ランピースキン病

ランピースキン病とは

  • ランピースキン病ウイルスによる牛の伝染病で、届出伝染病に指定されています。
  • 11月6日、福岡県で国内初めての発生が確認されました。
  • 症状は、皮膚の結節や水腫、発熱、抑うつ、リンパ節の肥大、粘膜の結節、鼻や目の出血、乳量の減少、脚の腫れ、跛行などを示します。  泌乳ピーク期の乳牛や子牛で症状が重症化します
  • 蚊、ハエ、ダニなどによって機械的に伝播される他、汚染された飼料、水、器具を介して感染します。

ランピースキン病について

ランピースキン病の対策

基本的な考え方

発症⽜の早期発⾒、隔離、移動の⾃粛⼜はとう汰、ワクチン接種等の総合的な防疫対策が重要

発生の予防

飼養衛生管理基準の遵守

  • 殺⾍剤散布等によるサシバエ等の衛生害虫対策
  • 定期的な健康観察、異状を認めた場合の早期連絡
まん延の防止
  • 真症⽜(本病に感染していると判定された牛)及び疑症⽜(真症牛の確認以降に本病を疑う症状がみられた牛)等の隔離、移動及び出荷の⾃粛

(自粛期間)
真症牛、疑症牛
:皮膚病変の消失確認後又は真症牛判定日(疑症牛確認日)から28日目の日より後に実施する抗原検査で陰性が確認されるまでの期間。

その他の同居牛
:真症牛又は疑症牛が最後に確認された日より28日目の日より後に実施する臨床検査において陰性が確認されるまでの期間。ただし、と畜場
 への出荷のための移動を除く。

  • 生乳、精液の移動及び出荷の自粛

(自粛期間)
真症牛、疑症牛
:皮膚病変の消失確認後又は真症牛判定日(疑症牛確認日)から28日目(精液は42日目)の日より後に実施する抗原検査で陰性が確認される
 までの期間。

  • 飼養器具等の清掃、消毒
  • 衛生害虫対策
  • ワクチンの接種

国内におけるランピースキン病の発生状況


 今後、人やモノ、媒介節足動物により本病が県内へ侵入する可能性があります。本病を疑う事例がありましたら、家畜保健衛生所か担当の診療獣医師へ届出るようお願いします。また、本病を媒介する節足動物(ハエ、カ、ヌカカ、ダニ)駆除等予防対策や飼養衛生管理基準の遵守徹底を併せてお願いいたします。

ランピースキン病の侵入防止対策について(リーフレット)   )ランピースキン病農場外拡大防止リーフレット
ランピースキン病対策の3つのポイント[PDFファイル/1MB]
詳細は農林水産省のホームページに記載されています。農林水産省ホームページ

このページの掲載元

  • 県南家畜保健衛生所
  • 郵便番号 859-1415 
    長崎県島原市有明町大三東戊908番地1
  • 電話番号 0957-68-1177
  • ファックス番号 0957-68-2056