露地中晩柑「せとか」にサンテを被覆しました。(8月25日)
 近年、気候温暖化でカンキツ類の日焼け果が問題となっており、特に露地中晩柑「せとか」は、日焼け果の発生が多い品種の一つです。今年は、梅雨明け以降に高温、強日射の日が多く、日焼け果が発生しやすい条件が続き、農大の「せとか」も8月中旬以降より日焼け発生が見られたので、白色で筒型の布製袋「サンテ」を果実に被覆しました。
 サンテは、果皮への直射日光を防ぎ、果皮表面温度の上昇を抑えることで日焼け果発生を軽減します。学生らは、日焼けがみられる果実や発生しそうな果実一つ一つにサンテを丁寧に被覆し、温暖化で影響する果実障害の状況や技術対策を学ぶことができました。(園芸学科果樹コース職員)
日焼け発生している露地中晩柑「せとか」果実 学生らは、サンテを果実一つ一つに被覆しました
 サンテを被覆した「せとか」果実  学生らは、発生しやすい果実を見ながら被覆しました
被覆終了した樹を掛け忘れがないか、学生みんなで確認しています