知事への提案[令和4年度 観光・文化]

このページを印刷する

  令和4年度(2022年度)にお寄せいただいた「知事への提案」のうち、「観光・文化」に分類されるものを紹介しています。
 ご提案の内容については、趣旨が変わらない範囲で要約することがあります。

[知事への提案ページへもどる]

 

目次

IRについて

意見・提案
内容等

 IRの計画につきお願いです。
 計画の鳥瞰図が市政だよりでは分からなかったパレスハウステンボスが他の建物に取り囲まれていました。パレスハウステンボスはオランダ皇室の許可を得て建設されハウステンボスの名前になっています。しかも建設中にレンガの目地が2ミリ広いというだけで数千万円かけて張り替えたオランダに敬意を示した経緯もあります。
 今の計画はオランダ皇室に対しあまりにも失礼で悲しく感じました。日本の皇居が同じようなことになれば日本人は反対する文化があると思います。 オランダの知人も悲しがっています。両国の皇室への配慮は投資優先で無視する計画なのでしょうか。建設に関わったかつての知事さんや県庁先輩方の努力もないがしろになり歴史的な両国の文化も壊すことになるのではないでしょうか。例えは失礼ながら力で計画を推し進めるどこかの権力者気質と同じに感じるのは私だけでしょうか。これからの子供たちが自慢できる長崎県の文化を守り長崎県政に汚点を遺されないように移設など可能性を逃げずに勇気ある計画変更を望みます。

受付日:2022年4月1日 [県内 60代]

県の回答

【回答課:IR推進課】
 県政の推進について、日頃から格別のご理解とご協力をいただきお礼申し上げます。
 この度は、ご提案をお寄せいただきありがとうございました。ご提案について説明させていただきます。
 九州・長崎IRにおいては、ハウステンボス地域が持つ歴史的・文化的背景を尊重し、既存施設の活用や近隣の街並みとの景観調和など、本地域の持続性を踏まえた区域整備を行うこととしております。
 このため、令和3年に実施した設置運営事業予定者の公募・選定手続きでは、応募事業者に対し、隣接するハウステンボスとの景観・環境上の調和を保つことを提案の際の条件としたうえで、パレスハウステンボスの外観を保存し、その用途としては、歴史的・文化的価値に配慮することを求めたところです。
 また、IRの整備に伴うパレスハウステンボスの適切な保存・活用等について、現在の所有者であるハウステンボス株式会社及び創業者の方のご意見を十分に伺ったうえで、関係機関とも協議を行いながら、検討を進めてまいりました。
 その結果、現在IR事業者の計画では、これらに沿うようパレスハウステンボスの外観を保存するとともに、その用途も欧州絵画等の美術品を展示するミュージアム等として活用することとなっております。
 このように、パレスハウステンボスについては、引き続き、県民の皆様をはじめ多くの国内外からのお客様に愛着をもって訪れていただけるよう努めてまいりますので、ご理解いただけますようお願い申し上げます。

 目次へもどる 

観光協会について

意見・提案
内容等

 長崎県には沢山の離島があります。各地域には観光協会があり、細々と運営してますが、例えば、長崎港から福江に行って五島牛を食べて、海産物も食べて海水浴場で泳いで、福江から上五島に行く場合、観光協会がみなバラバラです。また観光協会が行政がらみの関係で、「五島牛が美味しい特定の食堂を教えて貰えません。お土産品も特定業者の宣伝に成るから、教えて貰えません。色々と利害、利権があるんでしょうけど、観光協会は県内1箇所に統一し、民営化して利用者の口コミで魚の美味しい食堂ランキングとか出してくれれば、行きやすくなります。対馬にも行ってみたいけど、情報が無いから、怖くて行けません。

受付日:2022年6月28日 [県外 70代以上]

県の回答

【回答課:観光振興課】
 ご提案をいただきありがとうございます。
 充実した旅行にするために、よりきめ細やかな情報を地元の観光協会から発信してほしいというご提案ですが、観光協会は、所在する市町の観光振興を総合的に進める役割を担っており、特定の店舗をご紹介することは難しいと考えている協会が多いのが現状かと思います。
 ただ一方で、旅の行程や食の好みをお伺いし、ニーズに沿った店舗をいくつかご提案する等、初めて訪れてくださる方に寄り添った対応も大切であると考えております。
 また、観光協会のワンストップ化についてのご意見ですが、その土地ならではの観光情報をお届けするためには、やはり地元に根差した観光協会が誇りをもってその土地の方法を発信していくことが最も適しており、それにより分かりやすくきめ細やかな情報発信ができるものと考えております。
 なお、長崎県観光連盟のホームページには、長崎県民の投票によって決定した「県民が本当におススメしたいお店」として「ながさきグルメセレクション」を紹介してございます。ぜひご覧いただければと思います。
(「ながさき県民が選んだおススメグルメ店100」で検索できます。)

 目次へもどる 

西九州新幹線での韓国・中国からの観光客誘致について

意見・提案
内容等

 9月23日に西九州新幹線が開業します。長崎県はこれで観光の活性化を期待していると思いますが、私は、本当に期待通りの効果が望めるのか疑問に感じています。一番の理由は、西九州新幹線は、もともと長崎・博多間をつなぐことを考えていたはずですが、実際は武雄温泉駅で切れており、結局、事実上、長崎・武雄新幹線です。これでは、福岡以東からの観光客呼び込みにはつながらないと思います。
 そこで、提案ですが、観光客誘致を、国内ではなく、韓国・中国からの観光客に力を入れてはいかがでしょうか。もともと長崎は、例えば幕末に高杉晋作が千歳丸に乗り込み長崎から上海に渡った、など上海と強い結びつきがあります。
 また、嬉野は韓国人観光客に人気がある町です。そこで、上海・釜山から長崎を出入り口にして、長崎・嬉野観光をセットで提供する、という戦略はいかがでしょうか。もちろん、将来、長崎−博多間の新幹線全面開通と、それに伴う福岡以東からの観光客誘致は目指していくべきでしょうが、今回開通するうちの長崎−嬉野間路線を活用することも有用なのではないか、と考えた次第です。どうぞご一考ください。

受付日:2022年9月19日[県内 60代]

県の回答

【回答課:国際観光振興室】
 ご提案いただいた、韓国、中国からの誘客につきましては、コロナ後に本県を訪問先として選んでいただけるよう、現在も重点市場である東アジア(中国、香港、台湾、韓国)を中心にWeb・SNSを活用したオンラインプロモーションを強化しているところです。
 そのほか、オフラインの取組といたしましては、現地(韓国)で観光説明会を実施したほか、九州各県と連携して、国際旅行博へ出展し、本県観光地の魅力をPRすることとしております。
 また、国内観光客につきましても、西九州新幹線の開業を契機に令和4年10月1日から佐賀・長崎デスティネーションキャンペーンを展開し、しっかりと取り込んでいけるよう取組を進めてまいります。
 引き続き、本県の観光振興につきましてご理解・ご協力いただければと思います。

 目次へもどる 

 [知事への提案ページへもどる]

このページの掲載元

  • 県民センター
  • 郵便番号 850-8570 
    長崎県長崎市尾上町3番1号
  • 電話番号 095-894-3441
  • ファックス番号 095-826-5682