知事への提案[令和2年度 土木]

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  令和2年度(2020年度)にお寄せいただいた「知事への提案」のうち、「土木」に分類されるものを紹介しています。
 ご提案の内容については、趣旨が変わらない範囲で要約することがあります。

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目次

 

石木ダムについて

意見・提案
内容等

 県はどうかしています。川原地区住人が、その土地の持ち主が、売るとかどくとか決める事で、話はシンプルなはずです。こんなに長い間住民が気持ちを変える事なく反対していることに立ち止まれないのが不思議でなりません。
 こんなに自分達の住む所を愛している人達を見た事がありません。子どもから大人まで本気で闘っている事ってどこにもありません。こういう各地にあるニュースを見る度に、何でもっと闘わない?!と感じてきました。
 100年後後悔する景色にしないでほしいです。うらやましいほどの自然との営みが受け継がれてきています。これからもそのようにそこで生きていく子ども達がいます。なんと貴重で尊い事でしょうか。田畑を守って生きていく人達を応援してくれたっていいでしょう?!人をなんだと思っているんですか。
 自分の家がそうなったらどう思うのでしょうか。ダムを作るしか選択が無いなんてあり得ません。佐世保の水を何とかするのはこの地区ではありません。

受付日:2020年6月20日 [県外 30代]  

県の回答

【回答課:河川課】
 お問い合わせのありました「石木ダム建設事業」について、本県の考えをご説明させていただきます。
 石木ダムは、川棚川の洪水被害の軽減と佐世保市の安定的な水源の確保を目的として、昭和50年度から事業に着手しております。
 川棚町は、戦後4回も大雨による洪水被害に見舞われており、このうち、平成2年7月の梅雨前線豪雨では、床上・床下浸水合わせて384戸の甚大な被害が発生しました。こうした状況を踏まえ、川棚川では、河川改修とダム建設により、概ね100年に一度の雨による洪水に備える計画としております。
 また、佐世保市は、安定して取水できる水源に乏しいことから、昭和50年以降、断水を伴う給水制限を4度にわたり実施しているなど、渇水の危機に瀕する事態が度々起こっており、渇水による市民生活等への大きな影響が出ないようにするため、石木ダムの建設により日量4万トンの水源を確保する計画となっております。
 現在においても、移転対象となる家屋のうち約2割の皆さまには、ご協力いただけておりませんが、一方で、約8割の皆さまには、ダム建設を前提に、用地のご提供という形でご協力いただいております。
 地形的な特徴から急流河川が多い本県は、過去に長崎大水害や諫早大水害といった水害に見舞われてきた一方、昭和40年代の長崎砂漠とよばれた渇水や平成6、7年の大渇水など、多くの自然災害を経験してきました。
 こうした経験を持つ本県としては、地域にお住まいの皆さま方の安全・安心の確保が行政の責務であると考え、石木ダムの早期完成に向け事業を進めているものでありますので、ご理解いただきますようお願いいたします。

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 このほか、石木ダムに関しまして複数のご意見等が寄せられていますが、県の考え方 につきましては、概ね上記回答のとおりですので、以下、ご意見のみを紹介させていただきます。

 

石木ダムについて(ご意見)

意見・提案
内容等

 石木ダムの工事を即刻中止してください。
 そして、ダム計画を取り下げてください。このまま、人権無視の工事を進めても、長崎県にとっても、知事にとっても、何も良いことは無いと思います。あまりにもひどい仕打ちです。工事の映像が流れるたびに、胸が痛くなります。
 住民の方の心情に寄り添うことが知事としての務めではないでしょうか。知事である前に、一人の人として、現場で座り込む人々の心情をご理解ください。現在の日本で、こんなことが平然と起こっていることが信じられません。知事の英断で、工事を止めてください。

受付日:2021年3月29日 [県外 50代]

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石木ダムについて(ご意見)

意見・提案
内容等

 私は以前、諫早市に住んでいましたので長崎のことがとても気になります。最近、石木ダムが話題になっていますが、石木ダムを中止しませんか。もし、中村知事が中止すれば、全国的にも名知事として名前を残すことは間違いありません。このまま強行すれば知事の評価も落ちるし、本当にもったいないことです。
 今なら歴史に名前を残すチャンスです。ぜひご検討ください。
 よろしくお願いします。

受付日:2020年10月13日 [県外 50代] 

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石木ダムについて(ご意見)

意見・提案
内容等

   石木ダム建設の建設を中止していただきたい。必死で抵抗する住民たちの姿を見て泣きました。彼らの故郷を奪わないでいただきたい。即刻中止していただきたい。

受付日:2020年6月20日 [県外 50代]

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石木ダムについて(ご意見)

意見・提案
内容等

 石木ダムの行政代執行による土地収用は、誰からみても工事にかかる既得権益保護や利権を貪る業界・一部の業者を肥らす旧態依然とした悪しき慣習としか思えません。中村知事はこのままでは必ず愚政者として後世に汚名を残すことになります。

受付日:2020年6月20日 [県外 40代]

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石木ダムについて(ご意見)

意見・提案
内容等

 今、石木ダムの強制退去命令を知りました。余りにも酷くて抗議します。50年は長過ぎです。住民の人生を返しなさい!あなた方はただの仕事で、直ぐ変わる事ができるが、そこに住み家庭を作ってる方は変われません。そんな事で人生掛けさせたらいけない。強制は馴染みません。そこまでこだわる理由がわからないし、50年という事は緊急性もみとめられません。意地でやる事じゃない!直ぐに決着をつけ、住民に謝罪を。

受付日:2020年6月20日 [県外 60代]

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石木ダムについて(ご意見)

意見・提案
内容

  テレビの番組で石木ダムについて取り上げているのを拝見しました。「人口が減っているのに、どうしてダムが必要なのですか?」と泣きながら質問する住民高校生に、建設ありきで、答にならない答で応対する知事の姿勢に、疑問を禁じ得ませんでした。
  そもそも計画が古く、時代もうつって、他の代替手段も考えられるのでは?海外の事例にあるように、引き返す道を選ぶ正義・勇気を持って欲しいです。(100年に1度の洪水に備えるというが、そのためなら、今を生きる人の気持ちを犠牲にしていいのかも大いに疑問。)他の方の意見・提案への県の回答を読みましたが、同じ説明の繰り返しだけ。だから理解が得られないのかと。もっと対話をしてくれるよう願います。

受付日:2020年6月20日 [県外 40代]

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石木ダムについて(ご意見)

意見・提案
内容等

  全国区のTVで石木ダムの問題を放送されており、学生が涙を流して訴えていても全く知事の心に響く様子は無く、冷たい方だなぁと感じました。全国でたくさんの人が同じ様に感じたと思います。いいかげんな水需要予測をもとにした利水計画と、500から1000年に1度とも言われる現実味のない水害を想定した治水計画のもと、538億円もの巨額を投じようという公共事業に地元の人たちが大切にしている自然豊かな蛍の居る素敵な場所から強制的に立ち退きをさせようとしている事に長崎県の行政のイメージがかなり悪くなりました。長崎県民も70%以上がアンケートで説明不足だと言っているのを知っているのでしょうか?本当に残念で腹立たしい強制退去要請だと思います。

受付日:2020年6月20日 [県外 30代]

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県営住宅・市営住宅について

意見・提案
内容等

 台風被害により、公営住宅への転居を考えているのですが、高齢者や障碍者を抱えている為、なかなか転居先が見つかりません。県内の他の市町村も探しているのですが、個別に募集や抽選を行っているため、現地に赴く費用や手間がかなりかかります。
 県営住宅への申請を1度行っていれば、各市町村の抽選まで参加できるというようなシステムがあればかなり助かります。各市町村の細かな条件については、抽選で選ばれてから審査して契約してもよいような気がします。公営住宅の入居がほぼ抽選である事、かなりの回数の応募が必要である事を考慮していただきたいです。

受付日:2020年10月1日 [県内 50代]  

県の回答

【回答課:住宅課】
 遠隔地からの公営住宅の入居申込手続きについて、「県営住宅はじめ市営・町営住宅への入居申込手続きをワンストップで対応できないか」との貴重なご提案、ありがとうございました。
 ご承知のとおり、県営住宅はじめとする公営住宅については、公営住宅法の 定めにより特別な事情がある場合を除き、公募により入居者を決定する必要 があり、県営住宅では年4回入居者を公募しており、人気が高い団地の住戸 の場合は、抽選により入居者を決定しているところです。
 また、県営住宅では高齢者や障害者向けの特定目的住宅として、住戸改善住宅や車イス対応住宅もございますが、残念ながら数が限定的であることから、公募による抽選となる可能性が高い状況にございます。
 しかしながら、台風災害等で被害にあわれ住戸を失った場合では、目的外使用許可による災害被害者用住戸に入居が可能であり、既に当課へもご相談いただいていると承知しております。さらに、通年で随時に入居者を募集している住戸もあり、これら随時募集の 住戸の場合、住戸の状況と入居希望者の条件が合致すれば、抽選なしで入居が可能となっております。
 今回ご提案がありました「県営住宅へ申請すれば、各市町の公営住宅の抽選まで参加できるシステム」でございますが、先程ご説明しましたように、本県では住戸を特定した入居申込が大部分となっておりますので、種々ご事情がある場合には、個別に対応させていただくようにしております。
 以上、ご理解を賜りますようお願いいたします。

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  • 県民センター
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    長崎県長崎市尾上町3番1号
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