1638年4月12日(陽歴)に沈静化された島原・天草一揆の後、徳川幕府はこの事件を重く受け止めて、キリスト教布教を伴うポルトガルとの貿易を止めてオランダとの貿易に一本化するなどのキリシタン対策等色々と講じている。それに伴って大村藩は徹底したキリシタン取締りを強化している。その為に大村領内ではキリシタンは一人も居ないと思われたが20年経った1657年に、郡村(こおりむら)をはじめ郡川流域で次々とキリシタンが発覚して総勢603人が逮捕される事件が起きた。この事件は「群崩れ」と呼ばれているが、逮捕者の内406人が斬首の刑に処せられている。尚、崩れとは大掛かりなキリシタン検挙で集落が破壊されることから「くずれ」と呼ばれおり、禁教令が解除される1873年までに各地で多数発生している。
掲載の写真は郡川流域の萱瀬村(現在の萱瀬ダム周辺)を撮影した作品である。
- 撮影日時:平成26年(2014年)11月21日 午前11時
撮影場所:大村市中岳町 - 撮影者:池田勉
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長崎と天草地方のキリスト教関連歴文化遺産群ウェブサイト(おらしょ-こころ旅-)・フォト巡礼
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