知事への提案[令和5年度 土木]

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  令和5年度(2023年度)にお寄せいただいた「知事への提案」のうち、「土木」に分類されるものを紹介しています。
 ご提案の内容については、趣旨が変わらない範囲で要約することがあります。

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目次

芒塚インターチェンジから長崎インターチェンジへの通行について

意見・提案
内容等

 芒塚ICを長崎IC方面に通行が可能なように改良してほしい。
 東長崎方面と長崎市街を結ぶ道路は日見峠経由の国道34号線に限られるため、ここに交通が集中し朝夕は新大工~馬町近辺の渋滞が慢性化しています。
 電停を移設し馬町交差点の車線数を一本増やす改良を予定されていますが、それのみで渋滞が解消されるかは疑問符がつきますし、国道34号一本に頼りきりの構造は変わらず、事故等で国道34号が車線規制・通行止めになった場合に大きな混乱が生じる状態は解消されません。
 芒塚ICから長崎IC側に通行ができるようになれば、出島道路や長崎南環状線経由で日見峠を通らずに東長崎から市中心部および南部へ至ることができ、渋滞の解消およびリダンダンシーの確保が期待できます。是非ともご検討をお願い致します。

受付日:2023年12月16日[県内 20代]

県の回答

【回答課:道路建設課】
 ご提案いただきました「芒塚ICを長崎IC方面に通行が可能なように改良してほしい。」につきまして、長崎自動車道を管理するNEXCO西日本に確認したところ、下記のとおり回答をいただきました。

 「長崎自動車道における長崎芒塚ICは、高速道路建設時にも同様の意見を頂いた経緯はございますが、芒塚日見地区の狭隘な谷地形にインターチェンジを設けること及び長崎側には直近にトンネル(長崎トンネル)、諫早側には長大橋(日見夢大橋)とトンネル(中尾トンネル)があり、地形的及び道路構造的に困難であることから、インターチェンジのフル化(両方向への走行可)は難しいことを地元に説明を行い、現在の諫早方面のみ通行可能なハーフインターチェンジ構造となっております。
 何卒ご理解の程よろしくお願いします。」

 県としましては、物流・人流を支える道路ネットワークである高規格道路の重点的な整備、また県民生活に密着した道路の整備・維持管理の計画的な実施に引き続き取り組んでまいりますので、ご理解・ご協力いただきますようよろしくお願いします。

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大村湾を横断する架橋について

意見・提案
内容等

 大村湾に橋をかけてください。
 長崎空港から反対側へ向けて片側二車線の橋をかければ、大村または反対側にあるバイオパーク等の経済効果があると思います。
 また反対側から空港へ向けて来る人も楽になるし、交通の便が良くなると思います。

受付日:2023年8月17日[県内 20代]

県の回答

【回答課:道路建設課】
 ご提案の「大村湾を横断する架橋」については、交通の利便性向上や交流人口の増加など、地域活性化につながる可能性を秘めた構想の一つであると考えておりますが、その建設には多額の費用や高度な技術を要することから、現時点では困難と考えております。
 大村湾を取り巻く道路整備については、西彼杵道路や東彼杵道路などによる高速交通ネットワークを計画しているところです。
 県といたしましては、引き続き、現在計画している高規格道路の整備を重点的に整備してまいりますので、ご理解いただきますようお願いいたします。

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県立百花台公園のドッグランについて

意見・提案
内容等

 雲仙市の県立百花台公園にドッグランがありますが、柵の下部に抜け穴があるようで、利用するたびに犬が脱走します。せっかくの良い環境なので、利用したいのですが、先日は3時間半捜索して、アップルエアタグのおかげで、見つける事ができました。でも、犬は脱走中に足4本とも肉球の皮が剥けるケガをおってしまいました。
 最近は、公園等で犬を遊ばせる時は、必ずリードをするように!と回覧板が回ってくる時代です。
 せっかくの県立の施設なので、整備をお願いします。

受付日:2023年7月8日[県内 50代]

県の回答

【回答課:都市政策課】
 このたびは、本公園のドッグラン場をご利用いただいた際にお連れになった犬が、柵の下部の抜け穴から脱走し、怪我も負っておられたとのこと、大変申し訳なく思っております。
 百花台公園のドッグラン施設については、以前、ゲートボール場として県が整備した施設ですが、他の施設から離れていることもあり利用者が少なかったことから、指定管理者が有料施設としての利用を見据えた試行としてドッグランとして令和2年度に整備し、運用しているものです。
 整備にあたり、出入口の二重ドア化や柵の下の隙間を塞ぐためにネットを設置するなど、犬の脱走防止のための対策を行った上でドッグラン施設を運用しており、これまでのところ、犬が脱走したというお話は伺っていなかったところです。
 ご指摘を受けて今回調査したところ、フェンスの老朽化や設置したネットの下の土を犬が掘った跡が見受けられましたので、今後、柵周辺の草刈りをした上で、柵の破れや抜け穴等を詳細に点検を行い、犬の脱走防止のための対策を行ってまいります。
 ご理解のほど、何卒よろしくお願いいたします。

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石木ダムについて

意見・提案
内容等

 石木ダム建設を中止していただきたい。
 県外在住ですが、家族で現地を訪れて住民の皆さんと交流したことがあります。大切な暮らしとコミュニティを維持すべきです。
 建設を進めた場合、前例となるため決して他人事ではないと感じています。

受付日:2023年4月11日 [県外]

県の回答

【回答課:河川課】
 お問い合わせのありました「石木ダム建設事業」について、本県の考えを説明させていただきます。
 石木ダムは、川棚川の洪水被害の軽減と佐世保市の安定的な水源の確保を目的として、昭和50年度から事業に着手しております。
 川棚町は、戦後4回も大雨による洪水被害に見舞われており、このうち、平成2年7月の梅雨前線豪雨では、床上・床下浸水合わせて384戸の甚大な被害が発生しました。こうした状況を踏まえ、川棚川では、河川改修とダム建設により、概ね100年に一度の雨による洪水に備える計画としております。
 また、佐世保市は、安定して取水できる水源に乏しいことから、昭和50年以降、断水や減圧給水を伴う給水制限を4度にわたり実施しているなど、渇水の危機に瀕する事態が度々起こっており、渇水による市民生活等への大きな影響が出ないようにするため、石木ダムの建設により日量4万トンの水源を確保する計画となっております。
 石木ダムの必要性については、これまでに説明会やダム検証、公開質問状への対応などを通して、繰り返し丁寧に説明してまいりましたが、そのようななか、事業に反対される方々は、石木ダムの必要性はないとして事業認定取消訴訟を提起されました。
 この訴訟については、令和2年10月、最高裁判所において、上告を棄却し、上告審として受理しない旨の決定がなされ、福岡高等裁判所における請求棄却の判決が確定し、事業の公益上の必要性が司法の場においても認められる結果となっております。
 石木ダム建設においては、これまで、移転対象となる家屋のうち約8割の皆様から、ダム建設を前提に、用地のご提供という形でご協力いただいているところであり、未だご協力をいただけていない方々におかれましても、故郷に対するお気持ちを強く持たれているということは、十分に理解しております。
 そのため、県は、地域の皆様の大切な土地をお譲りいただくために、正当な補償をはじめ、生活再建対策として、ダム予定地の1.5キロメートル下流の比較的近接した場所に代替宅地を造成しており、コミュニティの維持についても配慮を行ってまいりました。
 今後も、地域の皆様のお気持ちを踏まえながら、石木ダム周辺にある虚空蔵山や日向の棚田、岩屋権現などを生かした地域づくりを進めることとしており、現在、地元のお祭りやスポーツ・イベントに利用できる広場や、ホタルなどの水生生物とも触れ合える親水施設の整備などを検討しているところであり、地域全体が活性化するよう、地域の皆様とともに取り組んでまいります。
 地形的な特徴から急流河川が多い本県は、過去に長崎大水害や諫早大水害といった水害に見舞われてきた一方、昭和40年代の長崎砂漠とよばれた渇水や平成6、7年の大渇水など、多くの自然災害を経験してきました。
 こうした経験を持つ本県としては、地域にお住まいの皆さま方の安全・安心の確保が行政の責務であると考え、石木ダムの早期完成に向け事業を進めているものでありますので、ご理解いただきますようお願いいたします。

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