天然林、特異な地形地質、特異な自然現象が生じている地域などの優れた自然地や、野生動物の生息地等の保全を目的として、県下15カ所の地域が自然環境保全地域に指定されています。
自然環境保全地域では、自然環境を将来にわたって継承するために、一定の行為が規制されています。
指定状況
指定地域一覧
番号 | 地域名 | 面積(ha) | 指定年月日 | 指定要件 |
1 | 茂木海岸 県自然環境保全地域 |
41.4 | 昭和51年12月17日 | 大規模な海蝕崖と砂浜海岸からなる特異な地形を形成している。 |
2 | 合歓ノ木 県自然環境保全地域 |
57.8 | 昭和51年12月17日 | コナラ・ノグルミ群落が広く発達し、自然度が高い天然林を形成している。 |
3 | 青海海岸 県自然環境保全地域 |
42.0 | 昭和51年12月17日 | 海蝕崖、波触崖、ポケットビーチなど変化に富む海岸線を有し、山稜部には留鳥の生息も多く、冬鳥の渡来も多く見られ、良好な自然環境を形成している。 |
4 | 妙見 県自然環境保全地域 |
39.5 | 昭和51年12月17日 | スダジイの天然林が見られ、多くの森林性の鳥類の生息地として良好な自然環境を形成している。 |
5 | 子ソ崎 県自然環境保全地域 |
12.5 | 昭和51年12月17日 | 自然度の高いクロマツ林とシイ林にコナラ、ノグルミ等が混生する二次混交群落が発達しており良好な自然環境を形成している。 |
6 | 津和崎海岸 県自然環境保全地域 |
13.7 | 昭和51年12月17日 | 落差の大きい断層崖を有し、海崖上の海岸上の海岸低木林と一体となった良好な自然環境を形成している。 |
7 | 大瀬良東海岸 県自然環境保全地域 |
121.2 (48.0) |
昭和51年12月17日 昭和59年04月06日 (特別地区の指定) |
典型的な沈降海岸で大規模なリアス式海岸が連続し、海蝕崖や海蝕洞が存在する特異な海岸地形を形成している。 |
8 | 高峰西海岸 県自然環境保全地域 |
77.5 (28.3) |
昭和51年12月17日 昭和59年04月06日 (特別地区の指定) |
典型的な沈降海岸で五島列島中通島の立串半島の中央塊がそのまま海岸線を形成し、海蝕崖、海蝕洞が存在する特異な海岸地形を形成している。 |
9 | 矢堅崎西海岸 県自然環境保全地域 |
86.3 |
昭和51年12月17日 昭和59年04月06日 (特別地区の指定) |
大規模なリアス海岸が連続し、海蝕によって生じた岩滓層の断面の露出など特異な海岸地形を形成している。 |
10 | 舅ヶ島・奈木崎海岸 県自然環境保全地域 |
29.9 (21.7) |
昭和51年12月17日 昭和59年04月06日 (特別地区の指定) |
典型的な沈降海岸であり、高さ50m程の海蝕崖とともに、大規模な板状節理が発達し良好な自然環境を形成している。 |
11 | 末津島・前島 県自然環境保全地域 |
23.9 (10.0) |
昭和51年12月17日 昭和59年04月06日 (特別地区の指定) |
延長約300m、最大幅員10mの岩礫で形成された大規模砂州の成長段階である末津島の特異な地形を中心に、人為の少ない良好な自然環境を形成している。 |
12 | 田ノ浦海岸 県自然環境保全地域 |
26.5 | 昭和51年12月17日 | 沈降海岸で大規模な海蝕崖が発達するなど複雑な海岸線を有し、背後の海岸植生とともに良好な自然環境を形成している。 |
13 | 鐙瀬海岸 県自然環境保全地域 |
103.5 39.72 |
昭和51年12月17日 昭和57年11月27日 (地域の変更) |
玄武岩溶岩海岸が大規模に発達する地域で、帯状に発達した海岸植生とともに良好な自然環境を形成している。 |
14 | 虚空蔵山 県自然環境保全地域 |
114.8 | 昭和51年12月17日 | 多良山系の北西に位置する火山地で、特に岩峰(608m)は豊肥火山岩類(凝灰角礫岩)のモナードノックとして地質的に特異な自然環境を形成している。 |
15 | 久良木湿原 県自然環境保全地域 |
6.4 (0.7) |
平成19年6月29日 | 西彼杵半島に点在する湿原の典型で、動植物が豊富で、学術上貴重な種も多く、なかでもヒゼンコウガイゼキショウの唯一の生育地となっている。 |
()は特別地区
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