漁業者の方々の中には、「有明海の再生」や「有明海の環境変化の原因究明」ができるのではないかと考えて、開門を求める意見もありますが、一方で、開門すれば、地域の防災や農業のみならず、漁業にも多大な被害や影響を与えることも危惧されるため、地元の漁業者の多くが開門に反対されております。
有明海の変化は、筑後大堰や熊本新港といった有明海周辺で行われてきた公共事業、ノリ酸処理使用など、複合的な要因による可能性があります。ノリ酸処理の影響等[PDFファイル/680KB]
開門差止めを求める裁判においては、開門しても漁業環境改善の可能性および具体的効果は高くなく、諫早湾干拓の排水門の締切りと漁獲量の減少との関連性の解明の見込みも不明であって、排水門を開門することによって地元に甚大な被害が発生することに照らせば、開門の公共性や公益性は相当程度減殺されると判断されており、開門の方法によっては、漁業者にも被害が及ぶとされています。
開門は全ての漁業者が求めているものではなく、開門に反対する漁業者も多くいます。
このページの掲載元
- 諫早湾干拓課
- 郵便番号 850-8570
長崎県長崎市尾上町3番1号 - 電話番号 095-895-2051
- ファックス番号 095-895-2595