直近1週間(7/12~7/18)の感染状況
家庭内感染と学校で全体の7割超を占める |
学校と児童福祉施設で全体の6割を占める |
年代別の感染者発生状況(前週比)
ほとんどの年代で感染者数が増加し、前週比1.5倍
60代以上も約1.5倍に増加
60代以上の新規感染者数の推移(日ごと)
新規感染者の増加に伴い、60代以上の新規感染者も増加
入院者の年齢構成
入院者の約8割を60代以上の高齢者が占めている
入院率の推移
1月以降、入院率は減少しているが、依然として60代以上の入院率が高い状況
新規入院患者のコロナ重症度割合の比較
中等症の割合が前2週間と比較して10ポイント以上増加
新型コロナウイルス感染症にかかる医療の現状
-
重症化率が低いとされるオミクロン株でも、60歳以上では季節性インフルエンザと比べると全国で約3倍(本県は同程度)重症化リスクが高まる
新規感染者の急増により、高齢者世代の重症者の増加が見込まれる
一般診療の制限状況
コロナ患者受入医療機関における診療等の制限は増加傾向
重症化リスクのある自宅療養者への健康観察等の継続
無料検査について
-
感染に不安を感じる県民の皆様への無料検査を延長予定
期間 | 令和4年1月7日(金曜日)から令和4年8月31日(水曜日) |
---|---|
対象 | 感染不安を感じる無症状の県内在住者 ※濃厚接触者の方は対象外 |
その他 |
無料検査は原則予約制とします |
※受検の際は事前に検査場所にご連絡願います。
|
長崎県 | 長崎駅近く、佐世保駅前、長崎空港の3拠点で実施中 |
---|
県の医療体制における取り組み
1 効率的な病床の運用に向けた関係者への協力依頼
病状に即した療養体制の徹底
自宅療養者への対応
|
2 高齢者施設における感染者発生に備えた事前準備の徹底
施設内での療養に備えた体制の構築
施設においてクラスターが発生した際、必要に応じて県内全域型CovMATを派遣し、医療支援を実施 |
3 更なる病床の確保に向けた医療機関への協力依頼
コロナ病床のさらなる拡充
|
診療・検査体制の充実
発熱等有症状者が検査・診断可能な診療・検査医療機関を自ら検索できるようマップ化しました(7月20日(水)から運用開始中)
ワクチン接種の推進
3回目接種の状況
- 接種回数:877,818回 接種率:65.7%(全国平均:62.3%)(7月18日時点)
|
4回目接種について
- 3回目接種から5ヶ月以上経過した次の方が対象となります
60歳以上の方 |
市町から接種券が順次発送されますので、接種券が届きましたら早めの接種をお願いします |
---|---|
18歳から59歳で |
接種を希望する場合、市町に接種券発行の申請が必要な場合があります。 詳しくはお住まいの市町へご確認ください |
新規感染者数・病床使用率の推移
感染段階レベル
- 判断指標である病床使用率は、県全体で35%を超過しており、また、医療圏別に見ても長崎、佐世保・県北、県南の各医療圏において、35%超過が継続
-
新規感染者の増加傾向が続く中で、入院者の約8割を占める60歳以上の感染者も増加しており、今後も増加傾向で推移することが考えられる
7月21日から県内の感染段階レベルを2-Ⅱに引き上げ
現在の感染状況を踏まえた県の考え方
-
7月に入り新規感染者が急速に増加しており、7月20日、21日と2日続けて過去最多となる感染者が確認される中、レベル判断の指標である病床使用率も上昇し、県全体でレベル2-Ⅱの水準である35%を超過しました。
-
本県では、これまでも医療や福祉などの機能が維持できる範囲であれば、コロナと共生し、可能な限り社会経済活動を継続していく方針をお示ししてきたところであり、国の方針も踏まえ、社会経済活動を継続してまいります。
- 一方で、今後の感染拡大により、例えば、病床が更にひっ迫し、一般医療が維持できなくなるような場合については、行動制限等も視野に入れつつ、検討を進めてまいります。
感染対策のポイント
- 全国的に感染が拡大する中、本県でも週平均で1日あたり900人近くの新規感染者が確認されており、感染リスクが非常に高まっています。
- これから夏休みを迎えるにあたり、普段会わない人との交流機会が増加します。そうした楽しい時間を安心してお過ごしいただくためにも、そのような機会には感染防止対策に細心の注意が必要です。
①会話時のマスク着用や三密回避、手指消毒などの基本的な感染防止対策の徹底をお願いします |
②熱中症対策には冷房を適切に使用することが重要ですが、その際にも空気の通りを意識したこまめな換気を |
③会食の際は、認証店を利用し、マスク会食や密にならない工夫など、感染対策の徹底をお願いします⇒ 認証店においては、認証基準の再確認をお願いします。 |
④高齢者や基礎疾患をお持ちの方、またこうした方と日常的に接する方は、感染対策を徹底するとともに、感染リスクの高い場面等は避けていただくようお願いします |
⑤夏休み等の帰省時に高齢者や基礎疾患をお持ちの方と会われる際は、事前に検査による陰性確認やワクチン接種をお願いします |
⑥自らの健康や家族・仲間などの大切な人を守るため、ワクチン接種へのご協力をお願いします |
⑦体調が少しでも悪いときは、外出・ 登校・登園を控え、すぐに医療機関に電話で相談を |
本県における感染防止対策について
医療機関の皆さまへ
総力をあげて地域医療を守るため
- 診療・検査医療機関へのさらなる登録(※1)および登録医療機関名の公表(※2)にご協力をお願いします
(※1)診療・検査医療機関登録率 長崎県 33% 九州 40.8%
(※2)うち公表している医療機関の割合 長崎県 87.7% -
健康観察等の保健医療対応に迅速につなぐため、発生届のハーシス入力をお願いします
-
在宅療養中(自宅、施設等)の高齢者等の入院受入れに対応する医療機関を増やすため、全ての病院(※3)においてコロナ病床2床以上の確保についてご協力をお願いします
(※3)県内全122病院(精神科単科病院を除く)のうち、すでにコロナ病床を確保いただいている45病院以外の77病院
[病院の定義:20床以上の医療機関]
高齢者施設の皆様へ
より緊急度の高い患者の入院医療確保のために
- 高齢者施設等に入所している感染者であっても、病状により入院不要であれば、原則、施設内療養となります
⇒ 病状悪化時は速やかに医療につなぐ - 入院治療により病状が軽快した際は、コロナ療養解除前であっても入所者の早期退院についてご理解とご協力をお願いします
-
感染者の施設内療養に備えた事前の取組をお願いします
【高齢者施設の具体的な取組例】
・嘱託医等に相談し、診療できる医師を確保
・発生時の連絡・報告フローや対応方針の確認
・ゾーニングや防護具着用に関しての訓練
・入所者や家族に対し、原則、施設内療養となることの事前伝達
県民の皆さまへ
医療危機を招かないために ~今後の対応とお願い~
- 入院患者の急激な増加に加え、医療スタッフの感染により、コロナ感染者だけでなく一般医療への更なる影響が危惧されます
-
こうした状況を踏まえ、今後は、軽症・無症状であれば、原則、入院以外(宿泊療養・自宅・施設等)での療養としますので、県民の皆様のご理解とご協力をお願いします
-
基本的な感染防止対策を更に徹底いただくとともに、重症化予防のためにもワクチン接種へのご協力をお願いします
-
保健所が、重症化リスクの高い自宅療養者の健康観察等の必要な業務に適切に対応できるよう、以下についてお願いいたします
・濃厚接触者の特定に関する問い合わせはお控えください(ハイリスク施設・同居家族以外の濃厚接触者の特定は行っておりません)
・一般的な相談は長崎県受診・相談センターへお願いします
(電話が繋がらない場合は、保健所ではなく、時間をおいてから再度センターへおかけ直しください(24時間対応))
観光キャンペーンの取扱いについて
感染段階等の運用について
- 病床のひっ迫状況を県民の皆様に分かりやすくお示しすることにより、注意喚起を促し、感染防止対策を徹底していただくため、各医療圏域の病床使用率を可視化
-
感染段階が高まってきた状況を踏まえ、今後、「感染段階レベル」の判断について、“地域ごと”としている運用の考え方を整理
会見資料
本県における感染防止対策について(令和4年7月21日記者会見)[PDFファイル/2MB]
このページの掲載元
- 地域保健推進課
- 郵便番号 850-8570
長崎県長崎市尾上町3番1号 - 電話番号 095-895-2466
- ファックス番号 095-895-2577