【卒論紹介】ミニトマトの所得向上に最適な株間の試験(12月28日)
1.はじめに
 ミニトマト栽培における生産コストが高騰する中、経営を安定させる方法には経営費の削減や単収の向上などが考えられる。そこで、ミニトマトの所得向上に最適な株間を検証するため試験を行いました。
 
2.材料および方法
 1)供試品種   「TY小鈴」
 2)試験区の設定
 (1)株間35cm(2721株/10a)
 (2)株間50cm(1904株/10a)
 (3)株間65cm(1465株/10a)
 3)耕種概要
 (1)定植日   2022年10月30日
 (2)収穫期間  2023年1月11日~6月21日
 4)調査項目
  茎長、果実個数、果実重量、糖度(Brix)

3.結果および考察
 株間35cm区が地上部の生育(茎長)は良好で、収量でも最も多い結果(収量比:株間50cm比で128%、株間65cm比で142%)となりました。一方、株間35cm区ではコナジラミの発生が多くなるという課題がありましたが、コナジラミ対策を徹底することで、農業所得を最大化できる技術になると考えられます。

        (園芸学科野菜コース学生)

   
      私がつくったミニトマト「TY小鈴」の収穫調査