長崎県

知事への提案[令和2年度 土木]


2020年11月16日更新

 令和2年度(2020年度)にお寄せいただいた「知事への提案」のうち、「土木」に分類されるものを紹介しています。
 ご提案の内容については、趣旨が変わらない範囲で要約することがあります。

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目次

石木ダムについて

意見・提案
内容等

 県はどうかしています。川原地区住人が、その土地の持ち主が、売るとかどくとか決める事で、話はシンプルなはずです。こんなに長い間住民が気持ちを変える事なく反対していることに立ち止まれないのが不思議でなりません。
 こんなに自分達の住む所を愛している人達を見た事がありません。子どもから大人まで本気で闘っている事ってどこにもありません。こういう各地にあるニュースを見る度に、何でもっと闘わない?!と感じてきました。
 100年後後悔する景色にしないでほしいです。うらやましいほどの自然との営みが受け継がれてきています。これからもそのようにそこで生きていく子ども達がいます。なんと貴重で尊い事でしょうか。田畑を守って生きていく人達を応援してくれたっていいでしょう?!人をなんだと思っているんですか。
 自分の家がそうなったらどう思うのでしょうか。ダムを作るしか選択が無いなんてあり得ません。佐世保の水を何とかするのはこの地区ではありません。

受付日:2020年6月20日 [県外 30代]  

県の回答

【回答課:河川課】
 お問い合わせのありました「石木ダム建設事業」について、本県の考えをご説明させていただきます。
 石木ダムは、川棚川の洪水被害の軽減と佐世保市の安定的な水源の確保を目的として、昭和50年度から事業に着手しております。
 川棚町は、戦後4回も大雨による洪水被害に見舞われており、このうち、平成2年7月の梅雨前線豪雨では、床上・床下浸水合わせて384戸の甚大な被害が発生しました。こうした状況を踏まえ、川棚川では、河川改修とダム建設により、概ね100年に一度の雨による洪水に備える計画としております。
 また、佐世保市は、安定して取水できる水源に乏しいことから、昭和50年以降、断水を伴う給水制限を4度にわたり実施しているなど、渇水の危機に瀕する事態が度々起こっており、渇水による市民生活等への大きな影響が出ないようにするため、石木ダムの建設により日量4万トンの水源を確保する計画となっております。
 現在においても、移転対象となる家屋のうち約2割の皆さまには、ご協力いただけておりませんが、一方で、約8割の皆さまには、ダム建設を前提に、用地のご提供という形でご協力いただいております。
 地形的な特徴から急流河川が多い本県は、過去に長崎大水害や諫早大水害といった水害に見舞われてきた一方、昭和40年代の長崎砂漠とよばれた渇水や平成6、7年の大渇水など、多くの自然災害を経験してきました。
 こうした経験を持つ本県としては、地域にお住まいの皆さま方の安全・安心の確保が行政の責務であると考え、石木ダムの早期完成に向け事業を進めているものでありますので、ご理解いただきますようお願いいたします。

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 このほか、石木ダムに関しまして複数のご意見等が寄せられていますが、県の考え方 につきましては、概ね上記回答のとおりですので、以下、ご意見のみを紹介させていただきます。

 

石木ダムについて(ご意見)

意見・提案
内容等

   石木ダム建設の建設を中止していただきたい。必死で抵抗する住民たちの姿を見て泣きました。彼らの故郷を奪わないでいただきたい。即刻中止していただきたい。

受付日:2020年6月20日 [県外 50代]

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石木ダムについて(ご意見)

意見・提案
内容等

 石木ダムの行政代執行による土地収用は、誰からみても工事にかかる既得権益保護や利権を貪る業界・一部の業者を肥らす旧態依然とした悪しき慣習としか思えません。中村知事はこのままでは必ず愚政者として後世に汚名を残すことになります。

受付日:2020年6月20日 [県外 40代]

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石木ダムについて(ご意見)

意見・提案
内容等

 今、石木ダムの強制退去命令を知りました。余りにも酷くて抗議します。50年は長過ぎです。住民の人生を返しなさい!あなた方はただの仕事で、直ぐ変わる事ができるが、そこに住み家庭を作ってる方は変われません。そんな事で人生掛けさせたらいけない。強制は馴染みません。そこまでこだわる理由がわからないし、50年という事は緊急性もみとめられません。意地でやる事じゃない!直ぐに決着をつけ、住民に謝罪を。

受付日:2020年6月20日 [県外 60代]

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石木ダムについて(ご意見)

意見・提案
内容

  テレビの番組で石木ダムについて取り上げているのを拝見しました。「人口が減っているのに、どうしてダムが必要なのですか?」と泣きながら質問する住民高校生に、建設ありきで、答にならない答で応対する知事の姿勢に、疑問を禁じ得ませんでした。
  そもそも計画が古く、時代もうつって、他の代替手段も考えられるのでは?海外の事例にあるように、引き返す道を選ぶ正義・勇気を持って欲しいです。(100年に1度の洪水に備えるというが、そのためなら、今を生きる人の気持ちを犠牲にしていいのかも大いに疑問。)他の方の意見・提案への県の回答を読みましたが、同じ説明の繰り返しだけ。だから理解が得られないのかと。もっと対話をしてくれるよう願います。

 受付日:2020年6月20日 [県外 40代]

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石木ダムについて(ご意見)

意見・提案
内容等

  全国区のTVで石木ダムの問題を放送されており、学生が涙を流して訴えていても全く知事の心に響く様子は無く、冷たい方だなぁと感じました。全国でたくさんの人が同じ様に感じたと思います。いいかげんな水需要予測をもとにした利水計画と、500〜1000年に1度とも言われる現実味のない水害を想定した治水計画のもと、538億円もの巨額を投じようという公共事業に地元の人たちが大切にしている自然豊かな蛍の居る素敵な場所から強制的に立ち退きをさせようとしている事に長崎県の行政のイメージがかなり悪くなりました。長崎県民も70%以上がアンケートで説明不足だと言っているのを知っているのでしょうか?本当に残念で腹立たしい強制退去要請だと思います。

                                          受付日:2020年6月20日 [県外 30代]

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