大曲公家住宅(主屋・茶屋・石垣・石段・庭園)

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おおまがりただしけじゅうたく(おもや・ちゃや・いしがき・いしだん・ていえん)

大曲公家住宅   ――――――――――――――――――――――
    登録番号:景資第2-70号
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    登録日:平成17年4月15日
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    所在地:平戸市岩の上町
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    所有者:個人
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 平戸藩は県内の他藩と異なり、城下で武家屋敷街の造成を行わず、家臣達は城の南に広がる緑豊かな丘陵地に屋敷を建てて居住した。

 この大曲公家住宅は、大正5年に、明治時代に建造された武家屋敷に茶室などを付け加えて、現在に至っているものである。

 主屋は、木造2階建て瓦葺きの建物で、武家屋敷の面影を残している。

 茶室は、鎮信流の茶室として造られ、現在も、待合から茶室に続く踏み石が残り、石組みや手水鉢が配されている。庭園は、座敷からの景色はもちろんのこと、茶会へ招いた人々が楽しめるようにつくられている。

 同じく景観資産に登録されている「内野家住宅」や「大曲敦家住宅」などの所有者とともに「平戸の庭を守る会」を結成し、つつじの開花に合わせて庭園を公開する取り組みも行われ、毎年、市の内外から多くの人々が訪れている。

 国登録有形文化財。

 内部の見学はできません。


※建築用語の解説

書院造:室町時代中期以降に成立した武家住宅の様式


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