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令和2年12月9日 記者会見

 ●会見内容●

1.感染段階ステージの移行等について

1.感染段階ステージの移行等について

○知事 今日はこうした機会をいただき、ありがとうございます。
 全国的に、新型コロナウイルス感染症が拡大傾向で推移する中で、今日は、本県の状況をご説明申し上げ、併せて、人の流れが大きく拡大する年末年始を迎えてまいりますことから、改めて県民の皆様方に感染の防止に向けたご協力をお願いしたいと考え、このような機会を頂戴したところであります。
 まず、本県での新型コロナウイルス感染症の状況について、簡単にお話をさせていただきます。
 お手元に資料を差し上げてあるところでありますが、本県では、令和2年3月14日に初発事例が確認されて以降、同4月17日までに17名の感染者が確認されました。その後は、2カ月半にわたって感染事例が発生しておりませんでしたけれども、7月3日から再度感染が拡大する状況になり、7月に72名、8月に143名、この間4件のクラスターの発生も見られたところであります。8月までの間に232名の感染者が確認されたところでありますが、その後、9月以降は、一定感染状況も落ち着いてきておりまして、9月が6名、10月が7名、11月が27名、12月が本日12月9日までの間に5名、散発的な感染事例が確認されている状況であり、累計277名の感染者が確認されているところであります。
 県内の医療体制の状況でありますが、ご承知のとおり、入院医療体制については、本土地区がフェーズ2、離島地域がフェーズ1ということで医療体制を構築しておりますけれども、現在本土地区に8名の方々が入院治療を継続していただいております。重症者の方はいらっしゃいません。中等症・軽症者の方ばかりであります。また、この他に、宿泊療養施設等をご利用いただいている方が4名いらっしゃる状況でありますので、比較的落ち着いているような状況ではなかろうかと考えているところであります。
 先に、厚生労働省から発表されました、現在の感染状況、病床確保の状況についてご報告をさせていただきます。
 直近1週間の10万人あたりの陽性者数が10万人あたり本県では0.6人ということでありまして、高い方から45番目ということであります。46番目は富山県、47番目は秋田県ということになっているところであります。ちなみに、国の方で、ステージ3「感染者の急増」というステージが設定されておりますが、その際の目安として設けられております10万人あたりの陽性者は15名とされておりますので、まだまだ低い状況にあるものと考えております。
 また、総人口における病床確保率は、本県では病床数395床を最大病床数として準備をいたしておりますが、この確保状況を見ますと0.3‰(パーミル)ということでありまして、これも高い方から14位という状況で医療体制を確保しております。
 それから、最大確保病床に対する占有率、いわゆる病床の逼迫度合いを表す数値でありますが、本県では2.5%という状況であります。高い方から44位というところに位置しているところでありまして、国のステージ3の目安として設定されております指標が25%ということでありますので、これも低位にとどまっているという状況ではなかろうかと受け止めております。現在の全国の最大確保病床に対する占有率でありますけれども、平均が28.9%という状況にございます。
 続いて、県内の初発事例の状況についてお話をさせていただきます。
先ほどのページでご覧いただきましたとおり、9月以降本県では45件の感染事例が確認されているところでありますが、濃厚接触者・接触者を除きますと、初発事例は32例ございます。その感染経路を調査したところによりますと、県外に由来すると考えられるもの、具体的には、県外に出張されて同僚や友人の方々と飲食を伴う会食を共にされたような事例によって14人、44%の感染事例が確認されております。また、県民の皆様方が旅行等で県外にお出かけになられ、友人の方々と一緒に県外の方々と会食をされたということが感染要因になっているのではないかと推定されるような事例が11名、34%ということになっております。県外から帰省された方について感染が確認された事例が1人、3%、そして、県外からいらっしゃった方々との会食、飲食を共にされたことが感染要因になったと推定される事例が、2人、6%ということになっております。したがいまして、県外との何らかの関わりをお持ちの中で感染が発生したと推定される割合が28人、87%という状況で、比較的、県内に感染が拡大し、蔓延しているような状況にはないものと受け止めているところであります。
 一方で、県外にお出かけになったことがないような方々の感染経路がわからないという形で、4名の感染者が確認されております。したがって、県内は安全だろうということで安心されることなく、引き続きマスクの着用・手指消毒・3密を避けていただく、換気を励行していただく、そういった新たな生活様式の実践にぜひ今後ともご協力をいただくようお願いを申し上げたいと存じております。
 県外由来の事例が87%と申し上げました。先ほども少し触れさせていただきましたけれども、具体的な行動歴をお聞きしてみると、県外の方々、同僚の方々、職場の方々、友人の方々と、お酒を伴う会食をされた方々が非常に多いということ。また、その際にはマスクをつけておられなかったということ。中には、1つの店舗に留まらず、複数の店舗を利用された方、長時間にわたって飲食をされたような事例が非常に多いというような状況であります。したがいまして、そういった状況を踏まえて、改めて、県から県民の皆様方にお願いをさせていただきたいと考えているところであります。
 県外に出張、あるいは旅行をされる方々へのお願いでございます。感染拡大地域にお出かけいただいた際には、県外の方々との飲酒を伴う会食は極力お控えいただきたいというお願いであります。そして、また、そういった地域からお戻りになった方々は、自らの健康管理に十分ご留意いただいた上で、感染リスクが高まる5つの場面を回避するなど、慎重な行動を心がけていただきたいというお願いであります。感染リスクが高まる5つの場面というのはどういう場面かということでありますが、国の新型コロナウイルス感染症対策分科会の提言でも示されております。感染リスクが高まる5つの場面ということで整理されておりますが、1つ目は「飲酒を伴う懇親会等」、2つ目は「大人数や長時間におよぶ飲食」、3つ目は「マスクなしでの会話」、4つ目は「狭い空間での共同生活」、5つ目は「居場所の切り替わり」、こういった場面に接すると感染のリスクが高まっていくと言われておりますので、県外からお帰りいただいた方々は、ぜひそういった場面においては特に感染防止対策を徹底していただき、自分が原因となって新たな感染者を発生させるようなことがないようにご協力をお願いしたいということであります。
 続きまして、いよいよ年末年始を迎えてまいります。人の流れ、様々なイベントが増える時期になってまいりますので、県民の皆様方に改めてお願いしたいと思います。帰省をされる方々も数多くいらっしゃるものと考えておりますが、「帰省を計画されるにあたっては、2週間程度前から、感染リスクが高い行動を避けるなど、感染防止対策をぜひ徹底していただきたい」というお願いであります。
 そして、「帰省やUターン、初詣などの分散化にご協力をお願いしたい」ということであります。これは、帰省に伴って人の動きが増えてまいりますので、常に密集状態になってくるものと考えているところであります。できるだけ、これを分散化させることによって、リスクを減らしていただきたいというお願いであります。
 それから、もう一つは、年末年始にあたって、忘年会や新年会等、会食の機会が増えるものと考えております。会食をされるにあたっては、4点にご注意いただきたいというお願いであります。1つ目は「テーブルの分散化や座席の間隔を空けていただく等の工夫をお願いしたい」ということであります。2つ目は「乾杯時から、席の移動や密着、大声での会話を避けていただきたい」というお願い。3つ目は「お酌、返杯、箸やコップ、お皿などの食器類の共有はぜひ避けていただきたい」ということ。そして、4つ目は「飲食時以外の会話をされる時にはぜひマスクを着用していただきたい」という、この4点に注意して、忘年会、新年会、場合によっては同窓会なども計画されるかと思いますけれども、そういった取組をいただく中で、感染リスクを減らしていただきたいと考えているところであります。
 続いて、事業者の皆様方に対するお願いであります。年末、年始は、先ほども申し上げたように、人の流れが大きく拡大してまいりますので、密集状態になってまいります。したがって、できるだけ行動の分散化を図りたいと考えているところでありまして、そういった意味で「各職員の皆様方の休暇取得促進にご協力をいただきたい」というお願いをさせていただいております。
 なお、私ども県庁の方でも、年末、年始に際しては、年休の取得促進を図り、人の流れの分散化を図っていきたいと考えております。具体的には、12月28日から1月8日まで平日が6日間ございますけれども、そういった時期に年休を取得していただくよう協力を呼びかけていきたいと考えておりますし、そして、仕事納め、仕事始め式についても行事を一部見直し、日程の変更などを検討しているところであります。
 それから、2点目でございますけれども、特に、先ほどから申し上げておりますように、飲食の機会が増えてまいりますので、「飲食事業者の皆様方におかれましては、特に、適切な換気、パーティションの設置、そして、料理を取り分けていただくなどの工夫をお願いしたい」ということであります。
 3点目は季節性インフルエンザとの同時流行も懸念されるところでありますので「これまで以上に、職員の皆様方、従業員の皆様方の健康管理にご留意をいただきたい」というお願いであります。これまでもご紹介をさせていただいてまいりましたけれども、健康管理アプリ、これは県のホームページにもこういったQRコードを準備しております。無料でご利用いただけますので、ぜひ登録を呼びかけて、促進していただきたいというお願いです。また、国の推奨であります接触確認アプリ「COCOA」、これもここにご紹介しておりますように、こういったアプリを活用していただくことによって、この感染のリスクを少しでも下げていただき、あるいは、健康管理になお一層のご協力をいただきたいということであります。
 そして、もう1点、これは、年末を迎えますと発熱患者が増えてくる、これは、インフルエンザとコロナ感染症、判別がなかなかつきにくい状況であります。受診していただく上にあたっての手順をこれまでと変えているところであります。発熱などの症状がある方は、直接医療機関を訪問して受診されるのではなく、まずは、電話で相談をしていただきたいということ。かかりつけ医がおありの方は、かかりつけ医に電話で相談をしていただきたいと思います。かかりつけ医がないという方々、あるいは、休日、夜間等に医療機関を探しておられる方々、こういった方々は、長崎県に受診・相談センターを設けております。これは、土日祝日を含む24時間体制で相談をお受けする体制をつくっておりますので、ぜひこちらにご相談いただいて、診療を対応できる医療機関の紹介を受けた上で、診療・受診していただきますよう、お願いを申し上げる次第であります。連絡先は記載のとおりでありますので、ぜひ、直接医療機関を訪問されるのではなくて、まずは電話相談からということで、ご協力をいただきますようお願いを申し上げます。
 次に、誹謗中傷対策であります。ぜひ、これからまた年末年始、感染が拡大する懸念も多分に想定されるところであります。差別や誹謗中傷は、厳にこれを謹んでいただきますようお願いを申し上げる次第であります。こういった誹謗中傷等を受けた方々におかれては、県の相談窓口も設けておりますので、ぜひこちらの方にご相談いただければ、県の方でもお手伝いをさせていただきたいと考えているところであります。
 以上、簡単で、大変雑駁(ざっぱく)な説明となりましたけれども、こういった点について、県民の皆様方、そして、各事業者の皆様方のご協力をいただきながら、何としてもこの新型コロナウイルスの感染拡大を乗り切っていかなければいけないと考えているところでありますので、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
 私からのお願いは以上でございます。あとは、よろしくお願いいたします。

○広報課長 それでは、幹事社からご質問をお願いします。

○記者(読売新聞社) 3点質問があります。
まず、長崎県庁での年末年始の仕事納め式・仕事始め式の取組について少し言及がありましたけれども、もう少し具体的に内容を教えてください。
 2点目、今回も要望項目がかなり多岐に渡りますが、知事として一番呼びかけたい項目はどれになりますでしょうか。
 3点目、仮にこれらのことが守れなかった場合、知事として、県内で起こると危惧している事態というのは、どのようなことを想定されていますでしょうか。よろしくお願いします。

○総務部長 仕事納めの関係でありますけれども、例年ですと28日に仕事納め式がありまして、4日から開始という形にしておりますが、今年の28日は月曜日でありますので、それを繰り上げるような形で、25日金曜日に仕事納めのような節目の形にしたいと思っております。年始の方は、逆に、今年は4日から始まりますので、そこを1週間後、3連休の後、12日を一つ節目としまして、先ほど知事から申し上げましたとおり、その間のところで平日が6日間ございますので、ここで年休の取得を図っていくという形で考えています。

○記者(読売新聞社) 今、言われた節目というのは、25日と12日に、仕事納め式、始め式を行うということでしょうか。

○総務部長 式という形では考えておりませんが、例年、節目としてやっていることをやるという形です。

○記者(読売新聞社) ありがとうございます。

○知事 2点目は、端的に何を呼びかけたいのかというお話だろうと思いますけれども、申し上げましたように、感染経路をたどってみますと、一番多いのは、やはり飲酒を伴う会食の場に最も注意をしていただきたいと思っているところであります。お酒が入りますとどうしても場が賑わってまいりますので、密接・密集になりやすいという状況でもありますので、ぜひ節度を守って楽しんでいただきたいというお願いが第一であります。年末年始、様々なイベントが増える時期でもありますので、若い方々も、飲食を共にされる機会が増えていくものと考えているところでありますので、節度あるご対応、感染防止対策の徹底にご協力をいただきたいという願いが第一であります。
 3点目の守れないときにどうなるかということでありますが、冒頭申し上げましたように、7月から8月にかけて感染者が増加した時期がありました。まだ感染経路が十分追えている状況であれば、感染拡大防止に向けた具体的な対応も可能になってまいりますけれども、8月に入りますと、クラスターが発生したりする中で、感染経路が全くわからない、感染された方も自分がどこで感染したのかわからないというような事例が増えてまいりました。私も、全国的に感染が拡大する中で一番用心しなければいけない状況はそういうことだと思っているところであります。したがいまして、感染事例が発生する都度、どういったところが感染要因になるのか、できるだけ詳しくお話をお聞かせいただくようにという話もしているところでありますが、今のところ、先ほどご説明申し上げたように、ほとんど感染経路が追いかけられているという状況でありますので、今のような状況であれば、比較的、安心できるような状況で年末を迎えることができるのではなかろうかと思っているところであります。ただ、引き続き気を引き締めて、この感染症と向き合っていかなければいけないと考えているところであります。

○広報課長 それでは、各社の皆さんからご質問をお願いします。

○記者(KTN) 今、初発の事例に関しては、県外に出たことがある等、何らかの県外というキーワードがあるものが多いとおっしゃっていましたけれども、初発ではなく、濃厚接触者・接触者として感染が発覚したケースというのは、家族間が多いのか、同僚が多いのか、何か傾向があれば教えていただけないでしょうか。

○福祉保健部長 私からお答えさせていただきます。家族間、また、中には同じ仕事の場を通じての感染というのが確認されております。非常に数が少ないので、傾向と言えるほど数がないので、はっきり言えませんが、特徴的なことは特にございません。全国的に同じような、家族内とか、あるいは、濃厚接触者の場合に、濃厚接触者として感染が見られたという状況でございます。

○記者(KTN) 今回は、外に出るときの注意ということが多いとは思うんですけれども、改めて、家庭内で気をつけてほしいことがあれば、あわせて教えてください。

○福祉保健部長 家庭の中で、いろいろ家庭の生活もありますので、ずっとマスクをし続けるという対策は非常に難しいと思います。ですから、家の中では、重症化した場合のリスクが高いような高齢者の方や、基礎疾患をお持ちの方がいらっしゃる場合は、特に十分注意して健康管理に努めていただきたい。また、先ほど発表した内容とちょっと重なるんですけれども、例えば、感染が拡大した地域からお戻りになった際にはよく注意して、もし体調が少し通常と違うことがあれば、速やかに、かかりつけ医に事前に電話をした上で相談する。早目に確認されるのが、非常に感染拡大を防止する上で重要だと考えています。

○記者(朝日新聞社) 2点伺います。年末年始の、県外への帰省を含む移動を自粛することまで呼びかけられなかった理由をお尋ねしたいというのがまず1点と、知事がご自身で、例えば、初詣でをいつにされる、飲酒をしないようにされる等、ご自身でお気をつけになられるようなことがあれば、可能な範囲で教えていただければと思います。

○知事 県外へお出かけいただくことについて自粛を求めるというところまでは考えていないところであります。先ほど、初発事例でお話をさせていただいたように、ほとんどが、飲酒を伴う会食の場で感染につながったような事例が非常に多いということでありますので、そういった点にご留意をいただき、あるいは、国の方で明らかにしていただいております旅のエチケットなども参考にして、感染防止に向けてご協力をいただければ、安全にご旅行もいただけるんではなかろうかと考えているところであります。
 それから、私自らが留意をしていること、あるいはこれから注意しなければいけないと考えているところでありますが、私も非常に会食の機会が多くなります。やはり、BCP上の問題もありますので、例えば、知事・副知事が同時に同じ席に、同席をするというようなことがないようにしていきたいと思いますし、私自身も、できるだけご挨拶をさせていただいて、短時間のうちに失礼をさせていただくというようなことを心がけていかなければいけないと思っているところであります。

○記者(朝日新聞社) 初詣はいかがでしょうか。

○知事 今のところ、どうするかは具体的に検討しておりませんけれども、密集状態であれば控えるか、あるいは、人影が少ないようなところを選んで初詣をさせていただくようなことも検討していかなければいけないと思っております。

○記者(長崎新聞社) 県民に対する呼びかけで、帰省に際してのお願いというのは、長崎から県外の方に帰省する方、もしくは、県外から長崎に帰省する方、どちらを想定されているのでしょうか。

○知事 帰省に際してというのをお書きしていますのは、他県から長崎県にお越しいただく場合に、2週間程度前から十分に健康管理にご留意をいただきたいということであります。当然ながら、本県から他県に帰省される場合も、同様の点についてご留意をいただければありがたいと思っております。

○記者(長崎新聞社) わかりました。その次の、帰省やUターン、初詣の分散化とありますが、帰省や初詣の分散化といった場合に、例えば、初詣だと、元日に家族5人で行くのを、元日の他に4日、5日に行くとか、もしくは、2人とか3人に分かれていく等、いろいろなパターンがあると思います。帰省・初詣の分散化というのを、もう少し具体的に教えてください。

○知事 今年の年末年始は、29日から1月3日までということで、年末年始休暇が非常に短いという特長があると思っておりまして、その年末年始休暇を利用されて、全国一斉に人が動き始めるということになると、過密な状況になることも想定されるわけでありますので、少し早くから休暇をおとりいただいて、土日を活用していただくと、26日ぐらいから、例えば、帰省を計画していただく。また、Uターンされる際も、1月8日ぐらいまでの間の休暇を有効に活用していただくということになると、Uターンにあたってのピークの分散化もできるのではなかろうかと考えているところであります。
 初詣は、どこにどれだけの人出が予想されるかということでありましょうし、三が日に初詣をされるという方も非常に多いのではなかろうかと思いますけれども、できれば、それも、松の内をできるだけ分散しながら初詣をしていただくというような工夫も、ご検討いただければと考えているところであります。

○記者(長崎新聞社) わかりました。年末年始の、県の年休の取得の推進で、12月28日から1月8日までの間に平日が6日間あり、この間の年休の取得を図っていくということですが、これは、6日間全て取得ということではなく、その6日間で3日取得したり、2日取得したりという理解でよろしいでしょうか。

○総務部長 少し運用的なことになりますけれども、6日間あるうちの3日以上の勧奨という形で考えております。

○記者(長崎新聞社) 3日以上取得するように勧めているという理解でよろしいですか。

○総務部長 そうです。

○記者(長崎新聞社) わかりました。今回の話と多少絡むと思いますが、「Go Toトラベル」について、いろいろな意見があります。停止すべきであるとか、もしくは経済を回すために必要ではないか等、いろいろな意見がありますが、知事自身は、「Go Toトラベル」を政府は来年6月まで延長を決めましたけれども、これについてはどのように受け止めていらっしゃるのでしょうか。

○知事 これまでの経過は、ご承知のとおり、6月に入って、全国に先んじて、まずは県民の皆様方に県内の観光地に足を伸ばして、魅力再発見をしていただこうということで、キャンペーンを実施いたしました。その後、全国からの誘客を含めて、促進キャンペーンを実施して、恐らく6月から7月の宿泊施設稼働率は、全国で一番高いような状況であったと記憶をいたしております。そして、また、今回の45例の感染事例を見てみましても、「Go Toキャンペーン」をご利用いただいたというお話は、1件だけそういった話を確認できたところでありますけれども、そういうことから考えると、比較的安全に、お客様をお迎えできているんではなかろうかと考えているところであります。ただ、お出かけいただく方向での「Go Toキャンペーン」の活用もあるでしょうから、そういった点については、やはり、先ほどから申し上げているように、感染予防対策を十分にとりながら、ご旅行をいただければと考えているところであります。

○記者(長崎新聞社) わかりました。最後に1点。一時、コロナウイルスの関係で、誹謗中傷がかなり問題になり、報道でもかなり報じられたときがありましたけれども、県の専門の相談窓口を、8月の終わりか9月の頭ぐらいから設置されていると思うんですけれども、その後、これまでに何件ぐらいの相談が寄せられて、どのような内容かということがある程度わかれば教えていただけないでしょうか。

○総務部長 12月8日現在でありますけれども、19件の相談という形でございます。主な内容としましては、インターネット上での誹謗中傷や、デマの情報の投稿、あるいは、近隣の方からの誹謗中傷、あとは、感染者・濃厚接触者ではない方について職場から自宅待機要請や、過度な行動制限があったとかいうことを把握しております。

○記者(長崎新聞社) 例えば、判断が難しいとは思うのですが、人権侵害につながるような極端なケースなどは、現時点ではまだ起きていないというような感じでしょうか。

○総務部長 そこは、すみません、長崎労働局との関係もありますので、申しわけありません、担当課の方でお答えさせていただきたいと思います。

○人権・同和対策課長 人権侵害と申しますか、誹謗中傷を受けたという相談があった場合、職場関係であれば、長崎労働局に対応をお願いするというようなことをやっております。人権侵害かどうかということについては、県の方では明確に判断できませんので、そういったご相談については、適切なところに対応をお願いしているところでございます。

○広報課長 他ございませんでしょうか。最後に知事から発言がございます。

○知事 ただいま、ご報告・ご協力のお願いをさせていただきましたけれども、これまでのところ、感染状況も、全国的に低位で推移しているところでありまして、これも、まさに県民の皆様方、各事業者の皆様方が高い意識を持って感染予防に取り組んでいただいた、その成果の現れであると思っておりまして、改めて心からお礼を申し上げたいと存じます。そして、また、この間、県内で感染者が発生して以来、県民の皆様方の命と健康を守るため、大変厳しい環境の中で懸命な努力を重ねていただいております医療関係の皆様方、そして、また、高齢者や障害をお持ちの方々に対する継続的な介護や、福祉サービスを提供してきていただいた福祉関係の皆様方に、改めて心から経緯を表しますとともに、深く感謝を申し上げたいと存じております。皆様方のお力添えを賜りながら、県民の皆様方が安心して、この年末年始をお過ごしいただけるよう、私どもも、行政の立場から全力で取り組んでまいりたいと考えているところであります。引き続き、県民の皆様方におかれましては、ご協力を賜りますよう、心からお願いを申し上げる次第であります。本日は本当にありがとうございました。

○広報課長 それでは、以上をもちまして、終了させていただきます。ありがとうございました。

★発言内容については、わかりやすいように一部変更している部分があります。
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