Q.佐世保市の水事情

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Q.佐世保市は、平成6年以降、時間給水制限を行っておらず、人口も減っているため水不足ではないのではないですか?

 佐世保市の利水計画は、今後の人口減少を見込んだ上での計画となっています。
 また、佐世保市では、平成6年以降も2度の給水制限(減圧)が行われており、これまで平均して約2年に一度、給水制限や渇水対策本部の設置など、渇水の危機に瀕しています。異常気象の進行を鑑みれば、今後、いつ大きな渇水が起きないとも限らないと考えています。

 

佐世保市の渇水状況2

 

Q.佐世保市は水源が77,000立方メートルしかないといっていますが、本当はそれ以上の水があるのではないですか?

 県が佐世保市(旧佐世保市)に許可している水利権量は1日あたり77,000立方メートルです。
 その他に、相浦川の慣行水利権1日あたり22,500立方メートル及び川棚川の暫定豊水水利権1日あたり5,000立方メートルなどがありますが、何れも河川法23条の水利権の許可要件である10年に1回の渇水時に維持流量を確保した上で年間365日のうち355日間確実に取水できる流量ではなく、安定的に取水できる水源ではありません。この不安定な水源量を安定的にすることを含め石木ダムで1日当たり40,000立方メートルの新規利水を確保することとなっています。

佐世保市の1日当たりの水源量

 

平成30年度に佐世保市は石木ダムを作るために渇水予報を出しただけで、本当に渇水だったのですか?

平成30年度は、佐世保市に限らず、大村市など県内各地で渇水傾向となりました。

佐世保市では、9月頃にそれまでの少雨傾向が続けば1ヶ月後にはダム貯水率が50%を下回ることが想定されたことから、渇水対策本部を設置し、節水を市民に呼びかけるなどの渇水対策を実施しています。結果的に、降雨に恵まれ給水制限等の事態には至りませんでしたが、水道供給の安全を確保するために、危機管理の観点から事前に諸対策を講じることは必要なことと考えています。

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