1月4日は官公庁の御用始め。企業や団体でも仕事始めというところは多いでしょうね。
証券取引所の大発会(だいはっかい)も今日だそうですから、新しい年の経済がいよいよ動き出したということになります。
そしてもうひとつ、1月4日は「い(1)」と「し(4)」の語呂合わせから誕生した「石の日」でもあるそうです。
石は古くから神様が宿る場所として尊ばれてきました。
身近にある神社を思い浮かべてみてもわかるように、鳥居や参道、灯籠、狛犬など石でできたものが多いですよね。
「石の日」は、こういった石にふれると願いが叶うといわれている縁起の良い日です。
このウェブサイトでご紹介している長崎と天草地方のキリスト教関連歴史文化遺産群のなかにも石造りの資産がたくさんあります。
たとえば十字架をあしらったキリシタン墓碑や、地元の石材を使って建てられた教会堂、キリシタンが氏子を装ってお参りしたという神社、そしてその周辺に点在する古い石垣や祠など・・・。そこを訪れると先人たちが築いてきた石の文化に出合うことができそうです。
なかには恋愛が成就するといわれている願い石や、幸運を呼ぶと評判のパワースポットがあるかもしれませんね。
神社やお寺へ参拝して新年の無事を祈願する初詣。
今日初詣に出かけるという方は、せっかくですから境内の石造物にふれて願い事をしてみてはいかがでしょうか。
今年も「おらしょーこころ旅」をよろしくお願いいたします。
(文:ヒラモトヨシノリ、イラスト:ナカムラタエ)
長崎と天草地方のキリスト教関連歴文化遺産群ウェブサイト(おらしょ-こころ旅-)・おらしょ通信(vol-336)
より(毎週月曜日更新)
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