1月から12月の中で同じ数が3つ並ぶのは1月11日、11月1日、そして2月22日の3日だけ。だから今日はなんとなく幸運な日のような気がします。
そしてこれが影響しているのかどうかはわかりませんが、記念日が多い日でもあります 。
「ニャン(2)ニャン(2)ニャン(2)」で「猫の日」、食べるときに「フー(2)フー(2)フー(2)」と息を吹きかけることから「おでんの日」。
また、左右2チャンネルの出力を持っていることから2が重なる日に制定された「ヘッドホンの日」。これを使うと食後にゆとりができ、夫婦だんらんの時間ができることから「ふう(2)ふ(2)にっ(2)こり」で「食器洗い乾燥機の日」なのだそうです。
どれも語呂合わせですが、それにしてもよく考えるものですね。
史実でいうと、1585年2月22日(新暦3月23日)は、天正遣欧少年使節がローマ教皇グレゴリウス13世に謁見した日。
キリシタン大名の名代として長崎からローマへと旅立った4人の少年たちにとってそれは夢のような出来事だったのでしょうね。
彼らはイタリア各地を巡って大歓迎を受け、出発から約8年後に帰国。その後はイエズス会士となってそれぞれの人生を歩み始めるのですが、やがて訪れる禁教期のなかで数奇な運命をたどることになるのです。
幸運なこととそうでないことでできている私たちの人生。だからせめて2が3つ並ぶ今日は何か良いことがあるといいなと思うのです。
そうそう、写真に映るときは、ぜひピースサインでにっこりと。
(文:ヒラモトヨシノリ、イラスト:ナカムラタエ)
長崎と天草地方のキリスト教関連歴文化遺産群ウェブサイト(おらしょ-こころ旅-)・おらしょ通信(vol-343)
より(毎週月曜日更新)
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