雲仙多良シーライン
潮受堤防は北側を諫早市高来町に、南側を雲仙市吾妻町にそれぞれ接続しており、一般の交通にも開放しています。その潮受堤防上の道路の愛称は雲仙多良シーラインです。
潮受堤防両端の地点間の道のりは、潮受堤防を通らなければ約24キロメートルですが、潮受堤防を通れば約8キロメートルになり、所用時間も約35分から約10分に短縮されています。
雲仙多良シーラインは諫早市北部や佐賀県方面と島原半島とをつなぐ新たなルートとして多くの方々に利用されており、観光や物流の合理化に大きな役割を果たしています。
干陸地の利活用
潮受堤防の締切り後、締め切った内側の調整池の水位はマイナス1メートルで管理しているため、干拓で造成された農地の他に調整池の周りに約600ヘクタールの干陸地が出現しています。
干陸地は新たな地域資源として、地域活動、スポーツ、農業等、さまざまな面で活用が進んでいます。
代表的な取組みとして、諫早市高来町の干陸地ではNPO法人によるコスモスや桜の植栽や、そば生産者団体による幻の高来そばの栽培が行われており、良好な景観が形成されるとともにイベントが開催される等、賑わいも創出されています。また、畜産を営む方々は干陸地の草を家畜の飼料として活用しており、飼料としての採草は干陸地の環境と景観の保全にも寄与しています。
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