先輩職員からのメッセージ(保健所)

食品衛生のしごと

保健所での食品衛生業務では、飲食店や食品製造施設・給食施設等への衛生指導、抜き打ちの食品検査、食中毒事件調査(結果、感染症であることも)などを行います。適切な食品表示の指導も重要で、アレルギー物質の記載漏れは命に直結します。

 「指導」という業務は往々にして歓迎されなかったり、面倒くさがられることも多いですが、そういう中でも「相談してよかった」「またお願いしたい」と言っていただけたり、名指しで相談していただけることもあり、やりがいを感じます。言い方やアプローチの仕方を工夫して、この人になら相談してみようか、と思っていただけるような関係性を築けるよう心がけています。

私たちの食卓は生物とは切っても切れないつながりがあり、長崎県は希望すればその川上から川下までのすべての職場で働くことができます。動物だけでなく、人の健康にも興味があるという方にはお勧めの職場です。

県南保健所 橋本 朋子

動物愛護のしごと

保健所の仕事で、最近ますます重要になってきているのが動物愛護です。保健所の動物愛護の仕事について、簡単に説明しますね。

まず重要なのが、適正飼養の普及です。飼い主さんに「ペットを最期まで可愛がってあげてくださいね」「望まないのであれば不妊去勢手術してくださいね」とお話しします。それにより、野良猫などの不幸な動物を減らすことができます。

長崎県は、野良猫に不妊去勢手術をして子猫が生まれるのを防ぎ、餌やりやトイレの管理をしながらその命を全うするまで見届けるという「地域猫活動」への助言や手術費用の助成を行っています。

 迷子動物については飼い主さんを探し、引き取りまたは保護した動物については、適正飼養を説明した上で譲渡をしています。無事に飼い主さんの元に返還できた時、譲渡が決まった時はとても嬉しいですよ!

人も動物も幸せに暮らすための仕事を一緒にやりませんか?長崎県でお待ちしています!

西彼保健所 濱崎 有希

離島のしごと

長崎県に就職して16年、初の離島勤務となりました。

ここ対馬は、本土から最も遠く、大陸に最も近い島ですが、3万人が住んでいますから、小売店も多く、生活するには何の不便もありません。

ただ保健所に配属される獣医師は1名のみですので、食品衛生、狂犬病予防、動物愛護などの獣医師関連業務全てをひとりで担当することになります。「自分がやらねば!」と身が引き締まる思いですが、実際は多くのところで同僚に助けてもらいます。

長崎県の離島はどこも特徴がありますが、対馬は、韓国人観光客が年間40万人も訪れるので、新たな旅館や飲食店が次々に展開され、その許認可業務が多いこと、また、特別天然記念物であるツシマヤマネコ保護のため、関係機関と連携した飼い犬、猫の適正飼養指導にも力が入ります。

島外者の私を優しく迎え入れてくれる、おだやかな対馬の人達と、飽きのこない複雑な地形は、少しでも長く住んでいたいと思わせる魅力にあふれています。

対馬保健所 中島 仁志

食肉検査のしごと(解体検査編)

五島保健所で、主にと畜検査を担当しています。

と畜場に搬入される牛や豚等は、1頭ごとにとさつ前の生体検査、その後の内臓検査、枝肉検査等を経て、検査に合格した肉のみが市場に出回ることになります。

五島は海産物のイメージがあると思いますが、畜産にも力を入れており「五島牛」というブランド牛がいます。五島牛は、流通量が少なく大変高価な肉です。(もちろん美味しい!)この五島牛を検査するにあたり、必要とはいえ内臓や肉に割面を入れることになりますので、現場に緊張が走ることもしばしば・・・

また、五島の福江島には福江、富江、岐宿、三井楽、玉之浦と5つの地区があり、それぞれの地区で季節ごとのお祭りやイベントを頻繁に開催しています。私には小学生の子供が2人おりますが、五島での生活は自分にとっても子供たちにとっても貴重な機会だと思っています。

是非一度五島に遊びに来て、五島牛と魚を食べ、五島の酒を飲み、五島の人と話してみてください。

五島保健所 溝口 貴乃

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