令和6年度第1期技術習得支援研修生へ農作業安全研修を行いました(6月17~19日)
 6月17~19日の3日間、令和6年度第1期技術習得支援研修生を対象に、農作業安全、耕うん整地演習、刈払機の取り扱い方、及びトラクターの基本操作などの研修を行いました。
 技術習得支援研修生は、Uターン、Iターンなどで、県内で新規就農を目指すかたです。1年間、基礎技術研修および農家派遣研修を受け、農業の基本や実践的な生産技術及び経営管理技術を習得します。
 今回は基礎技術研修のひとつとして、研修部で研修を行いました。


〇1日目 耕うん整地演習
 初めに講義で耕うん方法の種類を学び、その後、トラクターの始業前点検を行い、圃場で各自トラクターに乗り、往復耕や複合耕のやり方など、耕うん作業の基本について実際に演習を行いました。
圃場での耕うん作業演習


〇2日目 農作業安全演習
 まず講義で刈払機の安全な取扱や熱中症対策を学び、その後実際に刈払機の点検や基本操作、利用時の注意点を学び、実際に刈払い作業を行いました。実習の後は、農作業事故の実態や安全対策につい講義を実施しました。
刈払い機の始業前点検、刃の取り付けなど 実際に刈払い機を使っての作業


〇3日目 トラクターの基本操作、作業機の着脱の基本説明
 安全確認のやり方や手順を中心にトラクターの基本操作をそれぞれ学びました。その後はトラクターに取り付けて利用するロータリーとプラウの脱着方法の基礎を学びました。
練習に各自励みました(トラクター基本操作) ロータリーの着脱方法の説明、実演


 技術習得支援研修生の皆さんは、引き続き研修で多くのことを学んでいかれます。皆さんの夢の実現に向け、有意義な研修になるよう頑張って下さい。
 また、研修中も、就農してからも、「事故、怪我なく1日を終えること」が最も大切なことです。そのためには扱う機械の始業前の点検、基本に忠実な操作、また、これからの時期は熱中症対策が非常に重要だと思います。今回の研修で学んだことの実践を是非お願いします。(研修部職員)