感染症発生状況

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感染症情報速報最新版

※感染症法に基づき収集した患者の発生状況について、週1回、週報を作成しています。

令和7年西彼保健所感染症情報(第30週)[PDFファイル/2MB]

 ※第30週:7月21日から7月27日
 ※定点当り報告数:1医療機関が1週間で何人の患者を診断したかを表しています。(1医療機関当りの平均報告数)

トピックス・季節情報

  • 84日は、はしか予防の日です
    *国立感染症研究所では「8月4日を、はしか予防の日」と定めて、予防啓発をすすめています。

    日本は2015年3月27日に、世界保健機関(WHO)から麻しん(はしか)の排除が認定されました。しかし、海外には麻しんが流行している国がまだ多く残っており、渡航先で感染し、帰国後発症する人が相次いでいます。

     麻しんは感染力が強く空気感染もするので、手洗い、マスクのみで予防はできません

      麻しんの予防接種が最も有効な予防法といえます。また、麻しんの患者に接触した場合、72時間以内に麻しんワクチンの接種をすることで、麻しんの発症を予防できる可能性があります。接触後5、6日以内であれば、γ-グロブリンの注射で発症を抑えることができる可能性がありますが、妊婦等の免疫抑制状態にある者などで、接種不適応者に対して投与が行われます。詳しくは、かかりつけの医師とご相談ください。

    ※海外旅行を計画している方で、これまで麻しんにかかったことが明らかでなく、麻しんのワクチンを2回接種していない方は、渡航前に麻しん風しん混合ワクチン(MRワクチン)の接種を検討してください。 

     

  • 突発性発しんが急増しています

     突発性発しんとは、乳児期に罹患することが多く、突然の高熱と解熱前後の発疹を特徴とするウイルス感染症です。

     5歳以上はまれで、2から3 歳頃までにほとんどの小児が抗体陽性となります。初感染時の潜伏期は、約10日と推定されています。予後は一般的に良好ですが、稀に熱性けいれん、脳炎等をはじめとする中枢神経合併症を併発したり、劇症肝炎、血小板減少性紫斑病など重篤な合併症をおこすことがあります。

   主要な感染経路は既感染成人からの水平感染と考えられており、唾液や鼻汁中に排泄されたウイルスが経口的あるいは経気道(飛沫)的に感染
  すると考えられています。
   特別な予防法や予防接種はありませんので一般的な感染症対策(タオルの共用等を避ける、手指衛生の励行、マスクの着用等)を行いましょ
  う。

 

その他
   ◇国内外で麻しんの報告があっています。麻しん排除を達成している英国や米国でアウトブレイクが確認されています。国内への輸入例の発
    生や輸入例からのアウトブレイクが懸念されます。
     流行国へ旅行・出張を予定されている方、医療や児童福祉及び学校関係者は、母子手帳での予防接種歴を確認し、予防接種歴や明らかな
    罹患歴がない場合は、予防接種を検討してください(予防接種等は自己負担になります)。
     定期接種対象(1歳児、小学校入学前1年間の幼児)のご家族は、決められた期間での接種を計画してください(期間中は公費助成があり
    ます)
    麻しんの詳しい情報はこちらをご確認ください。麻しん対策 | 長崎県 (pref.nagasaki.jp)
    
    ◇世界でデング熱の大流行が起きています。流行国に行く際は、蚊に刺されないよう注意してください。
    医療機関におかれましては、デング熱が疑われる症例を診察された際は、保健所へ連絡をお願いします。
    0908_デング熱注意喚起[PDFファイル/410KB]

 

過去5週分掲載(西彼保健所感染症発生状況(週報))

このページの掲載元

  • 西彼保健所 地域保健課
  • 郵便番号 852-8061 
    長崎市滑石1丁目9番5号
  • 電話番号  【健康対策班】095-856-5059 【保健福祉班】095-856-5159
  • ファックス番号 095-857-6663