子育て世代との交流を通して学ぶライフデザイン
令和7年9月、長崎県こども未来課では、未就学児とその保護者を対象とした子育て応援イベント「しまてつ親子にこにこトレイン」を実施いたしました。
本イベントは、乳幼児を連れた子育て家庭が、他の家庭と交流しながら安心して外出を楽しむ機会を提供することで、子育ての負担軽減と地域による子育て支援の促進を目的として運営いたしました。
また、本事業は「幼児ふれあい体験事業」の一環として、若者が子どもとふれあう機会を得ることにより、子どもへの思いやりの心を育み、保育に関する基礎的な理解を深めるとともに、子育て中の保護者との交流や体験を通じて、将来のライフデザインや家庭観といった“人生設計”について考えるきっかけを提供することも重要な目的の一つとして行いました。
地域の子育て支援に貢献しながら、自分自身の生き方や将来を見つめる活動に、長崎県内の大学生15名にご参加いただきました。





事前研修・イベントでの学び
大学生には島原鉄道の列車の中で実施する親子イベントのサポートスタッフとして活動していただきました。子育てをされている保護者のみなさんにほっと一息の時間を提供すべく、子供と工作したり、絵本を読んだり、遊びの相手をしていただきました。学生さんは担当の親子を丁寧にサポートしてくださり、保護者のみなさまからも「細やかな気遣いが素晴らしかった」とのお声を多数いただいました。また、「単なる親子イベントは多数あるが、これからを担う世代が参加することによって、多世代の交流もでき、双方に有益だった」との保護者の意見もありました。大学生からも、事前の研修を含め今回の経験がこれからの人生設計の学びとなったとの意見をいただき、小さな命にふれる楽しさを実感していただきました。今後も、若者と子育て世代が互いに支え合えるような活動を継続していきたいと考えています。ご協力いただき、誠にありがとうございました。

イベントの感想(参加者15名より)
Q 今回のボランティア活動で一番印象に残ったことはなんですか?

Q 子育て家庭との関わりを通じて、あなたに最も当てはまるものを1つ選んでください

Q 今回のボランティア活動はご自身の人生設計に参考になりましたか?

Q どのような点でそのように思いましたか?
・今まであまり小さいこと触れ合ったことがなかったので、子供を持つことはこういうことなんだと知ることが出来た点。
・子供と親の会話や親子の行動などで色々な点で学びを得ることが出来た。
・実際に接することの大変さを学んだが、その分楽しそうな姿を見て結婚や出産、育児に興味を持てた。
・子育て世帯を応援するイベントに実際に参加できて、自分も前向きな気持ちを持てた。
・子育ては大変だけど、ボランティアで触れ合った子どもたちやその親御さんを見ていると本当に楽しそうだったので、子育ても大変なだけではないのだろうなと思った。
Q 核家族化や少子化が進む今、行政が若者と子どもが触れ合う場を提供することは必要だと思いますか?

その他、大学生からいただいた感想・意見
・大学に入って初めてのボランティアだったが子供たちが積極的に物事を行い、楽しそうにしている姿はとても心が満たされた。皆、自分の意見をはっきりと伝えられていてびっくりした。楽しいだけじゃなくて、1人で複数人を見ることの大変さも実感した。しかし、手を振ったら返してくれたり、小さな事でも反応してくれてとても嬉しかった。
・小さい子どもと接したことがなかったので、子どもが頑張って工作する姿に感動した。
・しまてつ親子にこにこトレインの運営をサポートして、子どもたちの可愛らしい姿にとても癒されました。また、お母さんやお父さんが子育てに日々奮闘している大変さを改めて実感しました。子どもと触れ合うのは久しぶりだったため、最初は不安もありましたが、一緒に工作や缶バッチ作りをする中で自然と会話が生まれ、楽しく交流することができました。この経験を通して、子どもと関わることの楽しさと難しさの両方を学ぶことができたと思います。
・初めて会った子供同士でもすぐに仲良くなって一緒に工作をしたり、電車が動いている時間は外を眺めながら話したりと、すぐに友達を作って楽しめるというのがすごいなと感じた。また、工作の時にちゃんと私たちの話を聞いて工作をしてくれていて嬉しかったし、すごく楽しかった。
・たくさんの子供達と話したり遊んだりできて本当に楽しかったです。またこういうボランティアがあったら参加したいなと思いました。

長崎県はライフデザインの学びを推進しています
ライフデザイン事業は、学生や若い世代が、将来の様々なライフイベントに柔軟に対応できるよう、必要な知識や情報を総合的に習得(結婚、子育て、ワーク・ライフバランス等)するとともに、将来のライフデザインを希望を持って描くことができるよう支援するものです。
長崎県は今回のイベント同様、若者が自分らしい人生を設計するための機会提供を実施の予定です。
ふれあいの体験や若者へのセミナー開催などご協力いただける方は、こども未来課までご連絡ください。
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