田んぼ整備って何のためにするの?
- 昔農村には、じいちゃん・ばあちゃん・おとうさん・おかあさん・おじちゃん・おばちゃんとその子供たちがいっしょの場所に住んでいました。各家がそのような状態でしたから村はたくさんの人がいました。そのたくさんの人がみんなで農作業をしていました。その後、東京のようなまちが発展し、農村の人々は、まちに流れていき、今では、働き盛りの人が少なくなってしまいました。人が少なくなると手作業でしていた農作業ではわずかな収穫しか得られません。そうなると収入が少なくなり農村での生活ができなくなってしまい、農村から去っていくという状態になり農業をする人がいなくなっています。そうなれば、みなさんの食べ物を生産する人がいなくなってしまいます。
そこで少ない人数でも農家の人が生活できるだけの収穫を得るための方法を考えた結果、人の代わりに機械に働いてもらうことを考えました。さらに機械をうまく使えば作物を安く作れるうえ、農作業をする時間が短くなるため、余った時間を別のところで農作業をして収穫量を上げたり、休みをたくさん取ることができるようになります。機械は人間と比べた場合、長所は単純作業を早く、何時間でもできます。短所は、単純作業ができるためには機械の作業しやすいようにたんぼ状態を整えて置く必要があります。
田んぼの整備とは、機械の作業しやすいように田んぼの状態を整えることを言います。 それでは田んぼの整備は何をするかと言うと、「小さい田んぼ」を「広い田んぼ」にすること。「うろこ状の田んぼ」を「四角い田んぼ」にすること。機械が入るための道路を造ること。さらに作物がちゃんと育つように必要な水を必要な時に必要な量だけとれるようにするための用水路を作り、余分な水をまわりの田んぼに迷惑をかけないように捨てるための排水路を造ることも田んぼの整備に含まれます。
田んぼは食べ物を作る大切な場所です。みんなが田んぼを見に行ったり、田んぼのことを考えたりすることが大事なことだと思います。
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