●会見内容●
○記者(西日本新聞社) まず、1期4年の在任中に、御自身がこれはやれたぞという成果として言えるものは何なのかと。その上で、やり切れなかったこと、やり残してしまったことについて、お伺いしてよろしいでしょうか。
○知事 個別なものを挙げると難しいので非常に抽象的にはなってしまうかもしれませんが、やはり4年間、特に心がけてきたことは、4年前私が初めての選挙に挑んだとき、やっぱり県民の皆様は変えてほしいと、何か変化を求めていたようにも思います。ですので、私はこれまでの取組とかそういったことを強く意識をしながらやれていたわけではないかもしれませんが、やっぱりこれからの長崎県とか国際情勢とか、社会がどんなふうに変わっていこうとしているのかなといったこと、そういったことをしっかり捉えながら長崎県をどう変えていくべきかということ、それを現場はもちろんですけれども県職員と関係の皆様方と真剣に議論して新しいことにもチャレンジをしようという姿勢で取り組んできました。そういった中で先ほどの挨拶にも触れましたけれども、これまでなかったものといったものも幾つかは実現できてきていると思います。医療費助成だったりとか不妊治療の先進医療の部分だったりとか、あとは、これからだと思いますけれども、子どもの基金を創設したりとか、あとは遠隔も取り組んでいく必要があるというふうに思いますけれども、その中でも走りとして教育だったり、また、今は物流に限っていますけれども、限っているわけではありませんが、ドローンの取組だったりとか、これまでになかったようなものを一つ一つ何とか形にできてきたこと、これについては、また新たに長崎のポテンシャルを生かしていくような、そんな新しいフェーズに、入り口に立てたんじゃないかなというふうに思います。
やり残したことはたくさんあるんですけれども、やっぱり総合計画、しっかりそういった新しい視点とか目標とかいろんなものを盛り込んで、デザインとかもいろんなものを変えて何度もキャッチボールをしながらつくり上げたものですけれども、本来はやっぱりそれをしっかり実現をしていくというフェーズに移れたらよかったんでしょうけれども、そこについてはしっかり新しいかじ取りの下で実現されていくんだろうと期待をしております。
○記者(西日本新聞社) 新しいかじ取りをされる平田研さんが3月2日に知事に就任されるのですが、平田さんにはどんな県政運営など、やり残したことも含めてですね、期待されますか。
○知事 選んだのは県民ですので、県民の皆様方が期待したものを、やっぱりしっかり実現をしていっていただきたいなというふうに思います。ですので、選挙期間中もそうですけども、県民の皆様にこういう未来にしていくんだという思いをお伝えになられているんだと思いますので、それについてやっぱりしっかり一つ一つ実現をしていっていただければ、きっと長崎県の皆様が望むような未来になっていくんじゃないかなと思います。
○記者(NCC) まずは、4年間お疲れさまでした。この4年間で一番印象に残っている出来事っていうと、どんなことでしょうか。
○知事 たくさんありますけれども、交付にサインをしたときとか、いろんな初めての経験のものも多くあったので、本当に一つ一つありますね。予算編成を皆さんと初めてやって承認をいただいたときとか、あとはもちろん災害も多くありましたので、それについては現場にできる限り早く行かせていただいて、現地の方のお話を聞いたりとか、そういった中でどうやれば、例えば赤潮であれば生産者の方々の思いを次につなげて、その産地を守れるのかとか、これはもう1人でできることはありませんでしたけども、どの現場でもやっぱり皆さんと力を合わせて会話をしながらやれたということは、それぞれの出来事の中で思い出はたくさん残っています。
○記者(NCC) ありがとうございます。今後についてですけれども、医師をされるのか、または知事を含めて政界に挑戦される意志があるのか、その辺いかがでしょうか。
○知事 今のところ仕事も決まっていません。なので、何も決まってないです。恐らく住む場所も聞かれるのかなと思ってもいたのですが、住む場所も決まってなくて、今の住んでいるところに残るという選択肢も排除せず、全て決まってはおりませんので今の時点ではお答えすることできませんが、やっぱりこれまで取組をする中で、ほんとに多くの方々のお力を貸していただいて4年間走り続けてきました。そういった中で御支援いただいた方々ともしっかりまた時間をかけてお話をしながら今後について何ができるのか、僕が長崎県の発展のために力を尽くしますと訴えたことについては何ら気持ちにうそはありませんので、立場は変わりますけれども、しっかり私にできることを見つめながら取り組んでいきたいなと思います。
○記者(NCC) 今後まだ未定ということですけども、いずれにしても長崎のために尽力していきたいというお考えでしょうか。
○知事 はい。それはそうです。
○記者(NCC) 分かりました。ありがとうございます。
○記者(NHK) お疲れさまでした。
まずはお伺いしたいのは、先ほども職員の方に対してお話ありました。そして今会見でお話しいただいていますけれども、県民の方に、これだけは伝えておきたいなということはどういったことでしょうか。
○知事 長崎県の未来は必ず明るくなると思います。なので、これは人任せにしては駄目だと思います。やっぱり総合計画の名前にも込めた思いではあるんですけれども、やっぱりみんなの未来なので、これからの新しい時代の長崎県というのはですね。だから県民の皆様にも、やはり自分のふるさとがどうなっていくのか、どうしていきたいのか、そういった思いをやっぱり当事者として持っていただいて、もちろん全ての分野で関わるのは難しいと思いますけれども、できることをぜひ参画をしていただいて、共に、県庁職員は常に現場を見てくれると思いますけれども、ぜひ県民の皆様もみんなで力を合わせて、これからの長崎県をつくっていっていただければなと、そう思います。
○記者(NHK) 今日で最後ということですけれども、率直に今のお気持ちとしては、どういうふうなお気持ちですか。悔しさがあるのか、それともすがすがしさはあるのか、その辺いかがでしょう。
○知事 一言では表現できないところもあります。やっぱり私がその選挙戦の間で訴えてきたことについては、やっぱりこれからの長崎県のことを考えると必要なものだと思っていますし、ですけどもそれに対して県民の皆様の民意といったものがはっきりと示された、それも受け止めなくちゃいけない真実だと思います。ですので、今きれいに整理がついているかというと、なかなかすっきりとしたものはありませんが、でもやっぱり県民の皆様が選んだ選択肢なので、今はやっぱりそれがしっかりと実現されていくような、皆様が望んだものが実現していくような、そんな未来になることを願っています。そういった中で、だからといって私が訴えてきたことが全て、じゃあ無くなるかというと、そういうわけでもないと思います。中にはやっぱり必ず実現をしていく、進めていくべきものというものはあると思いますし、そういったものは一県民として、有権者としてできることは考えていきたいと思いますので、いろんな思いがまだ混沌としています。
○記者(NHK) ありがとうございます。
○記者(長崎新聞社) よろしくお願いします。
知事選の後に、どのように時間を過ごされたのかを教えてください。
○知事 どちらかというと人とお会いしていたことが多かったかもしれません。
○記者(長崎新聞社) その中でというか、選挙後に平田さんとお会いして引継ぎ等はされたのでしょうか。
○知事 お会いしました。終わってすぐ、割とすぐお会いをさせていただいて、これから長崎県、みんなで力を合わせていかなくては乗り越えられないものもたくさんありますので、ぜひ選挙が終わった後なので、どうかその力を結集するといったことについて、もちろん御配慮いただけるとは思いますけれども、どうかお願いしますということを私からお願いをさせていただいて、平田さんからも、それはもちろんですと、力を合わせていきますということを申し上げていただいたので、それは正しい方向に進んでいくんだろうと期待をしています。
○記者(長崎新聞社) 今後については、まだ基本的に未定ということでしたけれど、知事選で民意は示されたという中でも28万346票ですかね。かなり大きな得票があったと思います。その中で、今後も政治家を続けてほしいとか政治活動をしてほしいとか、そういったお声というのは知事選の後にあったりしたのでしょうか。
○知事 それはありました。
○記者(長崎新聞社) 御自身は、その思いについてどういうふうに受け止めている感じですか。
○知事 この個人のその個別の意見だけで判断することは難しいと思いますけれども、やっぱり支援いただいた皆様方、まだほんとに県内広いですので、多くの方々、ほんと28万を超える方々にも御支持をいただいて、その声と向き合うといったことは時間を要する作業になるんじゃないかなと思います。ですけども今おっしゃってくださったように、皆様からいただいたその思いといったものには真摯に向き合って、それについてどういうことができるのかということは、やっぱり考えていかなくちゃいけないと思います。そういった中で、ほんとにみんなで解を出して、また長崎の発展につなげられるようなことができればなとは思っています。それをやる思いで戦わせていただきましたので。
○記者(長崎新聞社) 分かりました。ありがとうございます。
○記者(日本経済新聞社) お疲れさまでした。
先日の「ミライ企業Nagasaki」、十八親和銀行の山川頭取が、大石知事が蒔いた種が育っていると、熱い思いを築いていきたいという話がありました。スタートアップ支援の分野で大石知事がどんな思いで取り組んでこられてきたのか、今後への期待について教えてください。
○知事 スタートアップはですね、やっぱり地域課題はすごくたくさんあります。特に長崎は都市部の市場からちょっと距離があったりとか、あと地形的にも非常に課題が、必ずしも利便性がいいような場所ばかりではないので、そういったことを背景にいろんな課題もありますけれども、そういったことを地域から解決していくような、そういった環境をつくっていく必要があるだろうと。しかもそれは自立するような形で、行政が支援をしたりとか予算を投じたりとか、そういったことをずっと必要とするんじゃなくて、やっぱりそういったビジネスとして、うまく回り始めて自立して、その地域課題をビジネスに変えていくとかサービスに変えていくような、そんな環境をつくっていきたいなと。それ大きな方向性ですけども、そういう思いの下で、やっぱりまずはそういう思いが実現していくような、形になっていくような事例を生み出していこうと。そういう話合いを山川頭取とも就任してすぐの頃に話をして、何かできませんかねという話の中でああいう形が手探りで始まったと。それが4年たって、あんなに大きく、参加者も増えてきて、ベンチャーのキャピタルの方々もVCの方々も、ほんとに多くの方々が長崎に来て、審査員以外の方々も結構見学に来ていただきましたけれども、そういったことで前に向かって、まだまだ先は長いとは思いますけども、前に向かって進んできているというのは非常にうれしいなというふうに思っています。これについて山川頭取とも話しましたけども、計画の中にしっかり書き込んでいますので、またどういった形で発展していくのかは分かりませんけれども、こういった蒔いた種がまた未来につながっていったらいいなというふうに期待しています。
○記者(日本経済新聞社) ありがとうございました。
○記者(毎日新聞社) 今の退任への心境については、どういうふうにお考えなのでしょうか。やり残したこととか。
○知事 もありますし、はい。とはいえ、やっぱりそれは6,788票差ですけれども、やっぱりそれは民意ではあるので、それはちゃんと整理をしなくちゃいけないとも、しっかり思っていますし、いろいろまだすっきりはしていないです。
○記者(毎日新聞社) 選挙後と今の心境についての差はあるのでしょうか。
○知事 一つ結果が出ているということは、一つ事実として大きなことがあるなと思います。
○記者(毎日新聞社) 変わったという。
○知事 変わったというよりも、受け止めなくちゃいけない真実がそこにあるということは大きな違いかなと思います。
○記者(毎日新聞社) 感情としてはいかがですか。
○知事 長崎の発展のために尽くすという思いは、さっき言ったように変わりはありませんので、立場は全然違いますけれども、それについて置かれた状況で何ができるのか、今後時間をかけて考えていきたいなと思っています。
○記者(毎日新聞社) ありがとうございます。
○記者(朝日新聞社) 4年間大変お疲れさまでした。
知事は当時、最年少の知事として御当選されました。その後、福井県で35歳の知事が誕生するなど、国政を見ても若くして政治家を志す方が非常に増えてきたかなと思います。その中で、若くしてなられた政治家のお一人として、知事はその方にどんなようなメッセージをお送りしたいでしょうか。また、若さゆえの難しさを感じた点ですとか、もしあれば教えていただけますでしょうか。
○知事 県民の皆様に向けたというか、おこがましい話になるかもしれませんが、選挙期間中、私演説でも少し触れたことがあったんですけど、何で長崎県ってチャレンジすると叩かれるんですかと言われたことが僕はあって、やっぱりそれすごく若手の、若手のつもりでいますけど、若手の一人として悔しい思いをしました。やっぱり若手というと、どこまでが若手かという定義はちょっとまた置いといて、ふるさとを思う、これからを担っていく方々がこういう変化をしたい、こういうチャレンジをしたいと言ったときに、やっぱりそれをしっかり何なのかを本質を見極めて後押しをするような環境というのは絶対必要だと思うんですよね。なので、若手の方々にはぜひ諦めずにチャレンジをしてほしいなと思うし、叩かれてもやっぱり実現をしたいという思いがあるのであれば、信念があるのであれば、やっぱりそこはしっかり踏ん張って実現をするということは大切ですし、周りの御指導いただく先輩方におかれましても、やっぱりそういったことを、不安とか経験がゆえに見えるところもあるかもしれませんけれども、とはいえやっぱり育てるということもすごく大切なことなので、そこはやっぱり両者がいい形で前に進むような環境が一つでも増えていけばいいなと思います。ただ、若手の方々にも、これはずっと、そのときも言ったんですけれども、やっぱり今の長崎県、我々が享受をしている今の長崎県をつくってきてくれたのは、やっぱり先輩方です。ですので、そのことについては常に感謝を忘れずに、また先輩方の経験からも学ぶことも忘れずに、やっぱり力を借りながら新しいことにもチャレンジをしてほしいなということは常々言ってきました。ですので、これから何か思いを持って、志を立てて挑戦しようとする方には、本当に全力で応援をしたいと思います。ですけども、それをやった中で難しさというよりは僕が至らなかったことのほうが僕自身は感じることがありますので、置かれた場でやっぱりほんと学びながら、感謝をしながら、反省をしながら、改善を繰り返していくしかないんじゃないかなと思っています。すいません。ふんわりした話で。
○記者(朝日新聞社) 分かりました。ありがとうございます。
○記者(朝日新聞社) お疲れさまでした。
今のうちの記者の質問とも若干内容的にかぶると思いますけども、大石さんは医師から知事になられました。長崎に限らず議会経験者だったり議員経験者だったりだとか、もともとの職員であったり、また多いのは官僚、中央官僚の方々とかが知事になられるケースが非常に多くありますね。ある意味即戦力というような言葉が出てくるんですけども、変革という意味では今までやってきたような人たちがやってきたところに、また違う立場で席に就くという意味では、あまり変化がないようなケースというのは結構多いと思います。そういう中で、ある意味素人のと言ったら大変失礼なんですけど、ある意味素人ですね。行政の素人として、経験はあられましたけれども、総合行政的に見て、広い意味合いでは、その素人としてフレッシュな目で見られて知事に就かれることになったと思うんです。そういう立場から見たときに、長崎の全体でこれまでそういう立場じゃないと入ってこない情報もあったでしょうし、知事にならないと行かなかった場所とか、県内あちこち広く行くとかいうような経験もあったと思うんです、4年間で。そういうのを通した上で、長崎県というのをどういうふうに今現段階で、見る目が変わったとか、知事になったからこそこういう長崎が見えてきたなというところって何かありますか。
○知事 4年前とははるかにやはり違うので、全然ですね。それについては違うところを挙げれば切りがないのですが、私は先ほど冒頭の質問で触れたんですけど、おっしゃるように、僕経験があったわけではないです。確かにですね。なのでこれまでがどうあるべきかとか、行政ってどうあるべきかとか、もしかすると長年関わってきた方よりは、そういった思いが薄いところがあるかもしれません。ですけども、僕はやっぱり今の長崎県、どんな社会になっているか、これからどんな社会になっていくんだろうかと、構造的なものがあるじゃないですか。やっぱり人口は構造的に減っていくだろうし、そういった人口減少社会の中で離島とか半島とか、そういったところがどういうふうになっていくのか。産業においても一次産業の中で、本当に人の手が必ず必要になるところが、人数だけではなく高齢化をしているという状況もあります。そういった現状を踏まえて、これからどうしていくべきかということは私なりに考えて、いろんな方々の御意見を聞いて、これまでだったらこういうのが恐らく事業として出てくるんだろうけど、ちょっと違うところも挑戦をしてきたということは多くあったかなと思います。ですので、僕自身はそれが何か新しいことをしなくちゃいけないとか強いられてやっているつもりは全くなかったんですが、おそれず、これまでに捉われ過ぎず、もちろん継続性が重要なところもあるので、それはしっかりと意識をしながら新しいことにも変えていくということは大切にしてきました。それによって、やっぱり現場にも戸惑いも与えてしまったと思うし、県庁職員にも新しいことを始めるということで、事業だけでなく働き方とかいろんなところで、これまでと違うことも突拍子なく言ったかもしれませんが、そういったことは、でもやっぱり必要性をちゃんと根拠を持って話をしていたつもりですので、すいません。ちょっと迷子になりつつありますが、4年前と比べて何か変わったというよりは、ずっと変わらずそのまま、これからどうなるべきかということを常に考えて、声を聞きながらやってきたかなと思っています。すいません。ちょっと横道それちゃいました。
○記者(朝日新聞社) もう一点。記者会見でもそうですし、特に政治資金問題等々いろんな中では、当然ながら記者の立場として批判すること、また厳しく嫌な言葉をかけることも多分にあったと思います。大変失礼したところはあると思うんですけども、結構印象的に大石さんに残っているのが、もちろんこれは言えないとか分からないとかいうことを政治資金問題に関していうと繰り返されることが多くて、当然ながら私のほうも何で分からない、何で言えないとかですね、おかしいんじゃないかというようなことを質問させてもらうケースも多かったと思います。ただ同時に、ノーコメントで逃げ回ったりだとか、隠れたりとか姿を消したりとかいうことはしないで、言えないということを言うために、記者の囲みで人がそろうのを待つケースが非常に多かった印象があるんです。ある意味すごく居心地が悪い場所に立ち続けなくちゃいけなかったと思うんですけども、率直にその辺りのところ、どういう思いでそういうことを続けられたのか。また、それが結局説明のためにやられたでしょうけども、結果につながらなかったということについては、どういうふうに捉えておられますか。
○知事 僕が答えられないことということ、言えないというよりは、確かに状況的に言えないものもあったかもしれません。その段階によってはですね。捜査の影響があるからということで言われたこともありますけれども、最終後半にかけては、私全部調べて分かることはつまびらかにしゃべっていましたし、それについては確かに心地よい場所なわけはないんですけれども、自分がもともと正確に出すべきものが不正確になったところは事実ですし、それについて、でも分かってほしい、ちゃんと理解していただきたいという思いで立っていましたし、そのうやむやにするとか逃げれば終わるとか、そういったものでも全くありませんので、それについては私の責任として、ちゃんと向き合うことが、どんなところからでも向き合うことがスタートになりますから、それについては、むしろ私からそういう機会を与えていただきたいという思いは持っていました。やっぱり状況が変われない中で同じ説明を何回もということも中にはあったかもしれません。そういったことを、ちょっと遅くはなりましたけれども、会見だけがそういう説明する機会ではないのでホームページに載せたりとか、なかなかホームページに載せてもホームページを読まずに意見を言われることもありました。御覧になられましたかとか載せていますと言ったら、いやそんなこと知らんけど駄目だと言われることもやっぱりありましたけれども、でもやっぱりそれも含めて反省すべきところは反省しながら、やっぱり説明する努力は必要なものだと思います。その与えた影響については、ちょっと僕ははっきりは分かりませんので、それがどういう影響を与えて、それについての思いをということでしたけれども、それについてはなかなかコメントは難しいかなと思います。
○記者(朝日新聞社) ありがとうございました。
○記者(西日本新聞社) ちょっと今の話の関連で。御自身の政治資金問題で、問題発覚してから県議会で追及がある、記者会見でもかなり時間を費やすということがあったと思います。これによって、やはり自分がやりたかったことができなかったのではないかと、足かせと言っていいのかちょっとあれですけど、だと思うんですけど、それどうですか。
○知事 やりたかったことがやれなかったということは、なくはないと思いますけども、むしろそれよりも前に進んでいることがマスクされちゃった、十分伝えられなかったということはものすごく悔やんでいます。悔やんでいるというのは、私がやった実績を理解していただけないと、そういうわけじゃなくて、やっぱり県民の皆様は自分のふるさとがどうなっているのか、どういった形で変わっていっているのかということはすごくやっぱり気になることだと、関心事だと思うんですよ。すごく数字で見ても、定性的な中でも前に進んでいるものもたくさんありましたし、新しいものも実現できたものもあったんですけど、そういったことが少し、本来であればもっと注目をしていただいて県民の皆様から関心を寄せ、何か前向きな気持ちにできたようなところもあったのかもしれませんけども、どうしても後援会の政治資金問題で、そちらのほうがより注目をされてしまって、どことなくやっぱりそれが主立った関心事になってしまったのかどうか分かりませんけども、そういった側面も必ずあったと思いますので、それについては非常に悔やんでいます。申し訳なかったなと、県民の皆様に、思っています。
○記者(西日本新聞社) 先ほどの長崎新聞さんからの質問の中で、平田さんとの引継ぎというか、お会いされた後に、選挙が終わった後、その結集するという話を投げかけて、もちろんというふうに。これはいわゆる首長、自民党も含めて県政会が二分されたということを受けて結集してほしいというふうに言ったという、そういうやり取りがあったんですか。
○知事 その二分だけではないと思いますけど、やっぱり今おっしゃってくださったように政治に関わる方々もそうですし、自治体もそうですし、あとは職域もそうですし、いろんな方々がやっぱり選挙になると、やっぱりそれぞれの思いを、考えの基で決断をして動かれる、それが選挙だと思います。そういった中で、やっぱりそれぞれの双方の立場とかあるわけで、それが終わった後はそういった経緯がある中であっても、さっき言ったように長崎県として力合わせて取り組んでいかないと乗り越えられない課題というのはほんとに多くありますから、そういったところはやっぱり配慮いただいて、力を合わせられるような環境づくりといったものを、やはり知事としてつくっていっていただきたいと、そういう思いは僕自身は現在の知事として思っていましたし、僕もやっぱり4年前、そういう経験を、どうしても、非常に541票差という厳しい戦いの中で誕生した知事でしたので、僕自身も経験の中で、そういう力を貸していただけるように連携をしていけるような環境づくりというのは努力してきたつもりではありますが、そこについて、まずは私自身が選ばれなかった候補者本人から、やっぱりそういったお願いをお伝えすべきかなと自分なりに考えてお伝えをさせていただきました。
○記者(西日本新聞社) 石木ダムの話について、ちょっとお伺いしたいと思います。選挙戦でもこれ、私は唯一の争点だったと思っているんですが、平田さんが選挙期間直前に流域委員会を設置するという話とか、工事を休止しますというようなことを言及されました。長崎県政にとって、かなり長年の課題問題だと思うんですけども、今後新しい知事には、この石木ダム問題について、どのように対応していってほしいですか。
○知事 これはほんとに選ばれた知事が判断をしていくべきことなので、私自身がこうしてほしいとかいうことはありません。ですけども、私自身はやっぱり県民の命を暮らしを守る、未来を守る責任を持つ知事として、やっぱり今現状を踏まえると、しっかり完成に向けて延期をすることなく進めていくということが必要だというふうに考えて、それをお伝えをさせていただきました。その中で今おっしゃってくださったように、流域委員会を開催をすること、そしてその開催中においては工事を止めるとおっしゃられていました。私直接対談をさせていただいたときに、そのことをおっしゃられていました。それを踏まえた上で民意が示されたと思いますので、やっぱりそれは、それを訴えて戦われた御本人が、それを踏まえてしっかりと判断をされていくんだろうと思います。僕自身としては、やっぱり13世帯の方々も大切な県民ですし、各地域にお住まいの方々も県民ですし、このことを長年県の課題として取り組んでいるということをもってすれば、全ての県民の皆様方の共通の課題だと思っていますので、やっぱりしっかり解決に向けて力を尽くしていただければ一県民としてもありがたいなと思います。
○記者(西日本新聞社) この会見でまだ一度も出ていないワードがあったのですみません。九州新幹線、西九州ルート膠着状態が続いている中でバトンタッチすることになります。新しい知事に望むこと、期待することをお願いします。
○知事 ぜひつなげていただきたいなと、実現していただきたいなと思っています。即戦力としてつなげられるということ。やっぱり期待をして民意が示されたと思いますし、これについてはさっき言ったように争点というよりは、両方同じ方向を見てお話ししていたことだと思いますので、私はつなげるということを同じく訴えた候補者として、ほんとに実現することを心から願っていますし、私にできることは何でも、できることがもしあれば何でもやりたいと思います。
○記者(長崎新聞社) 4年間お疲れさまでした。
お伺いしたいんですけども、県民の変化への期待を受けて4年前誕生した大石知事ですけども、この1期4年でのレガシー、大石知事が今後の県政に残したものというのは何だと思いますでしょうか。
○知事 難しいですけど、確実に変わろうとはしたと思うんです。どこまでの範囲を言うのは難しいですけども、やっぱり私が就任をして県庁の皆様方も、ほんと新しいことにもチャレンジをしていただきました。これまでにない取組も実現してもらいましたし、それをお認めいただいたのは議会ですし、その議会を選んでいるのは県民の方々なので、それについてはやっぱり県民の皆様と一緒に実現してきたんじゃないかなと思います。なので、その4年間として、抽象的にはなってしまいますけれども、新しいことをチャレンジをすれば実現できるという事例は確実につくれたものだと思います。そういった中で個別で話をすると、それこそ特区の話とか、あといろんなものを踏まえてつくった「みんなの未来図」とか、そういったものはこれからも恐らくその長崎県がさらに発展していくために極めて重要な存在になるんじゃないかなと思いますので、それについてはやっぱり始めたばかり、つくったばかりなので、これからではあるんですが、ぜひ新たな体制の下で、より長崎県民の幸福につながるような形に発展をして、実現をしていっていただければいいなと思っています。
○記者(長崎新聞社) 先ほど、なかなか県民にその前に進んでいることを十分に伝えきれなかったという話がありましたけれども、また大石知事になられて、国家戦略特区のドローンのお話ですとか、「みんなの未来図」というのをつくったということは、確実に前に進んだ象徴ということで、大石さんの残したものということで考えてよろしいのでしょうか。
○知事 「みんなの未来図」は、これからの計画なので、それは実績ではないと、変わった結果ではないと思うんですけども、やっぱり企業誘致もそうですし、まだ発展途上なものがあります。工業団地の整備中のものだったりとか、松が枝の2バース化も長年難しい交渉が続いていましたけれども前に動き始めて、これから具体的な工事とか事業が進捗していくと思います。前畑弾薬庫も、まだ期間は長くかかりますけども、これからほんとに大型な工事も進んで、実際に移転に向けて進んでいきますし、ほんとに大きく前進を始めているところが多々あると思います。そういったことをやっぱり県民の皆様にリアルタイムにお伝えをして、変わっているなと、ふるさと長崎が前に進んでいるなというふうな思いを持っていただかなくちゃいけなかったんですけれども、それについて十分にできなかったことについては、ほんとにこれは僕の至らなさでしかないと思っています。それを実現するために、ほんとに県庁職員は、真摯に難しい、いろんなことも県庁に対してはあったと思います。僕自身のことでいろんな厳しいことも県民の皆様からお声が届いていたと思いますけれども、そういった中でもほんとに淡々と、それこそ愚直に県の仕事を全うしてくれてうましたので、その結果として実現できたようなものについて十分に伝え切れてなかったなというのは、もうほんとに悔やんでも悔やみ切れない、ほんとに申し訳なく思っています。だけど確実に進んでいますので、それについては時間をかけてでも、県民の皆さんもこの4年間といったものを、また見ていただけたら、ふるさとの長崎県が決して無駄な4年間を過ごしたわけではなく前に進んでいるということをまた感じて、そしてまた次のこれからの4年間、またその先に向けて期待を寄せていただければいいなと思います。
○記者(KTN) 4年間お疲れさまでした。
先ほどの質問と重なる部分があって申し訳ないんですけれども、4年間で蒔いてきた種、御自身も離島出身であって、医師であられて、新たな視点でほんとに県政に向き合われてきたんだと思うんですけれども、新しい知事に望むことというのは、あまりそのお考えになることだから、新しい知事の考えの下でというふうにおっしゃるとは思うんですけれども、どんなふうにこの蒔いた種、育てていってほしい、そのチャレンジする精神、向き合える気持ちも含めてですけれども、どんなふうに繋いでいってほしいと思われるでしょうか。
○知事 ほんとに新しい知事の判断に対して私が口を出すべきではないと思います。ですがけど今ちょっと離島のことに触れていただいたんですけども、離島と私のもともとの医療関係、そういったところで4年間で少し専門の一人として新しい視点を発進をしていたのがですね、やっぱり法定価格で成り立っているようなサービスであります。医療もそうですし介護もそうですし、いろんなものがそういったもので決められた価格の収入の中で運用されているわけですけども、ただ有人国境離島の話をしたときに、中央政府に要望に行ったときに言われたのが、人が住んでいただけているだけで国益だとおっしゃっていただきました。ある関係者の方にですね。僕はそれを聞いて、ほんとに心強く思ったんです。であれば、やはりその人が住み続けるために必ず必要なものがあります。それは僕はずっとエッセンシャルサービスと呼んでいたんですけど、それを広めようとしたんですが、やっぱり医療も介護も教育も警察・消防・インフラもそうですが、いろんなものがあります。そういったなくてはならないエッセンシャルサービスをどうやって維持をしていくのかと。やっぱり国境を守るという視点で、ちょっと離島のお話になってしまいますけれども、そういったところについては法定価格で決められているんですけども、そもそもが採算性が取りにくいようなものであっても、なくしちゃいけないんですね。だからやっぱりそこについては全国一律の、もちろん手当の加算とかいろいろあるわけですけども、それではやっぱり賄い切れない部分について、やっぱりしっかりともう一度見直してほしいと。都市部と地方だけではなくて、長崎県にはやっぱり地方の中の、やっぱり地方も多く抱えていますから、そういったところでもなくしちゃいけないものを守り抜けるような新しい形をしっかり国も本気で考えていただきたいということを強く私は長崎県の知事として訴えてきました。そういった中で介護報酬の中で少し特例が延びたりとか、いろんなこれまでになかったものも実現をしてきていますし、これからもっと国のほうで、そういったエッセンシャルサービスに関する報酬の在り方とかいろんな議論が進んでいくと思いますけれども、これについては知事会の中でも発言をしてきていますから、この長崎の現状といったものは少し御理解をいただきつつあるんじゃないかなと思います。なので、もう長崎県は、そういった7割が離島半島という希有な地形をしておりますので、そういったどこに住んでいても安心して安全な暮らしが送れるような、そんな社会というものにみんなで力を合わせてしていけたらうれしいなと、そうなっていってほしいなと思っています。
本当ありがとうございました。4年間皆様方にも、ほんとにそれぞれのお立場で、長崎県政の動きを県民に広くお伝えをしていただくということにおきましては、本当にお力尽くしていただいたことに心から感謝を申し上げます。ぜひ、やっぱり現場と県民との間をつなぐ報道機関としても、これからまたお力を尽くしていただきますように心からお願いを申し上げます。本当にありがとうございました。失礼します。