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平成22年10月13日 定例記者会見

 ●会見内容●

1.中国との交流について
2.政務調査費の運用について
3.諫早湾干拓事業について
4.石木ダムについて
5.教職員の不祥事について
6.石木ダムについて
7.中国との交流について
8.アメリカの臨界前核実験について
9.石木ダムについて
10.海砂採取の許認可区域の管轄問題について
11.県庁舎整備について
12.諫早湾干拓事業について
13.定例会見時における知事の冒頭発言について

○広報広聴課長 おはようございます。
 定刻になりましたので、ただいまより、知事の定例記者会見を始めさせていただきます。よろしくお願いいたします。

○知事 おはようございます。前回の定例会見から、県議会もありまして、特に今回、私の方からご報告等させていただくことはございません。
 何かございましたら、どうぞよろしくお願いします。

1.中国との交流について

○記者(読売新聞社) まず、中国問題からお伺いしたいんですけれども、(尖閣諸島における)漁船事件の関連で、梅屋庄吉と孫文の巡回展ですね、延期されていたと思うんですけれども、その後の事態の進展と、また、その事件に関連して、それ以外で県に何か影響があったこと等々あれば、その経過などについてちょっとお伺いしたいんですけれども。

○知事 まずは、孫文と梅屋庄吉展の巡回展という形で、武漢、そして南京において開催が計画されていたところでありましたけれども、尖閣諸島にかかわる問題の発生に伴いまして、それが延期をされたという情報が入ってまいりました。このことについては、特に長崎と中国との友好関係について、まさに長年にわたる友好交流のきずなが築かれてきたところでありまして、こうしたことをもって将来にわたる影響を及ぼすというようなことがあってはならないと考えてまいりました。
 県議会の本会議でもご議論をいただきましたけれども、やはりそうした県の考え方について、駐長崎総領事とも話をするべきではないかというようなご指摘等もいただいておりまして、多分あれは21日ぐらいの一般質問の中でご議論をいただいたと思っています。その後、数日して私も総領事さんとお会いする機会がありましたので、これまでの本県と中国との友好関係については、まさに特別のものがあって、これからもしっかりと友好交流の拡大に努力していきたいので、ご理解とご支援をお願いしたいという旨、お話をさせていただきました。
 そうしたところ、まさに外交的な問題として今回の孫文と梅屋庄吉の展覧会が中止、もしくは延期されたということはないだろうと、これはやはり主催者が不測の事態を招いてはいけないと、万が一事故等が起きてはいけないという判断から先送りされたものだろうということでありました。そうした長崎県との関係については十分認識をしているというお話もちょうだいしたところであります。
 その後、関連予算の審議において、またご議論をいただいたということもありまして、再度私の方からも、電話でありましたけれども総領事に、これからも支援を願いたいというお話をさせていただきました。早速、総領事の方も積極的に動いていただいて、外交当局等の見解等もご確認された上で、この辛亥革命にかかわる記念すべき一連の行事については、中国においても非常に重大なイベントとして考えていると、決して今回のことが将来の傷となって残ることがないようにしっかりと協力をいたしますというお話をちょうだいしました。
 その後、この巡回展の具体的な日程等が定まったということではありませんが、しかるべき時期に適正に開催されるのではなかろうかと考えております。
 そのほかの項目等について、特に大きな影響等が生じたということは、今のところ聞いておりません。

2.政務調査費の運用について

○記者(読売新聞社) 別の話題になるんですけれども、県議会の政務調査費の関係で、不適正な支出と思われる部分ですとか、(会派分と議員個人分の)二重申請とかというさまざまな報道があったところなんですが、一連の報道があった政務調査費の運用の仕方であったり、その後、それを受けて政務調査費の運用の見直しなどについて、ご私見でどういったご見解を持っておられるかというのをお伺いしたいんですけど。

○知事 政務調査費の使途内容等については、それぞれのお立場の方々が責任を持って、また透明性を確保しながら対応していただくのが適当であろうと思っております。
 そういった中で、県においては、監査等の手続もとられているわけでありまして、恐らく監査の意見書の中にも少し触れられていた部分があったのではないかと思っております。それぞれ適正に支出していただけるような措置が講じていただけるものと考えております。

○記者(読売新聞社) 関連なんですけれども、政務調査費の宿泊費、交通費等については、他県と比べて、長崎県の場合は定額制という形でやられていると思うんですが、宿泊費であれば例えば1泊当たり1万円を超すお金が支給されるような仕組みになっているんですが、実際はシングルで1泊1万円するところは市内にそうそうないわけですけれども、そのあたりのそもそものマニュアルというか、運用の規則というものについて見直し等々必要あるかどうかということについて考えはありますか。

○知事 その辺については、議会においても十分ご議論いただけるものであると思っております。これは、本県は特に離島地域を抱え、さまざまな形で議会に出席をいただくということになっておりますので、そうした利用の実態等を踏まえ、こちら(県庁)においでになられる実態等を踏まえた上で、適正に支給がなされるのが好ましい話ではないかと思っております。

3.諫早湾干拓事業について

○記者(読売新聞社) 3点目の質問をさせていただきます。
 諫早湾干拓の問題についてですけれども、大臣が山田大臣から鹿野大臣にかわられて、鹿野大臣の方からは報道陣に対して、(環境)アセスの結果を見てから開門調査を実施するかどうかについては判断したいというような発言が国会の方であったようですけれども、そのことについてのご感想をお願いします。

○知事 鹿野大臣は、ちょうどこの諫早湾干拓事業が起工式を迎えた時の農林水産大臣をなさっておられたということもありまして、この諫早湾干拓事業については非常にお詳しい方だろうと思っております。
 私も、議会が終了次第、できるだけ早くお訪ねをして、本県の考え方なり実情をしっかりとご説明をさせていただこうと思っております。
 環境アセスメントを経た上で判断をなさるというような趣旨のご発言があったやに聞いておりますけれども、この点については、まさにこれまで私どもが繰り返し申し上げてきたとおり、開門調査を仮に検討されるにしても、客観的、科学的な環境アセスメントの結果を踏まえた上で、慎重にご検討をいただきたい。そしてまた、地方の実情等についても十分ご配慮を願いたいということを繰り返し申し上げてまいりましたので、そうした姿勢で臨んでいただけるということは非常にありがたいことであると思っております。

○記者(NCC) 山田さんが農水大臣を退かれて民主党県連の新代表になった時に、諫干(の開門調査)については反対の立場を示す一方で、石木ダムについては個人としては必要ないというような考えを示されましたけれども、知事は、この考えについてどういうふうに受け止められましたでしょうか。

○知事 諫早湾干拓事業については、先ほども申し上げましたとおり、開門調査が行われるということになれば、一番大きな影響をこうむるのは長崎県民でありますので、そうしたことを地域の実情を十分踏まえた上で慎重に対応していただきたいというお話を繰り返し申し上げてまいりました。
 地元選出の大臣でもあられましたし、地域の農業、水産業にも非常にお詳しい方でしたので、そうした慎重なご姿勢をおとりいただいていたということについては、大変ありがたいと思っております。

4.石木ダムについて

○知事 一方、また、石木ダムについて、「個人的な考え方であるけれども」ということで、人口が減少しつつある中で漏水対策等を講じれば石木ダムの建設は不要ではないかといった趣旨のご発言があったやに報道でお聞きしました。この間、何回か石木ダムについても地元の状況等をご説明させていただく機会があったように聞いておりますが、私が就任してからは、まさに諫早湾干拓事業にかかわる意見のやりとり等が主でありまして、石木ダムについて突っ込んだお話をする機会はございませんでした。改めて地元の実情等を佐世保市とも一緒になってしっかりとご説明をして、ご理解いただけるように努力していかなければいけないと思っております。

5.教職員の不祥事について

○記者(NCC) 話題はかわりまして、最近、県教委で不祥事が相次いでいますけれども、知事としてはこの問題についてどういうふうに受け止められていますでしょうか。
 そしてまた、再発防止策をいろいろと講じられていますけれども、なかなかこういう不祥事がなくならない。そういう中で、具体的な今後の再発防止のためにどういうふうなことが考えられますか。

○知事 教職員の不祥事が相次いで起きているということに関しては、非常に遺憾であり残念であります。まさに先生は子どもたちの手本になるべき人であって、多くの子どもたちは先生に対して尊敬の念を抱くでありましょうし、また、自分もそういう形で活躍したいと思う子どもたちも少なくないと思っているわけであります。
そうした子どもたちの信頼を裏切るような事件が続いて起きているということについては、大変残念至極であります。
 この間、教育委員会、あるいは教育長を含めて再発防止に向けていろいろな取り組みがなされてきたところでありますけれども、なかなか一人ひとりの教職員の心に響くまでに至っていないのではないかというようなことも考えるのであります。
 今回もまた、9月に緊急メッセージを再度発出して、不祥事の再発防止に努めているということでありますが、どういった取り組みを行えばすべての教職員の皆様方に理解をしていただけるのか悩ましいところでありますが、放置できない重大な課題であると思いますので、私も教育長と一緒になって再発防止策の検討に力を入れていかなければいけないと思っております。

6.石木ダムについて

○記者(西日本新聞社) 先ほどの石木ダムに関して改めてご説明したいということですが、そういうことであれば、山田民主党県連代表と会われる予定とか、会って説明するというその辺についてはいかがでしょうか。

○知事 できるだけ早い時期にお会いし、説明をさせていただく機会をいただきたいと思っております。

○記者(NHK) 石木ダムの問題が出ましたけれども、国交省が9月27日にダム検証の基準をまとめて、検証対象として石木ダムも入っていますけれども、検討会が始まって、メンバーはどういうふうにして決めるのかとか、県としての具体的な対応のスケジュールを教えてください。

○知事 これは、担当課長が説明します。

○河川課長 9月28日付で国の方から検証を進める要請をいただいております。
 スケジュールとか、検討の場、地方自治体からなる検討の場ですけど、まだ詳細について検討中ですので、決まり次第お知らせしたいと思っております。

○知事 よろしいでしょうか。

○記者(西日本新聞社) 石木ダムについて、現在、反対派住民と8月までに2回会われたということですが、その後はいかがですか。

○知事 その後もお会いいたしました。

○記者(西日本新聞社) 何回ぐらいでしょうか。

○知事 3回目をお会いしましたけれども、いろいろなご意見、ダムをつくらなくて、こういう対応策をとればいいじゃないかというようなご提案等もいただいておりまして、改めてそういった一つひとつの提案等について検証作業を今進めております。

○記者(西日本新聞社) その3回目に会われたのは10月ですか。9月ですか。

○知事 9月でした。

○記者(西日本新聞社) 上旬、中旬、下旬。

○知事 中旬ぐらいでした。

○記者(西日本新聞社) 石木ダムのほかの方策がとれないかということで、一つひとつ検証するというのは、さっき言われた国交省のダムの見直しと同時並行というか、同じようにするというそういう意味でしょうか。

○知事 もう地権者の方々からは、これまでもいろんなご提案をいただいてきたのでありますが、改めて意見交換を行わせていただく中で再度お話がありましたので、それについては一つひとつきちんと対応しなければいけないと思っております。
 国のダム見直しのスケジュールとはまた別に、考え方を取りまとめた上でお返しする必要があるのではないかと思っております。

○記者(毎日新聞社) 石木ダムの関連なんですが、その地権者との話し合いで知事の方から見て、だんだん考えが近くなってきたというか、歩み寄ってきた部分というのはあるんでしょうか。

○知事 いえ、まだまだそこはこれからのお話だろうと思います。

○記者(NIB) その中でも感じるトーンとか、当初のおしかりを受けたりというようなこともあったんですけれども、雰囲気的に変わってきている、話がしやすくなったというような、何かそういう変化みたいなものはないでしょうか。

○知事 お話をさせていただく方々が同じ方々ばかりではありませんでしたので、3回目は特に初めてご参加いただいて、いろんなお話をお聞かせいただく方々も多かったものですから、やはりこれまでの一連の取り組みに対して県に対する不信感をお持ちである。あるいはまた、先祖から受け継いだこの自然をしっかりと守って次の世代に受け継いでいかなければいけないんだと、そういった熱い思いを多くの方々からお聞かせいただきました。

○記者(長崎新聞社) 石木ダムのことについて関連ですけれども、地権者との話し合いは大体いつごろまでをめどに考えられているんでしょうか。

○知事 いつごろまでというめどは、とりあえず今のところ区切っておりません。ただ、現実の問題として、取付道路は関係予算が確保されている中で、今中断をしているわけでありますので、これを長く放置するということになれば、この予算が執行できないということにもなってまいります。さほど時間にゆとりはないものと考えておりますが、できるだけ早く地権者の皆様方に私どもの考え方をご説明申し上げて、理解が得られるように、これからも全力で取り組んでいかなければいけないと思っております。

○記者(長崎新聞社) 年内に予算を執行するという考えでしょうか。

○知事 繰越手続を取るとあと1年ありますけれども、それがどうなるのかというのは、まだまだ今の段階で判断するというのは難しいのではなかろうかと思っております。

○記者(長崎新聞社) 繰越は1年できるということでしょうか。

○知事 そうですね。

○記者(NIB) そういう可能性もあるという思いは、知事の中にはおありでしょうか。

○知事 それはこれから地権者の方々との協議をまずは先行させようということでいろいろな場をいただいているわけでありますので、まずはご理解がいただけるように全力を尽くしていきたいと思います。

○記者(長崎新聞社) 確認ですけれども、最大、来年度中まで期限を残されているという理解なんでしょうか。

○知事 今年度執行中の予算に繰越予算も含まれておりますので、最大延ばしても来年度いっぱいに執行してしまわないと執行できなくなるということになります。

○記者(長崎新聞社) まだ1年以上、期間が残っているということですか。

○知事 そうですね。繰越予算の執行分については。

7.中国との交流について

○記者(時事通信社) 尖閣問題について、当初の質問の関連なんですけれども、総領事と直接話す機会の後で、2度目に電話で話す機会があったということなんですが、話された内容は、尖閣諸島、領土問題は存在しないとか、そういった形でどんな内容の話が交わされたのか教えてください。

○知事 領土問題がどうだという話はありませんでした。現実に孫文と梅屋庄吉展の開催が延期されたということを受けて、この間、特に、李総領事にはいろんな面で中国と長崎との交流拡大に向けて支援をいただいてまいりました。さきの訪中に際しても、国家副主席との会談の場を積極的に調整をいただくなどご支援をいただいてきた経過がありますので、これからますます友好交流を、さまざまな分野まで拡大していきたいという思いを共有しつつ取り組んでまいりましたので、今回の問題に端を発して、これ以上、友好交流の場が損なわれることがないように支援を願いたいというお話をさせていただいて、それはそうですねというようなご理解をいただき、そしてまた、具体的にいろんなお力添えをいただくことができたところであります。

○記者(時事通信社) その問題については、特に触れられなかったということでしょうか。

○知事 領土の問題は、一地方政府が直接云々すべきような課題ではないのではなかろうかと思っておりますので、それはまさに国家として基本的な大切にすべき課題であろうと思っております。

8.アメリカの臨界前核実験について

○記者(NBC) 全く違う話ですけれども、アメリカが、核兵器のない世界を目指してきたオバマ大統領政権下で、先月の中旬頃、臨界前核実験を実施したということが明らかになりましたけれども、被爆県長崎の知事としてどのように受け止めていらっしゃるんでしょうか。

○知事 実は、その報を今日知りまして、これまでオバマ大統領は核兵器の廃絶に向けてリーダーシップを発揮していただけるものと期待をしておりましただけに、今回、臨界前の核実験が行われたということは非常に遺憾に思っております。
 これまでも被爆県民を代表する立場で、こうした核実験等については抗議を行ってきた経過もありますので、改めて検討の上、適正に対応していきたいと思っております。

9.石木ダムについて

○記者(NHK) 先ほど質問させていただいた件に戻るんですが、石木ダムで具体的なことはこれから決まるということだと思いますけれども、検討会をいつごろまでには始めたいとお考えになっていて、メンバーを決める際にはどういう方針で決めたいかということがもし決まっていれば。

○河川課長 詳細については検討中でございまして、国による検討のスケジュール案がありますので、それに基づき進めていきたいと考えておりますが、まずは関係自治体だけの検討の場を開催したいというふうに考えております。先ほどお話しましたとおり、詳細が決まりましたら、皆様にお知らせしたいと考えております。

10.海砂採取の許認可区域の管轄問題について

○記者(長崎新聞社) 海砂の採取の区域の境界の問題についてお尋ねします。
 境界について合意があったという長崎県の意見と合意がなかったという佐賀県の意見が対立しているんですが、これについてはどちらに原因があるというふうにお考えでしょうか。

○知事 これをここで私の立場からいろいろ申し上げるのは控えたいと思いますが、事実行為として、これまで平成13、14年度前後に佐賀県と協議をして、もともとは本県も等距離ラインでいきたいという考え方で協議を始めたのですが、佐賀県が漁業取締ラインから等距離ラインまでの間を所管区域とすることに関して消極的な姿勢であったということもあって、長崎県の方でそこに対する許可手続を行った。それについては何ら異議等は、この間、なかったということであります。
 確かに、文書でもって協定書が交わされたということはなかったようでありますが、事実行為として協議を重ね、そして、長崎県が許可をすることについても実態をご存じの上で異議等もなかったという状況がこれまで続いてきたわけでありますので、そうしたことを考えた場合に、一定、ご理解は得られていたのではなかったのかと思っております。

○記者(長崎新聞社) 最初の合意文書がなかったということですけれども、合意をしたのかどうかというところも佐賀県は疑問を投げかけていらっしゃいます。そこの点についてはどうお考えでしょうか。

○知事 それは、文書がないから合意がなかったというのは少し乱暴ではないかと思います。事実関係がそういう形で進んできて、何らご異議等もいただいてこなかったという事実があります。その点については、本県が許認可を行ったということを、例えばご存じなかったということであれば別ですけれども、それは十分ご承知いただいている中で、これまで反対のご意見等をいただいてこなかったということでありますので。

○記者(長崎新聞社) 佐賀県が10月中にも総務省の方に調停を申し立てるということですけれども、長崎県としては、佐賀県の主張である等距離ラインまで下がる可能性、そういう考えというのはございませんか。

○知事 それはこれからの協議次第だろうと思いますが、これは前もお話をさせていただきましたけれども、福岡県との境界も全く同じような状況なんです。福岡県との県境も同じようなルールで双方の県が許認可を行ってきたという経過があるわけでありますので、その点については特に見直しが求められれば協議に応じることはやぶさかではないと思いますが、その際には、また他県に対する取り扱いもあわせてどうすべきなのか検討を求められることになるのではなかろうかと思います。

○記者(長崎新聞社) では、全く佐賀側の言い分を聞かないというわけじゃないということでしょうか。

○知事 ご意見は十分お聞きした上で、本県としての考え方をお返しする必要があるんだろうと思います。

11.県庁舎整備について

○記者(NHK) 県庁移転の話なんですけれども、議会では公聴会とか、概ね移転賛成という結論を出したと思うんですけれども、来年度予算に盛り込むには、遅くとも12月中の決断が必要になるかと思うんですけれども、どのくらいの時期までに決断が必要なのかお伺いしたいと思います。

○知事 そこは今まだ県議会の特別委員会でご議論をいただいている段階でありますので、まずは特別委員会でご審議いただいたその結果をお聞かせいただいた上でできるだけ早く決断をしていかなければいけないのではないかと思っております。

○記者(NHK) めどというものは。

○知事 それは私の方がいつまでに特別委員会の結論を出してくれというわけにもいきませんので、特別委員会の方でも慎重にご審議をいただいているところでありますので、その審議結果を待たせていただく必要があると思っております。

12.諫早湾干拓事業について

○記者(読売新聞社) また少し戻ってしまうんですが、諫早湾干拓の関係についてですけれども、鹿野大臣の就任後、佐賀県は県知事が早期の開門調査の実施を上京して求められるような行動があったようなんですが、長崎県の方としては、その逆の開門調査を慎重に行ってほしいというような形で要望する予定、またその時期について具体的なことが決まっていればお伺いしたいんですけれども。

○知事 鹿野大臣がご就任になられたわけでありますが、ちょうど県議会もありましたことから、県議会終了次第にできるだけ早く上京して直接、県の考え方をまたご説明させていただく必要があるのではないかと思っておりました。近いうちに、できるだけ早くお時間をいただいた上で地元としての考え方をご説明させていただく機会を設けてまいりたいと思います。

○記者(読売新聞社) 日程等々、まだ具体的には決まっていないということですね。

○知事 まだ、具体的な調整はこれからの状況です。

13.定例会見時における知事の冒頭発言について

○記者(長崎新聞社) 会見が何回か開かれましたけれども、最近、知事から最初に「報告事項がありません」ということが気になっておりまして、知事は控えめなのか、僕らの質問に誠実に答えていただける時間をとっていただいているのかもしれませんが、最近、こういう動きがありましたよとか、ここを売り込みたいということを発信していただきたいなということがあってですね、そこら辺はどういうふうにお考えでいらっしゃいますか。

○知事 この間、県議会でいろいろな議論がありました。そういった中で主な政策課題等についてはご議論いただいて、あるいは県の考え方を示させていただいたのかなと思っております。それ以外の部分でいろいろなご報告すべき案件等があれば積極的にご報告をさせていただこうと思っておりますけれども、議会も終わって間もありませんでしたので、この間、取り立てて皆様方にご報告させていただくことはないかなと思っております。
 確かに、ここ何回か、「ご報告事項はありません」でスタートしましたので、次回からできるだけ皆様方に話題提供できるように努力していきます。

○記者(長崎新聞社) 特に、さっきの臨界前核実験の、今朝早くに報道があったということで、それを見られてどう対応するかは検討中ということでしたけれども、すぐ担当部から情報が入ったら、その前の時点で、詳細については調整中だけれども、事実とすれば抗議をするとか何らかの発信、逆にこっちに教えるみたいな形があってもいいんじゃないかと思うんですが。

○知事 定例会見の直前に私も初めて知ったものですから、これから早めに情報発信できるように努力します。

○広報広聴課長 それでは、以上で知事の定例会見を終わらせていただきます。
 どうもありがとうございました。

○知事 どうもありがとうございました。

★発言内容については、わかりやすいように一部変更している部分があります。
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