主な症状は、発疹、発熱、リンパ節の腫れで、多くは1週間程度で治りますが、中には急性脳炎などを起こし、重症化する場合もあります。

妊娠中の女性(特に妊娠20週頃まで)が風しんにかかると、生まれてくる赤ちゃんに「耳が聞こえにくくなる」「心臓に疾患が生じる」「目が見えにくくなる」「精神や身体の発達に遅れが生じる」などの障害(先天性風しん症候群)が出る可能性があります。

風しんは予防接種で防ぐことができますので、ワクチン接種歴や過去に風しんにかかったか不明な場合は、ワクチン接種をお勧めします。ただし、妊娠中は風しんの予防接種が受けられませんので、妊娠前に予防接種で抗体を取得すること(接種後2か月は避妊が必要)と、周囲の人が予防接種を受け妊娠中の女性に風しんをうつさないようにすることが必要です。

<県央保健所における風しん抗体検査>

県央保健所では、無料で風しんの抗体検査(血液)を実施しています。「風しんにかかった記憶がない」「風しんの予防接種を受けたかわからない」など、風しんの抗体を獲得しているかわからない方は、是非、御活用ください。                                                                                                          検査は事前予約制ですので、保健所に検査日前日17時までに電話で予約をしてください(検査日当日の受け入れは行っておりませんので御了承ください)。

【対象者】                                                                                                                県内在住者(長崎市・佐世保市を除く)で次のいずれかに該当する方。ただし、過去に風しん抗体検査を受けたことがある方、明らかに風しんワクチン接種歴がある方、または検査で風しんの確定診断を受けたことがある方及び妊娠中の方は除きます。 

  • 妊娠を希望している女性
  • 妊娠を希望している女性の夫・パートナー
  • 風しん抗体価が低い妊婦の夫・パートナー
  • 風しん抗体価が低い妊婦の同居者                                                                                                

【検査日時】 毎週水曜日(祝日を除く) 9時30分から16時30分まで

 

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