カレンダーやスケジュール帳、携帯電話のアプリなどを使って毎日の予定を管理している人は多いでしょうね。
記憶だけでどうにかなった年代はとうに過ぎ、今や仕事もプライベートもスケジュール帳なしでは先に進めない状況になりました。
17世紀半ば、国内で最後の宣教師が殉教したあと、民衆レベルの共同体を維持しながら信仰を続けていた潜伏キリシタンたち。
その組織の中で教会暦や宗教書を所有し、祈りや教義などを伝承していたのが最高責任者の帳方(ちょうかた)でした。
彼らが所持していたのはバスチャンという日本人伝道士が伝えた太陽暦の教会暦。しかし当時の日本は太陰暦だったため、その祝日が太陰暦ではいつになるのかを繰り出さなければなりませんでした。
ついうっかり間違えて・・・なんてことは許されなかったと思います。
今日11月2日は「阪神タイガース記念日」。1985年、日本シリーズで阪神タイガースが西武ライオンズを破り、2リーグ制になって初めて日本一になった日だそうです。
また、11月3日の「文化の日」の前日にあたることから、家庭文化のあり方を考える「キッチン・バスの日」。
片足ずつ編んだものを一つに縫製している様が「11」に見えることと、2つでペアであることから「タイツの日」。さらに11(いい)文字(2)の組み合わせから「習字の日」でもあるようです。
これらの記念日は一般社団法人 日本記念日協会が認定したものだそうですが、一年365日いくつもの記念日を管理するのは大変な仕事でしょうね。
自分一人の日々の予定くらいはしっかり管理しなければなりませんね。
(文:ヒラモトヨシノリ、イラスト:ナカムラタエ)
長崎と天草地方のキリスト教関連歴文化遺産群ウェブサイト(おらしょ-こころ旅-)・おらしょ通信(vol-327)
より(毎週月曜日更新)
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