喫煙は肺がんをはじめとするさまざまな生活習慣病の危険因子であることが認められています。
たばこの煙は、たばこを吸う本人だけでなく周囲にいるたばこを吸わない人へも健康被害をもたらします。
保健所では、禁煙したい方や禁煙教育を行いたい方への情報提供、教材の貸し出し(DVD等視聴覚教材など)を行っています。
禁煙を希望する方へ
2006年4月より禁煙治療に健康保険が適応されるようになりました。
禁煙治療では医師のサポートを受けながら薬を用い禁煙をすることが可能です。
長崎県内で禁煙支援をうけることのできる病院・医院を掲載します。詳細は、各医療機関へ直接、お問い合わせください。
長崎県内の禁煙治療支援医療機関(長崎県国保・健康増進課ホームページへ移動します)
5月31日から6月6日は「禁煙週間」です
5月31日は「世界禁煙デー」です。
毎年世界禁煙デーから始まる一週間を「禁煙週間」と定め、たばこを吸わないことが一般的な社会習慣となるよう様々な対策に取り組んでいます。
令和6年度のテーマは
「たばこの健康影響を知ろう! たばことCOPD(慢性閉塞性肺疾患)の関係性 」です。
COPDとは、タバコ煙を主とする有害物質を長期に吸入曝露することで生じた肺の炎症性疾患であり、喫煙習慣を背景に中高年に発症する生活習慣病です。(引用 日本呼吸器学会 )
令和6年4月から開始している「健康日本21(第三次)」においては、喫煙による健康影響のうち、「COPDの死亡率の減少」を目標にしています。
長崎県の特定健診の結果によると、喫煙習慣ありの割合は長崎県男性35.9%、長崎県女性9.0%、西彼保健所管内では、西海市男性38%、西海市女性7.7%、長与町男性33.2%、長与町女性7.6%、時津町男性36.4%、時津町女性8.7%となっており、男性の喫煙率の割合が高い状況です。 (引用 長崎県福祉保健課 令和3年度地域・職域を超えたデータ分析 協会けんぽと国保の特定健診結果データを共有した統計資料)
たばこを吸うことでがんや脳卒中、心筋梗塞などを引き起こすリスクが高まりますが、受動喫煙を受けている人へも健康被害をもたらします。
みなさんご存じでしょうか?喫煙者が直接吸い込む主流煙より、火のついたたばこの先から立ち上がる副流煙の方が、ニコチン、タール、一酸化炭素の有害物質が多いのです。国内では受動喫煙が原因で毎年1万5千人の方が亡くなっています。健康増進法の改正により2020年4月から受動喫煙防止の取り組みが義務化され、飲食店やオフィス、事業所などは原則屋内禁煙です。
屋外に喫煙場所を設ける場合も、周囲の人にたばこの煙を吸わせることがないよう配慮することが義務付けられています。
この機会に、禁煙や受動喫煙防止について考えてみませんか。
長崎県の禁煙支援医療機関(長崎県国保・健康増進課ホームページ)
受動喫煙防止にかかる情報については、厚生労働省の受動喫煙対策サイト
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- 西彼保健所 地域保健課
- 郵便番号 852-8061
長崎市滑石1丁目9番5号 - 電話番号 【健康対策班】095-856-5059 【保健福祉班】095-856-5159
- ファックス番号 095-857-6663