食べ物は輸入したっていいんじゃない?
- テレビなどで食品の安全性などの問題点が叫ばれていますが、ここでは視点を変えてこの問題を考えたいと思います。
米を例に挙げて考えてみましょう。米を作るには田んぼが必要です。もし、米を輸入し作らなかったとします。田んぼは荒れ果て「あぜ(田んぼと田んぼを仕切る土の壁)」にはひびが入ります。ひびが入ると雨の日はそこから水が漏れ下へ流れ出します。田んぼは手入れをしていれば雨水は一旦田んぼに蓄えられ、さらに雨が降り蓄えられなくなると水が外へ流れ出します。このように一旦雨水を蓄えることで一気に水を下流へ流すことを防ぎ、洪水を防止することができます。また、田んぼに蓄えられた水はゆっくりと地面にしみこんでいきます。しみこんだ水は地下水として蓄えられ川にしみ出たり、井戸水として利用されます。地下水が減ると地面が下がったり、地下水に頼っていた生き物の生活に影響がでます。これは畑でも同じことが言えます。
田んぼで米を作らないことは、「食べ物を生産しないこと」だけでなく、「私たちの生活の安全・安心をおびやかすこと」にもつながります。
私たちは、田んぼや畑の将来についてまじめに考えていく必要があります。
大村市重井田畔造り(6月)
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