野生の生き物は、私たちに自然をより身近に感じさせてくれる存在でもあります。
生態系のバランス(食物連鎖)の上で生活している野生の生き物に対して、私たち人間は、次のような点に注意して上手につきあっていく必要があります。
- むやみに近づかない
野生の生き物は、本来、人間と一定の距離を保って生活しています。人が近づくと逃げていくものですが、威嚇したりすると飛びかかってくる場合があります。出会い頭なども注意が必要です。(野生の鳥や動物は、人に対して攻撃するものではありませんが、自分の身を守るために飛びかかるなどの行動をとることがあります。) - エサを与えない
野生の生き物にエサを与えることは、人に依存させてしまい、生態系のバランスを崩すと同時に農作物被害を増やすことにもつながります。一度”人間はエサを与えてくれる存在”ということを学習すると、食べ物を持っている人に飛びかかる可能性もでてきます。(飛びかかるのはエサを捕るための行動で、人を襲うためではないと思われます。)
また、エサとなる物(生ゴミの廃棄や収穫しない果物の放置)を放置することも、知らず知らずのうちに餌付けと同じような行為をしていることになっている場合もあることから、気配りが必要です。 - 鳥のヒナを拾わない
春は鳥たちの巣立ちの季節です。まだ、うまく飛べないヒナが、巣から落ちてしまうこともよくあることです。そんなときは、巣に戻してやるか、近くの小枝に留まらせてあげましょう。親鳥はヒナのもとへ戻って世話をしますが、人がそばにいると親鳥が近づくことができませんので、そっとその場を離れましょう。
詳しくはこちらへヒナを拾わないで[PDFファイル/190KB]公益財団法人 日本鳥類保護連盟 「ヒナを拾わないで!!」キャンペーン
ポスター[PDFファイル/311KB] - 野生の鳥や動物はむやみに捕獲できません
捕獲する場合には、対象となる種類など一定の基準に基づいて許可が必要となります。
このページの掲載元
- 自然環境課
- 郵便番号 850-8570
長崎県長崎市尾上町3番1号 - 電話番号 095-895-2381
- ファックス番号 095-895-2569