19日未明から朝にかけて本県に接近した大型で非常に強い台風第14号について、県内に発令された各種警報は、19日(月)18時29分に全て解除されました。
現時点において、この台風により、県内全域が暴風域に入り、数名が強風に煽られ転倒するなど軽傷を負われたほか、住家の一部が損壊するなど、複数の被害が発生しています。
また、最大で約4万7千戸が停電し、486箇所の避難所が開設され、8,481世帯、14,499名の皆様が避難されるなど、県民生活に多大な影響を及ぼしました。
被害に遭われました県民の皆様に対しまして、心からお見舞い申し上げますとともに、怪我をされた皆様におかれましては、一日も早い回復をお祈り申し上げます。
県におきましては、台風の影響が生じる前の9月17日(土)18時に災害対策本部を設置し、情報の収集と共有を図りながら、台風対策にあたってまいりました。
この間、長崎地方気象台をはじめ、陸上自衛隊、航空自衛隊、海上自衛隊、九州地方整備局、九州運輸局、九州農政局、九州電力の各機関におかれましては、県災害対策本部にリエゾンを派遣いただき、災害対応にご協力をいただきましたことに対しまして、厚くお礼申し上げます。
そして、県民の皆様が、それぞれ早期の避難など安全確保に努めていただいたこと及び報道機関の皆様が適切な情報発信を行っていただいたことにより、被害軽減につなげることができたと認識しております。皆様方に改めまして感謝申し上げます。
県としましても、引き続き被害状況を調査・把握するとともに、関係機関と連携して、早期の復旧復興に努めてまいりたいと考えております。また、今後におきましても、県民の皆様の安全安心な暮らしを守るため、日頃から関係機関との連携を図るなど有事の即応体制の整備に努め、災害対策に取り組んでまいります。
長崎県知事 大石 賢吾